「酒屋の株話」再び警戒感

 

 

日経平均株価は海外投資家からの利益確定売りが入っているとみられ、高値から1000円ほど安い水準にある。

そして、金曜日にはNYダウが長期金利上昇を嫌気して急落した。来週の日経平均株価はさらに値を下げ23000円を割り込む展開となりそうだ。

再び警戒感の漂う市場へと逆戻りしたと言うことだろう。

しかし上場企業の7割が増益の日本株市場で、割安感を感じる水準となれば、そこは買われるのではないか。

大局の上昇トレンドに変化はなく、ただ日柄調整と呼ばれるような局面に入ったということだろう。

人工知能が売りを判断しているのかどうか分からないが、強気相場の形成過程で利益確定の売りや、投機目的の売りが入るという、売買の回転が効いている健全な相場が形成されているということではないか。

また、業績を張っているなら、短期投機筋の動向に起因するようなノイズと呼べる乱高下に振り回されるべきではないと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方の中小の成長銘柄は今週、非常に力強い値動きとなった。好決算が株価に抵抗なく反映されている印象だ。

中小銘柄は流動性に欠けるため値上がりも値下がりも大きくなる、いわゆる流動性のワナを意識するべきだとは思うが、まだまだ先の話ではないか。

銘柄にもよるが上昇はまだ始まったばかりであり、このいちいち売りをこなして上昇している状況と、マクロ経済から来る警戒感は、まだまだ中小銘柄が熱狂と呼べる状況にないことを示唆しているように思う。

ビットコイン相場など昨今のカネ余りによる過剰流動性相場を考えれば、右肩上がりの業績はまだまだ買われて当然だと考える。

覚悟を決めて、目先の乱高下をやり過ごし、じっくりと長期投資の立場で、いつか来る熱狂を待つべきだと思う。

 

 

 

 

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