フランスワイン2014年収穫は順調、でも在庫水準は引き続き厳しい!

ワイン専門の情報サイト「ワイン・サーチャー」にフランス・ワイン2014年ヴィンテージの収穫直前予想が掲載されておりました。

2012年、2013年と2年連続した厳しい年に続く2014年、干ばつや雹の被害にもかかわらず平均値よりも収穫量はやや多いとのこと。しかし、だからと言って現在の厳しい低在庫水準の状況は改善しにくく、したがってバルク・ワインなどの価格も下がりにくいとのことだ。

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【写真はジャン・クロード・ラパリュさんの収穫時】

フランス当局の統計によれば、2014年フランスのワイン用ブドウの収穫量はここ5年間の平均よりも3%ほど多くなる見込み。2012年、2013年は悪天候による開花不順などの影響があったが、今年は標準に近かったとのこと。

雹を伴う嵐は特にラングードック、ルーションやボジョレーを含むブルゴーニュに被害を与えたが、その後の雨により特にブルゴーニュなどは回復したようだ。

ボルドーの生育は順調で当局は収穫予想を上方修正。シャンパーニュの収穫量もここ5年間の平均に比べ20%ほど多くなると予想されている。

しかし、ラングードックとルーションに限っては、雹を伴う嵐の被害と、その後の干ばつの影響で収穫量はここ5年間の平均を10%ほど下回るとみられる。中には干ばつの影響が厳しく15%~20%も収穫量を落とす生産者もあるとのことだ。

フランスワインの生産量の増加はフランスワインの競争力を取り戻す助けにはなるようだが、だからと言って現在の厳しい低在庫水準が改善されることには繋がらず、10年前の在庫水準よりも低い状況はまだ続くようだ。

ここ数年フランスワインの輸出は減少している。

 

 

 

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