2010年世界のビール生産2%増加。

今朝の日経新聞に「2010年のビール生産上位10ヵ国」(キリン食生活文化研究会まとめ)が掲載されておりました。

右端に表示されている「前年比増減比率」はまるで各国の経済成長を表しているかのようですね。トップは9年間連続で経済成長著しい中国。前年比は6.3%の増加。驚きは前年比で18%増加した第3位のブラジル。奇跡のような増加率ですね!

ロシアは景気が鈍化しているのか6.2%と前年より大きく減少。日本は第7位で2.4%の減少。第5位のドイツから第8位のイギリスまで2~3%の減少とほぼ横並びで仲良く生産量を減らしています。先進国はどこもそんな感じなのでしょうか。

こんな感じで、世界主要国の2010年のビール生産量は前年比2.2%増の約1億8562万キロリットルで26年連続の増加。と言っても中国とブラジルの2つの国だけで頑張ってる感じ。ほぼこの二つの国だけで、先進諸国のマイナス分をカバーした上に全体量で増加にまで持っていくのですから、凄まじいパワーです。

たしか先日、日本のキリンビールさんがブラジルのビールメーカー大手を買収するとかで記事になってましたが、1年間に18%も生産量が増加する市場ですから、創業一族の一部が反対していると言う問題はあるようですが凄い話です。

大手ビールメーカーの海外戦略の最重要地域は中国とブラジルが大本命と言ったところでしょうか。縮み続けている国内市場だけでは、今後伸びる余地がありません。今の超円高と低金利のメリットを生かせば、大借金をしてでも有力な海外の会社を買収するのはベストな戦略なのでしょう。

それにしてもビールの市場規模ってスゴイですね!だからこそビールの生産量≒経済成長なのでしょうか。

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