「酒屋の株話」任天堂、ソフトバンク・・・買い場は

 

 

日本株市場でもっとも注目されている個別銘柄といえば、もちろんポケモンGOが爆発的人気となっている「任天堂」。

また、株価は軟調だが、「ソフトバンク」による大胆な買収も、かなりのインパクトがある。

両方ともに、将来的にはかなり盛り上がることになりそうだ。

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<写真は日本経済新聞>

将来性のあるものを、お得な価格で買うのが理想的な投資方法だと思う。

これらの銘柄の将来性は高い。だが問題は価格だ。

両銘柄ともに、「いつ買うのか」という買いのタイミングこそが最も重要だと思う。

任天堂はポケモンGOの爆発的人気により、株価もまた爆発的人気で買い上げられた。「上がるから買う」といった短期投機筋の過熱感ある大量買いが、一気にオーバーシュートして一時的な天井圏を形成した印象を受ける。

また、新聞等で問題視されているように、ポケモンGOは画期的なゲームではあるが、その一方で危険視もされているのは周知のとおり。社会問題にでも発展しそうな状況なら、さらなる買いは見送られる可能性もある。

オーバーシュートしたとすれば、その調整が予想される。この上昇に対するセットバックは、意外に大きくなる可能性があるとみるべきかも知れない。

 

ソフトバンクはアームHを予想PER70倍、43%のプレミアムで買収した。今後拡大するとみられる世界のIoT市場での天下取りに向けて大きな布石を打ったのだ。

「高すぎる買収」と市場は見ているようで、株価はその後値下がり傾向にある。

それでも、強い円と歴史的な低金利の状況下で、海外の成長企業を買収することは、まったくもって合理的な行動だ。

この超低金利では借金を返すよりも、借金を増やしてでも有望企業を買収し、これからの世の中の変化に対応するとは、リスキーな感じはするが利にかなっていると思う。

シナジー効果があるのかどうかは分からないが、アームHのような業績右肩上がりの強い成長企業を買収しようと思えば予想PER70倍ぐらいは妥当なのかも知れない。

ありがたいことに、「ソフトバンク」「任天堂」ともに目先は弱含んでいる。どこまで下がるのか。

保有銘柄の入れ替え、もしくは買い場を探すべき時が来るのかも知れない。

高い将来性ある銘柄を、妥当な価格で買える機会はあるのか。

 

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