ワインの飲みごろはいつ? それは10年後!?

お客様から

「ワインの飲みごろって いつ?」

という質問をよく 受けます。

ワインは 古ければ古いほど 良いと 思われている方も多く

「やはり 飲みごろが あるんですよ~。」

とお答えします。

でも その「飲みごろ」って いつなんでしょう?

そんな 疑問に 一つのアンサーを出している 造り手のワインを

今日は ご紹介しましょう。

2010年にフランスのワインワイン雑誌 「ル・ヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス」でマルクパスケ

10年経った 2000年ヴィンテージの ボルドーワインの比較試飲が

あったそうです。

194本のワインのなかで 「今 飲んでおいしいベスト5」の一つに

選ばれたワイン。

それが 今日 ご紹介する

「シャトー モンデジール ガザン ブライ」です。

この シャトーは、パリで写真家として活躍していた マルク・パスケが

1990年に立ちあげた 比較的新しいワイナリー。

けれども 20年経った今 彼の造るワインは

ミシュランの星付きレストランに オン・リストされるなど

フランス国内で非常に人気が高く、

評判がうなぎ昇り!なのです。

そんな マルク・パスケの ワインの熟成期間についてのコメントが下記。

↓  ↓  ↓  ↓  ↓

「果実の美味しさを楽しむなら10年の熟成くらいがちょうどよいと考えている。マルクパスケと畑

それ以上たつと、何か別のものになってしまう。

ワインに何を期待するかによるが、

自分の場合は 『果実味があること』。

それは 10年がリミットだと思う。

10年までは 良いティスターならば そのワインが

『モンデジール ガザン』 だと 判別できるが それ以上だと 難しい。

ワインは 古くなると みんな似てくるので 判別しづらくなる。」

 

という もの。

もちろん そんなコンセプトで ワイン造りを 彼がしているから

10年後 まさに 美味しく飲めるとも 言えますが・・・。

10年以上 経てたから 美味しさの ピークがくるワインもあるかと

思いますし、 2~3年後に ピークが来てしますワインもあるでしょう。

いずれにしても 造り手の思いが ワインに表れてくるとも

言えますね。

 

この シャトー・モンデジール・ガザンは 

フランスのボルドー地方のブライに位置し

ボルドーには珍しく オーガニック栽培に取り組んでいます。

良く手入れされた畑には 昆虫達が飛びかい、

近くの森に住む鳥達が 葡萄に害のある虫を食べてくれるため

殺虫剤をまくことも少ないとか。畑

そして 醸造においても 葡萄についている天然酵母で 発酵。

流行の人為的醸造方法は使わず、

畑の個性が表れた 自然な味わいを追求しています。

ちなみに

ボルドーワイン委員会主催の 2012年バリューボルドーにも選ばれています。

その冊子のティスティングコメントは

「~エネルギーに満ち溢れたアスリートのようなパワー~

濃厚なダークチェリーの色合い。樹皮のような香りに、黒胡椒、エスプレッソのスパイーシーさも。

タンニンはアグレッシブで、噛みしめるような味わい。

肉厚でふくよか。骨太な酸味と筋肉質な果実味を持ったアスリート的ワイン。」

これは 2009年ヴィンテージについてのコメントです。

2019年に この 2009年をティスティングしたら 

コメントは変るかもしれませんね。

 

今 当店で在庫しているものは 2008年。ガザン

次回の仕入れから 2009年。

2019年にこのヴィンテージを 手に入れるのは難しいですので

ぜひ ご自宅で寝かしてみてくださいね。

今日、ご紹介したワイン

「シャトー・モンデジール・ガザン AOC ブライ 2008」  3000円(税込)

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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