「酒屋の株話」心づもり

 

 

「子育ての秘訣とは、自分の子ではなく親戚の子だと思うことだ」と、ずい分前に呼んだ本に書いてあった。

株式投資もまたそんなふうに、やや冷めた目で見た方が良いのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

個人的には今週、体調が悪かった。またバタバタとしていたため株式相場どころではなかった。

それでも考えてみれば、もし体調が万全で、株式相場に集中できる環境が整っていたとしても、ただ株価とにらめっとしている他に方法がない。つまりは時間の無駄なのだ。

もっとも、もともとそんな余裕はないのだが。

投資できる資金が次から次へと入金されるわけではなく、正しいと思える銘柄に、正しいと思えるタイミングで投資したら、後はあまりするべきことはない。

それでも、たぶん自分の子供の場合には、様々なノイズを気にし過ぎてしまうのかも知れない。少しの値下がりも許せないのだ。

人工知能などを利用した短期の取引が膨らめば、あたりまえのことだが短期取引はより難しくなる。そこで勝ち残れる参加者はたぶん相当少なくなる。

今週の日経平均の動きは、そんな短期売買の難しさを表しているかのようだ。

よく考えて株式投資を行ったなら、情報のない秘境に最低半年ぐらいは旅行に行くような心づもりでちょうど良いような気がする。

多少の値下がりも見なければ気にならないのだ。

 

 

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