逆風続くボルドーワイン

ワイン専門の情報サイト「ワインサーチャー」でボルドーワインの2013年売上高減少を伝えておりました。

 2013年ボルドーワインの販売量は0.3%増加の742百万ボトル、金額ベースでは1.4%減少の42.4億ユーロだったとのことだ。

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売上高減少の 一番の要因はやはり中国での売上の減少。中国への販売量は16%の減少、金額ベースでは18%の減少となった。

今では中国本土と香港を合わせたボルドーワインの売り上げは、量、金額ともに4分の1を占めるほどで、それらの地域での売上高減少の影響は大きい。

また、フランス国内での売り上げも減少。ヨーロッパの地域ではボリュームは5%増したが、金額では5%減少。

昨年の2013年には、それまで続いていたボルドーワインの過剰在庫が解消。供給は不足気味へと転じた。またそんな状況に追い打ちをかけるように2013年の収穫量も大きく減少した。

在庫も含めた需給バランスは今までの供給過多を抜け出したようだ。ボルドーのバルクワイン価格は25%ほど高いレベルまで上昇している。

 

つまり、引き続き厳しい状況が予想される中国の高額品市場に影響され、高額のボルドーワイン価格は軟調な展開。バルクで取引されるようなボルドーワインに関しては堅調な価格の推移が予想されるということでしょうか。

特に高額のボルドーワインに関しては、これといって値上がりする理由が見当たらないのが気になるところです。ロシアの株式や通貨の値下がり、銅などの天然資源の値下がりと、高級ボルドーワインを取り巻く環境は厳しさが増すのかも知れません。

 

 

 

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