「昔の復刻酒」やさしい甘みの懐かしい味わい

「甘口の酒が欲しいんだよ!」とのリクエストに、酒屋としては三種類の甘みのある清酒を想像します。

ひとつは、フルティーな甘みを感じる吟醸系、ふたつ目はフルティーさが全面に出ているワインのような清酒、そしてもうひとつがお米の甘味を感じるいわゆる甘口タイプ。

そんな中で、いわゆる甘口の清酒ファンには、この一番後者の甘口タイプをチビチビ(軽快の逆)と楽しみたい方が多いようです。

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【昔の復刻酒】 AL16% 日本酒度マイナス2 一升 2,000円外税

 昭和中期のひと昔前に、一級酒、二級酒のさらに上質なお酒に特級酒というランクの酒がありました。これは、その当時の大吟醸造りの酒と普通酒を巧妙にブレンドされたもの。

年間出荷数量も限りがあり、口にした方もごく少数の当時としては高級しでした。その後、平成元年に級別廃止となり、特級酒としての出荷はできなくなりました。

この「昔の復刻酒」は「あの時代の酒の味をもう一度飲んでみたい・・・・・・・・・」そんな方のために当時の酒を復刻した酒なのです。

やさしい甘みと、口中に広がる旨みが感じられる昔懐かしい味わいです。

 最近はスッキリとしていてフルティーな味わいの清酒が間違いなく主流になっているように感じます。その流れに逆行するようなタイプのお酒ですが、その分新鮮に感じていただけるのではないでしょうか。

骨子のしっかりとしたボリューム感ある「あの時代の酒の味」は、同時に秋に旨い酒だとも思います。

しみじみと味わってみて下さい。

 

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