「トライーニ」新たなスーパータスカンか

 

 

 

ワイン業界のドキュメント映画では、どちらかといえば、ややヒール役として登場することが多いような気がする、世界で最も有名なワイン・コンサルタントのミシェル・ロランさん。

なぜヒール役かと言えば、今のワイン業界で最も影響力の強いワイン評論家である、ロバート・パーカーJrさん好みのワインをつくり出すため。

ワインの素晴らしさを、画一的にしているのではないか、とかなんとか・・・・・。

しかし、実際にミッシェル・ロランさんの手がけられたワインの飲めば、流石に世界一のワイン・コンサルタントです、ホントに素晴らしい!

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【トライーニ アル・パッソ と キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ】

サンジョヴェーゼ種のワインには、ほんとうに色んなスタイルがあるなと、試飲会に行くたびに驚かされます。

「トライーニ」のスタンダード・クラスとみられる「アル・パッソ」は、サンジョベーゼ85%、メルロー15%の、サンジョベーゼ主体のワインながら、印象としては、メルローかシラーあたりの上質なワインを飲んでいるかのよう。

濃いルビー色の、深みのあるブラック・チェリー系の味わいはお見事。「この価格で、この味わい」みたいな視点でも、素晴らしくお得感のあるワインだと思います。

 

オーナーのピエール・ルイジ・トライーニさんは、イタリアのワイン業界で、ちょっとした有名人なのだそうです。

トスカーナの貧しい家に生まれたピエールさんは、カナダで最も大きな運送業者となり、大成功された人物。

「貴族のようにワインを造りたい」との小さいころからの夢を実現するため、1998年にトスカーナへ戻り、キャンティ・クラシコの南部、カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区に畑を買い、醸造所を設立したのです。

そして、コンサルタントには、シンデレラ・ワイン請負人とも呼ばれるミッシェル・ロランさんを起用しました。

 

情熱、技術、資本と、今のワイン業界の王道を行くワインなのかも知れませんね。

 

 

 

 

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