「酒屋の株話」それでも過半数のイギリス人はハッピーなのだ

 

 

英国の国民投票の結果は、まさかの「離脱」。パニック的な悲観がまた戻ってきた。

二度あることは三度あるなどと言われるが、前回のクラッシュを想像させるようなパニック売りだ。

市場はどこまでも理不尽になる。今回もまた行き過ぎ感あるパニック売りだと思う。特に日本株市場は。

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<写真は日本経済新聞>

それでもTVに映る離脱を選んだ過半数のイギリス人はハッピーだ。世界中で金融市場の混乱が生じているにも関わらずだ。

たぶん日本の大相撲に日本人力士は一人しかいなくて、優勝できる見込みはない。ならば、多少相撲は弱くなってももっと日本人力士が活躍できた方が良い・・・・・みたいなことか。

経済ばかり優先させて、自国民がないがしろにされている様な状況では、何のための国家なのだ、と感じている人が多いということだと思う。

英国はEUからの離脱を決めたが、債務不履行に陥ったわけでもないし、大手金融機関が倒産したわけでもない。まして戦争が勃発したわけでもない。

この離脱の先に何が起こるのかが見えにくい、漠然としたそら恐ろしさみたいなものが、混乱を生じさせているだけなのだと思う。

この状況下で最も賢明な投資は、将来の成長が期待できる優良企業の株式の値下がりをひたすら買うことだろう。それでも、今までに経験したことのないような漠然としたそら恐ろしさはある。

恐いのを我慢して、自身が信じる企業の株価の「もっとも買いにくいところを買う」、もしくは「信じて保有し続ける」しかなさそうだ。

 

 

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