「エリック・ド・シュルマン」昔ながらの製法にこだわる

 

 

ブルゴーニュの名門ドメーヌから来日された5人の女性ヴィニュロンヌの3人目は、ブルゴーニュのモンテル―の生産者。

正直あまり聞かない生産地名ではありますが、ムルソー、ヴォルネイ、オーセイデュレスなど近辺であり、素晴らしい産地のひとつであることは間違いありません。

モンテリーらしい赤ワインとはチャーミングな果実味に緻密なタンニンとピュアな酸味を伴うのだとか。また、リュリーの白ワインもバランスのとれたやわらかな果実味が素直に心地よい味わい。

 

 

 

 

 

 

<酒倶楽部ステップ ワイン担当と エリック・ド・シュルマンのドミニク・ド・シュルマンさん>

エリック・ド・シュルマンではプルミエ・クリュのモンテリー、リュリーを筆頭に村名のモンテリーなどを生産されております。

大切にしていることはシンプルにその年のブドウに対応すること。あまり手を加えない素直なワインにすること。

ビオディナミ農法で収穫されたブドウは、昔ながらの伝統製法でワインにされます。

赤ワインは木桶発酵、大樽熟成。木桶醗酵にこだわりを持ち、自生酵母が住みつきやすいのがその理由。市販の培養酵母に頼る必要はまったくないのだとか。

ドミニクさんのもっともおススメしたいワインはプルミエ・クリュのモンテリー・シュル・ラ・ヴェル。ヴォルネイの隣に位置する3ヘクタールの畑の、樹齢25年~60年の樹から収穫されたブドウを使います。ピノ・ノワールには最適な環境の畑なのだとか。

2016年と2017年はこの40年のなかで最低と最高を経験。2016年に出来たワインはわずかに16樽。対して2017年では192樽のワインが出来ました。

他のドメーヌと同じように2016年は少ない生産量ながら、ふくよかで、アロマティック、ハッキリとした風味の非常に余韻の長い味わいに。

2017年はエレガントでミネラリティがあり、全てが素晴らしいワインが出来上がったとのこと。

 

 

 

 

 

 

<エリック・ド・シュルマン モンテリー 1er クリュ シュル・ラ・ヴェル2011 と 平すずき桜燻製ロースト>

エレガントでストラクチャーのしっかりとした、かなりの熟成ポテンシャルを感じさせる味わい。この先15年ぐらいは問題なくその潜在能力を楽しめそうです。

エリック・ド・シュルマンでは人気シェフにお願いして、自身のドメーヌのワインに合う料理をつくってもらったことがあるのだそうです。

それは、オルソルッコと呼ばれる仔牛肉を白ワインや野菜と弱火で煮込んだイタリア料理。最後に削ったレモンの皮を振りかけるのがポイント。

合わせるワインは熟成感ある1982年のピノ・ノワールがおススメ。きめが細かく、なめらかで重すぎない味わいが料理に合うようです。

グランクリュやプルミエクリュの畑には明らかな大地のパワーがあるのだそうです。熟成によるポテンシャルを引き出さないともったいないと言うことでしょうか。

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