オーストラリアのパーフェクトワイン、ワイン・アドヴォケイト100点のグランジ2008ヴィンテージに小売業者間での価格戦争が勃発しているのだそうだ。
シドニー・モーニング・ヘラルドによれば、オーストラリアの小売市場で、完璧で偉大なオーストラリアワインであるペンフォールド・グランジ2008年ヴィンテージの値引販売競争が勃発しイギリスにまで飛び火しているとのこと。
アメリカの大手スーパーマーケット・チェーンであるコストコがグランジ2008にメーカー希望小売価格よりも大幅に安い販売価格を付けたことから、オーストラリアの酒類小売チェーンのダン・マーフィーがそれに対抗してさらに安値での販売をしかけたようだ。
メーカー希望小売価格はAU$785だが、ダン・マーフィーはコストコに対抗し小売価格をAU$669からAU$645に下げ、コストコもその値下げに追随して同水準まで値下げした。
シドニーでワインショップを運営するケムニィーズも追随、販売価格をAU$645へ値下げ。その流れはイギリスへも飛び火、イギリスのワイン商もコストコやダン・マーフィーに販売価格を合わせた。
グランジ2008年ヴィンテージは1976年ヴィンテージ以降では初めて100点を獲得したワイン。あたりまえですが評価は高く”奇跡的に素晴らしい”と呼ばれる。熟成も20~30年はまったく問題ないと言われるほど。
この先、ほぼ間違いなく味わいの素晴らしさを増し、その希少価値は高まり、価値は上昇すると考えられます。しかし、そんなことは既に分かり切っている事なのですが、小売業の立場としては取っておいても仕方がないわけですね。小売業者は販売してナンボなんですよね!
それでも偉大すぎるほど偉大な1976年ヴィンテージ以来の100点のグランジです!
ワイン業界のミセス・ワタナベ(マダム・ワタナベか!?)には願ってもない機会の到来と言えます。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
カテゴリー:ワイン