“日本酒”に関する記事一覧

「ブルーチーズ」日本酒にいい塩梅なアテ

 

 

ブルーチーズと甘口高級ワインとして知られるソーテルヌの相性が素晴らしいのは、周知のとおりであります。

複雑な風味のクセのあるしょっぱさと、複雑に奥行きのある甘味とのみごとなマリアージュです。

これが、いわゆる辛口の赤ワインだと、ブルーチーズの持つ特徴が際立ってしまい、まったく合わないようです。やはりブルーチーズにはソーテルヌのような甘みのあるお酒が合うんですね。

個性の強いブルーチーズに対しては、やはり個性の強いソーテルヌあたりがベストでしょう。

では、それほどブルーチーズとして個性の強くないタイプに何が合うのかといえば、たとえば甘みが主なストラクチャーのひとつとして感じられる、日本酒あたりはなかなかどうしていい塩梅ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

【ブルーチーズと日本酒のマリアージュ】

ハードタイプのチーズを薄くスライスして、ウイスキーなどのアテにバーあたりで出させていると聞いたことがあります。

薄くスライスされたチーズが口の中で風味だけを残して溶ける。そこに追っかけてウイスキーやらラムやらを、ちびりちびりり・・・・・・ダンディズムですなぁ~!・・・・みたいな楽しみ方なのでしょう。

これがブルーチーズのスライスなら、日本酒の相性も良いのです。

いい塩梅のしょっぱさを、日本酒ならではの複雑さのある甘味がみごとに調和してくれる感じでしょうか。

 

 

 

 

 

 

【日本酒各種】

日本酒の楽しみ方としての、ひとつのアイデアとしてブルーチーズとのマリアージュは、なかなかどうしてな楽しみ方ではないかと思う次第です。

 

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「しぼりたて無濾過生原酒」みずみずしく旨い

12月に入れば続々と入荷してくるのが、しぼったばかりで、ろ過も、火入れも、水も加えていない生の原酒。

みずみずしくて、フレッシュでフルーティーさもあって、味わいもたっぷりとしていて、そのボリューム感ある旨みは飲み応えがあります。

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 【出荷が始まった新酒】

この時期、寒い日が続くと飲みたくなるのが日本酒。

熱燗も美味いのですが、アツアツのお鍋やおでんをアテに飲るなら、冷た~くて爽やかさと、たっぷりとした旨味のある生原酒もまたおつな味わいなのです。

やや大ぶりのぐい呑みグラスに、やおら新酒の生原酒をトクトクトクと注ぎ入れ、アツアツでよ~く味がしみてる大根の上にチョンと赤ゆず胡椒をのっけて一口、ひとしきりその味わいを楽しんだ後は、いよいよその酒の入ったぐい呑みグラスを手にとり、その爽やかな旬の香りを楽しみつつ、グビ・・グビ・・グビグビグビ~っと・・・・・・・・。

飲み応えあるそのボリューム感と、爽やかでみずみずしい飲み口は・・・・いやはや日本の幸せですな~!

みずみずしくてボリューム感ある、しぼりたての生原酒は如何でしょうか?

 

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自分でおいしいように混ぜてお酒を楽しむ!

日経新聞夕刊のコラムに翻訳家の方が、お酒の飲み方について書かれてました。

その翻訳家の方曰く「ブランドも銘柄もどうでもいい。自分でおいしいように飲みたい。」とのことで、酒を自分好みに混ぜて楽しんでいるとのこと。

お得な日本酒を購入してみて、ちょっと辛いかなと思えば、純米吟醸原酒や味醂を混ぜて、自分好みに味わいを調整するのだそうだ。

酒屋にとっては、なんだか目からウロコの素晴らしい発想ではないかと感じた次第。お酒は好きなように楽しむのが一番なのです。

ワインでは高級品からそうでないものまで、違うブドウ品種のものをブレンドして味わいをつくることが多いのですが、日本酒の世界ではあまり一般的ではないかもし知れません。ひょっとしたら混ぜる(ブレンド)は、新たな味わいの可能性を広げるのかも知れませんね。

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日本酒好きの方で、混ぜて自分でおいしいように飲みたい方は、おいしい味醂を1本買っておくと便利なのだそうだ。辛いなあとか、もう少しコクがほしいなあ、というときに味醂を少し混ぜると、これがいけるらしい。

 なんでも昔は味醂のことを柳陰(やなぎかげ)と呼び、その柳陰は大名酒と当時は呼ばれるほどのぜいたくな飲みものだったのだそうだ。江戸、明治、と女子どもだけでなく、男も日本酒代わりに味醂を飲んだらしい。

 そんなことで、ブレンドの妙も間違いなく酒類の魅力の一つなのだと思います。自分好みの味わいを探って、好きなようにブレンドしてみるのもお酒の楽しみ方の一つかも知れませんね。

 

 

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「清酒市場」16年ぶりに前年比上昇!

斜陽傾向が続いていた清酒市場ですが、2011年は16年ぶりに出荷量を前年対比で増加させました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「酒類食品統計月報」2012年2月号より

2011年(1月~12月)の清酒課税移出数量は60万1093kl(333万2158石)、前年比101.4%と16年ぶりに増加しました。調査した上位80社の出荷動向の中で22社が前年実績をクリア。2008、2009年が9社、2010年が12社だったことを振り返ると、ほぼ2倍近い酒蔵が前年超えしました。

前年超えした22社のうち東北勢は10社を占めており、とくに首都圏等に販路を持つ銘柄が伸びました。背景には震災による市場環境の変化があったようです。

造り別の数量をみると吟醸酒102.7%、純米吟醸酒105.3%、純米酒101.8%と特定名称酒と呼ばれる高ランクのお酒が支持されました。

蔵ごとにみると吟醸酒の出荷量でダントツの1位は埼玉県が誇る世界鷹小山家グループさん。この蔵の吟醸酒部門は毎年2ケタの増加をみせており、おいしい吟醸酒が一升で2千円レベル、四合で千円レベルの割安感はやっぱりスゴイですね。

2位は「久保田」で有名な新潟県の朝日酒造さん。前年対比で85%と減少気味ではありますが、金額ベースでは吟醸酒部門でトップかも知れません。

3位は「上善如水」で有名な新潟県の白瀧酒造さんで前年対比104%。吟醸酒では3位ですが、その中の純米吟醸酒ではトップの酒蔵さんです。

4位は山口県の「獺祭(だっさい)」で前年対比130%。その前の年には176%と、吟醸酒市場の風雲児ともいえる飛躍ぶりです。

清酒の輸出も伸びており数量101.8%、金額103.2%と金額の伸びの方が数量の伸びを越えており、国内と同じく特定名称酒の伸びがより大きかったと推測されます。

輸出先はアメリカがダントツの1位で2位の韓国と合わせると数量、金額ともに輸出全体の約半分。3位4位の台湾、香港を合わせれば全体の約75%で、上位4ヶ国に輸出はほぼ集中しているようです。

伸びが大きい国はタイやベトナムなどのアジアの新興国が目立ちます。逆に7位の中国は前年対比数量60%、金額58%と大幅に減少しているのが気になります。

2010年をボトムとして清酒市場は「真の需要底打ち」となるのか?

国内では人口の減少と、高齢化、可処分所得の減少など、酒類業界全体にとって順風満帆とは程遠い状況が続いております。しかし、2011年の震災からの復興支援をきっかけに、清酒の良さのが見直しされれば、大きな需要の増加はないとしても、蔵ごとでは注目されるところがさらに出てくるのではないでしょうか。

最近はお寿司屋さんからも「日本酒を飲む人が最近ちょっと増えたんだよね~!」との話を耳にします。鹿児島の甘いお醤油には、辛口の芋焼酎のお湯割りが良く合うように、本州の辛いお醤油には清酒が良く合うんですよね~!特にお刺身系には。

日本酒は日本で飲むのが一番安くて美味しいのです。もっと日本人は日本酒を楽しんでも良いのかも知れませんね!

 

 

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ホワイトデーの贈り物

ホワイトデーが近づいてきました。プレゼントの準備はできてますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この週末、酒屋にもホワイトデーの贈り物(お返し!?)のお酒を買い求めるお客様にご来店を頂きました。女性にお酒を贈るのだから、ワインが多いのかと思いきや、意外に日本酒や焼酎が多かったようです。

そして、上の写真のようなギフト・ラッピングを施させて頂きました。で・・・・・「これ・・・ちょっと華やか過ぎちゃって・・・奥さんに勘違いされたらヤバ過ぎだから、車の中に隠しといたほうがイイよね・・・・・!(汗)」みたいなお客様もおられて、「なかなか奥さん以外の女性へのホワイトデーの贈り物も大変だな~!」と感じた次第です。

「スイカ畑で靴のひも直すな!」みたいな話ですが、ホワイトデーで義理を返しておかないと、もう返す機会がなくなっちゃいますからね。また、職場の雰囲気を良くするためにも、ホワイトデーにはキッチリと贈り物をされた方が良い気がします。

ホワイトデーの贈りものといえば、昨年の今頃には大変に印象深いお客様がおられました(昨年の震災前のことです)。「古いボルドーワインのグランヴァン(高級ボルドーワイン)を、ぜひホワイトデーのプレゼントにしたい・・・・でも・・・それほど資金がないから・・できるだけ安いものを探してほしい!」との御要望でした。

で・・・・取りあえず探して見ました。そしたら在ったんですよ昨年には。古いヴィンテージのトップ・ボルドーワインの一つで、どうもそのワインに、そのヴィンテージがあったことさえ知られていないようなヴィンテージのワイン。ヴィンテージが1年でも前後すれば1本30万円~60万円ぐらいなのですが、何とそのヴィンテージだけ3万円台!正直ビックリでした!!

たぶんその年はヴィンテージ・チャートにも載らないほどの、大ハズレ年だったのでしょう。それでも、間違いなく造りの良い有名ブランド・ワインの古酒には、飲んだ時に、ただ単に美味しい、美味しくないだけではない感慨深さがあるのだと思うのです。

随分前に開高健さんの「ロマネコンティー・・・・・」という短編小説を読んだことがあります。たとえその古いワインの味わいがベストでなくても、そこには人生経験ならぬワイン経験を積んで熟成した複雑味があるのです。そしてそこから、いろんな想いが沸き出して来て、楽しかったこと、悲しかったこと、苦い経験、渋くて酸っぱい思い・・・・・などなどの記憶がよみがえるのです。

確かその小説のストーリーは、ちょっとエッチで、あんまりほめられた行いのストーリーではなかったと記憶しているのですが、古いワインの複雑味がそんな記憶を蘇らせたみたいな内容だったと思います。

お酒は味わいだけでなく、産地やブランドなどに対する想いで選ばれることも少なくありません。また、そこがお酒の面白いところかも知れません。

そんな想いのあるお酒の贈り物のお手伝いが、酒倶楽部ステップでもできたら幸いに思います。

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