「忘年会商戦」酒屋が見る今年のトレンドは量から質へ

街場の酒屋が感じる今年の忘年会の傾向です。

「忘年会」となれば、大手居酒屋チェーン系と同じく個人経営の飲食店さんでも、お客様からは「飲み放題」の要望が高いようですね。

しかも、1000円を大幅に切る価格での飲み放題を大手居酒屋チェーン系が提供しているもんだから、個人経営のお店さんもその流れに追随して格安で飲み放題を提供したりもするわけです。

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 最近のお客さんは以前より外食の機会が減ったためでしょうか、その分質にこだわるようになったようです。だから「飲み放題」でも「飲み放題&食べ放題」でも、安すぎると感じるお店さんは積極的に利用したがりません。それも特に個人経営のお店さんでは。

 また、最近のお客さんはいろんなことをよく知っています。「生ビール飲み放題」で第三のビールや発泡酒などの、いわゆるビール風アルコール飲料を出すお店さんでは、お客さんに「あ~これホントのビールじゃないね!」って分かっちゃうんですね。

そんなこともあり、今年の忘年会で人気の個人経営のお店さんは「飲み放題」が安くないお店さんだと感じます。その代り酒類はある程度質の良い、最近のお客さんが満足できる質のお酒を出すお店さん。

 大手居酒屋チェーン系が「飲み放題」の価格を下げていることに逆行しているお店さんですね。

「どうせ飲むなら、うまい酒を、値段を気にすることなく、楽しく飲みたい!」という最近のお客さんの気持ちの表れなのかも知れません。

だから、個人経営の飲食店さんから「飲み放題の値段ってどうしたらいいのかな?」とアドバイスを求められれば、酒屋としては「飲み放題の値段を高くして、その分質を上げた方がいいと思います」とお答えさせていただいております。

地域に根差した個人経営の個性ある飲食店さんが、どこにでもある大手居酒屋チェーンとガチンコで勝負する必要はまったくないのだと思います。

一昔以上前のように大酒を飲む人が減って、少なくなった外食の機会では質にこだわる人が多くなってきたということでしょうか。

 幹事さんだって、「今年の忘年会はよかったよ!」って言われたいですよね。

 

 

 

 

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