会津生まれの「おけいさんのお墓」はアメリカの国民的遺産

 

 

先日のブログの続きで、カリフォルニアのエルドラドと蕨市の交流プログラムで来日されて我が家に滞在されている、会津藩士が作った農園と、会津藩士と一緒に海を渡った若い女性 おけいさん のお墓のガイドをされている方の話の続きです。

会津藩で指南役をしていた、ドイツ人ながら侍の地位を与えられていた方のお手伝いとして、17歳で他の会津藩士たちとともに海を渡った おけいさん。

干ばつや会津藩からの資金が途絶えたことなどで、ドイツ人は行方不明となり、農園は人手に渡った。

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その後に、その農園を購入した家族には子供が6人。おけいさんはそこのお手伝いさんとなり子供たちの面倒を見たのだそうだ。そして、不幸にも病気により19歳で亡くなった。

おけいさんはアメリカ大陸で亡くなった最初の日本人となり、そのお墓は会津藩士がつくった農園とともにアメリカの国民的遺産に認定されたのだそうだ。

今回の交流団の中には、おけいさんがお手伝いさんをしていた家族の子孫の方も含まれていました。最近まで、その会津藩のつくった農園を経営されていたとのこと。

歴史的背景の他にも、おけいさんのお墓がアメリカの国民的遺産に認定されたのは、おけいさんがどうも非常に素晴らしい女性で、人々の心に残るような方だったからのようです。

おけいさんのストーリーを書いた本でもあれば、ぜひ読んでみたいと思った次第です。

2019年には会津藩士が入植して150周年の記念行事が行われる予定で、多くの人が訪れるとのこと。

セルフ・ドライビング・カーでもレンタルして、会津藩士がつくった農園や、おけいさんのお墓を訪れ、その後にカリフォルニア・ワインやグルメを楽しめたらいいだろうなぁ~などと考えたお話でした。

 

ちなみにアメリカ人が日本酒を選ぶ基準とは、「無濾過」と「大吟醸」と「甘みがある」こと、だと今回感じた次第です。

 

 

 

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