ビール業界、サマータイムのアフター4に期待!

ビール系飲料の低落傾向に歯止めがかからない!

今朝の日経新聞に掲載されていた「上半期のビール系飲料出荷量」。

第三のビールの出荷量は上半期ベースで伸びているようだが、ビール系飲料全体では右肩下がりの傾向が続いております。ビール大手各社は伸びている第三のビールに新商品を相次いで投入し、震災後に増えている家飲みの需要を取り込もうとしているとのこと。

 今年の上半期には、東日本大震災でビールメーカーの供給量が少なくなったり、外食の自粛などがあり、大きくビール系飲料の出荷量が減少しても特に驚かないと思うのですが、上のグラフを見ると今まで続いてきた傾向の延長による需要の減退で出荷量が減少しているような、それほど大きくない減少ではないかとの印象を受けます。

やっぱり家飲みが貢献したようですね!その結果が第三のビールの出荷量増加なのだと思います。

酒類の中で国内最大のシェアを誇るビール系飲料の出荷量が減少してているということは、酒屋の売上高も全体的には減少していることを意味します。

問題は、このビール系飲料の出荷量の減少に歯止めがかかるとは誰も考えていないこと!国民の高齢化や人口の減少とともに、出荷量に歯止めがかかる見込みがないのです。こんな状況の中でビールメーカー、酒問屋、業務用卸し、小売店と各分野で販売シェアを争っているのですから大変です。

たぶん、これをデフレスパイラルと呼ぶのだと思いますが、勝者がいないと言われるスパイラルの中で、街場の酒屋がまともに戦っても余程の奇策でもない限り、どうにもなりそうにありません。

世の中には、これと同じような状況の業界が沢山あるのだと想像されます。印象としては国内需要に重しが乗っかってて、静かにつぶされて行く感じでしょうか(汗)!?

何の取り柄もない者にとっては、生物の進化のごとく、状況に耐えて、耐えて、無駄使いせずに、できるだけ変化に対応して生き延びて行くしかなさそうです(涙)!

しょーがないから、早くうちへ帰って第三のビールでも飲んで、ささやかに楽しみますか!← これが、ビール系飲料の出荷量を意外に下げさせない理由なんですね(笑)!?

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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