ブルゴーニュ・ブドウ畑の価格高騰が止まらない!

ワイン情報専門サイト「ワイン・サーチャー」によれば、フランスの高級ワイン産地の一つであるブルゴーニュのブドウ畑の価格が17年連続で上昇しているとのこと。

フランス農務省の発表によれば、ブルゴーニュのグランクリュの各付けを持つブドウ畑の価格は、フランスのワイン産地の中で最も高価なのだそうで、2013年には1ヘクタールの平均価格が5.4百万ドルに達したとのことだ。

ロマネコンティー

 

 

 

 

 

【写真はブルゴーニュのブドウ畑の中でも最も高価な畑の一つ 】

また、各付けに関係なくコート・ドールであれば価格は上昇しており、それに伴いブドウ畑の売買件数は激減しているとのこと。

2013年に取引されたグランクリュの各付けを持つ畑の価格は1ヘクタール当たり2.7百万ドル~12.9百万ドル。1996年には1.66百万ドルぐらいで取引されていた場所なのだそうだが一方的な右肩上がりで推移している。

他のフランス高級ワイン産地のブドウ畑と比べても、ブルゴーニュのグランクリュ畑の価格は突出している。

ボルドーのポイヤックにあるブドウ畑の2012年の平均価格は1ヘクタール当たり2.7百万ドル、シャンパーニュのコート・デ・ブランのブドウ畑の2012年の平均価格が1ヘクタール当たり2.12百万ドルと、ブルゴーニュと比べれば割安感を感じるほどだ。

ブルゴーニュで2番目の各付けであるプルミエ・クリュのブドウ畑も価格は同じく上昇している。コート・ドールのシャルドネ畑では2013年に1ヘクタール当たり1.7百万ドルまで上昇。ピノ・ノワール畑も昨年68万ドル~72万ドルまで値上がりしたとのことだ。

ブルゴーニュのグラン・クリュの畑は559ヘクタール、プルミエ・クリュの畑は3326ヘクタールで両方合わせればブルゴーニュのブドウ畑の約14%の広さ。グランクリュの畑では赤ワインが56.8%、プルミエ・クリュでは44.2%を占めている。

この非常に限られた地域から生産されるワインは希少価値が高く、世界の高額ワイン上位50銘柄の中の38銘柄がブルゴーニュ産のワインだ。

最近では千円台や2千円台の、いわゆる低価格のブルゴーニュワインがすっかり市場から姿を消したような気がします。また、その上の価格帯のワインでも、正直なんだか割高感を感じたりするのですが、”ブルゴーニュ・ワイン”というだけで付加価値が付くのは当然の成り行きなんですね。

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