「オルトレポー・パヴェーゼ」はなぜアンダーバリューなのか

 

 

「オルトレポー・パヴェ―ゼ保護協会テイスティング・セミナー」に参加させていただきました。

オルトレポー・パヴェーゼは、ひとつのDOCG、たくさんのDOC、ひとつのIGT(イタリアワインの格付け)のワインを生産している北イタリア・ロンバルディア州の産地です。

 

 

 

 

 

 

ハッキリ言ってマイナーなワイン産地であるオルトレポー・パヴェーゼのワインの魅力は、なんといっても近所にある銘醸地のブランド力に埋もれていることによるお得感でしょう。

過小評価されているのです。

イタリアワインの銘醸地であるピエモンテやロンバルディアにある有力ブランドワインの、原材料の供給地なのです。

ワイン産地として恵まれた環境の地域であり、オルトレポーではロンバルディア全体の62%のワインが造られているのだとか。世界的に有名なワイン産地と同じ北緯45度に位置しています。

また、イタリアのぶどう栽培の故郷であり、ワイン造りの歴史の古い地域でもあります。

紀元40年には、この地を通った古代ローマの兵隊が「おいしいワインと歓迎する人々、そしてとても大きな木樽」と記しているそうです。

13,500haのぶどう畑があり、ワイン生産社は1,700軒で、多くが中小の家族経営。協同組合の影響力が強く、生産されたブドウやワインの多くは、近所の有力ブランドワインの原材料となるのだとか。

また、ミラノから車で約30分の別荘地帯でもあり、ミラノの人は車にワイン用の容器を積んでオルトレポーに出向き、ワインを生産者から直接買い付けたりもするのだとか。

もっとも注目したいのは、イタリアで最も多くピノ・ネロ(ピノ・ノワール)を生産している地域であることでしょう。

ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)が良く熟す地域であるため、ピノ・ネロ100%のスプマンテは魅力ある味わい。特にスキンコンタクトだけのロゼ・スプマンテは素晴らしい味わいです。

そして、赤ワインはブルゴーニュに負けないほど素晴らしい。価格を考慮すればほんとうに素晴らしいのです。

しっかりとしたストラクチャーを持ち、ブルゴーニュに比べて濃い色合いが特徴でしょうか。長期熟成にも十分に耐える印象です。

次回はピノ・ネロ(イタリアのピノ・ノワール)の魅力について書きたいと思います。

 

にほんブログ村 酒ブログへ
ページ
トップ