“燗酒”に関する記事一覧

「惣誉 生酛仕込 特別純米」お燗が料理を引き立てる

 

 

お燗が恋しい季節です。

燗酒の素晴らしいところは体を温めるだけでなく、料理の味を引き立てたり、飲み過ぎを抑えたりすること。

特に日本酒の自然派製法とも呼べる、伝統的製法の生酛で仕込まれた酒は、温めるとなんともこの時期にはしみじみとうまいからたまりません。

そんなお燗におススメしたい生酛仕込み純米酒のご紹介です。

 

 

 

 

 

 

【惣誉(そうほまれ)生酛仕込(きもとしこみ) 特別純米】1800ml  720ml

原料米:兵庫県東条、吉川産(特A地区)山田錦

著名酒造メーカー社長さん曰く、

「燗酒はどんな料理にも合いますが、温かい酒には煮物や鍋物など温かい料理を合わせるのが基本です。味の濃い、油脂を含んだ料理のおいしさを引き立て、口中をさっぱり洗う効果が燗酒にはあります。」

「和食だけでなく洋食でもいけます。例えば、デミグラスソースを使ったハンバーグには上燗(45度前後)か熱燗(50度前後)にした生酛系の純米酒が案外、赤ワインより合います。」

「ミラノ国際博覧会で、魚介類を煮込んだイタリア料理、アクアパッツアとともに燗酒を提供した際は、地元の人たちに『こんなにおいしいイタリアンは初めて』と絶賛していただきました。」

「マッチングが良ければ酒と料理の両方の味を高められます。」

 

・・・・たしかにデミグラスソースのハンバーグには、赤ワインよりも生酛の燗酒の方が合うんです。これはもう驚きのあるマリアージュでしょう。

生酛純米酒の燗酒は如何でしょうか?

 

 

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「普通酒・本醸造」・・・・再帰性理論は機能するのか?

 

 

先日ある集まりで、そのテーブルに置いてある300mlのボトルに入った生貯蔵酒を、「なんだかイマイチだな~」なんて思いながら飲んでたんです。

そしたら、隣りにいたおじさんが「燗酒」をたのんだ。それではと、一緒にお付き合いさせていただいたんです。

いわゆる地酒の普通酒の燗酒。

これがまた、なんともやわらかで、身体に馴染むような癒しのある味わいで、ウマい!

・・・・・そういえば、先日お客さんが「・・・・・日本酒の有名銘柄は、もうさんざん飲んだんだけど、今じゃもう飽きちゃって、もっぱら普通酒ばっかですよ・・・・・」なんて言ってたっけ。

ひょっとしたら、そこには日本酒の種類間における、歪んだバイアスが存在するのではないか?

などと思い至った次第です。

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【普通酒や本醸造酒】

たぶん純米、純米吟醸、純米大吟醸の日本酒が、いわゆるアル添してある日本酒よりも好まれる状況は、この先も続くでしょう。

それでも、今回おじさんと飲んだ「燗酒」の味わいは、「・・・・いまでは普通酒ばっかですよ~!」って言ってたお客さんの気持ちが良く理解できた気がした。

そもそもアル添してある日本酒は、身体に悪いと考えている人がいるからおかしい。

アル添に使う蒸留酒は甲類焼酎。

酒屋の目には、同じ大酒飲みでも、甲類焼酎ばかりの大酒飲みのは元気に見えるのです.

純米酒など米だけの酒を、甲類焼酎で割ったものは、糖分が少ない分、より健康的とも言えるかも知れません。

「普段は焼酎ばっかりなんだけど、こんな時だけ燗酒を飲むんだ」とおじさん。たまに飲む普通酒・本醸造酒はウマい。

 

東京23区唯一の酒蔵さんでは、普通酒ばかりが人気で品薄状態になってるのも分かるような気がします。

ウマいおでんに気取らない普通酒って、やっぱり魅力的ですね・・・・・これがフルーティな有名銘柄では・・・・・・(汗)

やっぱり、そこには人間のイメージを反映した、やや歪んだバイアスが存在するのでしょう・・・・・それならあえてアンダーバリューの酒を楽しむのもまた一興ではないでしょうか。

 

・・・・・・・話がやや分かりにくくてすみませんが、とにかく、たまに飲む普通酒はウマいという話でした(汗)

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燗酒と干物

最近ではワインと食べ物の相性の研究も進み、ワインに絶対に合わない食べ物として干物があるのだそうだ。

なんでも、魚介類に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)などの脂は酸化しやすく「過酸化脂質」に変わるのだそうで、その成分がワインに含まれる鉄分と絡むと臭みをもたらすようだ。

では、そんなワインには絶対に合わない干物と抜群の相性のアルコールってなに?

とくれば、やっぱりそれは燗酒でしょう!なにもわざわざ日本の伝統的食材をアテにワインを飲まなくても、伝統的な酒を、伝統的な方法で飲めば、それが最高に相性がよいわけですね。

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【燗酒の鑑評会で最高金賞の評価を得た清酒などの燗上がりする日本酒】

 焼いた干物といえば朝食に食べるイメージがあります。しかし飲んべーの一人としては、伊豆あたりからのお土産で頂戴するような美味しい干物を朝食に、それもお酒もなしでいただくのはあまりにももったいない気がするのです。

美味しい干物をいただくのなら、燗上がりする日本酒が必要でしょう!

たぶん日本酒はワインと違って、酸化した魚介類の脂の臭みみたいなものを消し去ってくれる効果があるのではないでしょうか。

また、キャビアにシャンパンを合わせる場合には、キャビアにサワークリームをつけないとシャンパンには合わないのだそうですが、ひょっとしたら、そのまんまのキャビアは日本酒と合うのかも知れませんね。

三寒四温と言いますが今日はまた本当に寒い。今晩あたりは、子供が朝食で残した干物でもアテにして、温かくつけたのをキューっと飲りますかな(笑)!

 

 

 

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「吉田屋治助」燗がうまい淡麗辛口の酒

ポカポカ陽気の今日は節分。

最近の家庭での節分は、「豆まきする日」というよりも「恵方巻を食べる日」の印象が強くなったような気がします。

伝統的な食べ方は、恵方と呼ばれる方角を向いて無言で一気に丸かじりするのだそうですが、「ほんとにそんな風に食べんの?」みたいな気もするわけで、家庭で伝統的な食べ方をする方は少ないような気もします。

それにアベノミクス効果なのか、今年は1本8千円ぐらいする恵方巻も登場したのだそうで、そんなのを伝統的な食べ方ではちょっともったいな過ぎるような気もするわけです。

たぶん、太巻きを食べるのと同じように輪切りにして、いわゆる普通に食べる家庭が多いのだと思います。でもちょっと特別なハレの日です。大人には恵方巻に合うお酒がないとさみしいですね。

話が長くなりましたが、恵方巻に合いそうなお酒の紹介です。「伝統的な恵方巻には、やっぱり伝統的な燗酒でしょう!」みたいなイメージもあり燗上がりする地酒のご紹介です。

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【吉田屋治助 特別本醸造】一升2400円外税、四合1200円外税

なんでもこの酒は雑誌「日経トレンディー」の「燗酒で飲みたい酒 本醸造5銘柄」に選ばれたお酒なのだそうです。

淡麗辛口ながら酸味によるストラクチャーのしっかりとした味わい。しっかりとした味わいを感じつつ、キレの良い淡麗辛口さが飲み飽きさせないお酒だと思います。

お刺身数種が入った恵方巻に、お醤油とわさび、それからゆっくりとぬる燗につけたお酒を用意して・・・・・オヤジ系節分の楽しみ方でしょうかね(笑)。

恵方巻に燗がうまい淡麗辛口の酒は如何でしょうか?

 

 

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「お燗酒」寒さが身に染みそうなこの週末に、しみじみと旨い!

しかし毎日寒いですね。

カナダやニューヨークは寒すぎで、オーストラリアでは暑すぎなのだそうですが、やっぱりこれは温暖化の影響なんでしょうか。日本でも恐ろしく気温が低下していて、雪が降り止まない地域があるようですね。

寒いのは確かにつらいことですが、それでも酒倶楽部ステップのある関東南部はかなり恵まれているようです。

先日、東北から来たお客様は、「寒さが厳しくて、毎日の雪かきが大変な地域と、そうでない地域で税率が同じなのはおかしい!」っておっしゃっておりましたが、それぐらいこの地域は恵まれているように見えるようです。

経済的には「北国の春」のようですが、北国の今年の冬の寒さは厳しいんですね。

そんなことで、埼玉あたりの冬の厳しさなんか なまっちょろい と言えるわけですが、それでも寒いのは辛い。そんな寒い時期に旨い酒と言えば、やや強引な話の流れではありますが、やっぱり「燗酒」でしょう。

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 しみじみと燗酒が旨い越後酒 【八一(やいち) 特別純米】

 「明日の土曜日の夜は用事があって出かけるから、夕食にはおでんを作っとくね!」と女房殿。

子供たちは勝手に先に食べるとして、・・・「この寒い時期に、あっつ熱のおでんをアテに、しみじみと旨い燗酒を楽しむのはいつでしょう?」・・・・「明日でしょう!」・・・・などと心の中でつぶやいて、ひとりニヤニヤしている次第。

でも、鬼の・・・・・・ではありませんから!(汗)

 日本酒には確かに「燗上がり」する酒があります。特に冬の寒い時期にはその「燗上がり」した旨さが、より鮮明に感じられるように思います。

温かくて、やわらかくて、ホッと身体から力が抜けるような あんど感があって、しみじみと旨い。

 寒さが身に染みそうなこの週末。おでんでもつっつきながら、燗酒でも飲って、のんびり過ごしてみては如何でしょうか?

 

 

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