「酒屋の株話」ズブズブな原油市場からの波乱は続きそうかも

 

今週の日経平均株価は、またしてもV字の回復。

そして、またしても海外からの大量の先物売りで下げた後の回復です。もうちょっと深い下げを覚悟していたのですが、意外にあっさりとした調整だったように感じます。

・・・・・・・しかし、今回の調整の発端であった原油市場の下落って、ちょっとまだ収まってないような・・・・・・、また原油価格の下げの影響で、株価が調整するようなことが起こりそうな状況かもしれない。

また、原油の下落は日本経済にとって好影響だから、話がややこしい。

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【日本経済新聞さんの朝刊】

原油市場ってズブズブな状況だったんですね!

供給過剰にもかかわらず、サウジアラビアからのアメリカのシェールガス企業たたきのための低価格戦術。ますます供給は過剰になって行くわけです。

また、アメリカの原油先物市場での投機筋の先物買いポジションは、この急落で減少したのだが、その水準はまだまだ大きいとのこと。

・・・・・・「とてもじゃないけど原油はロングできない!」みたいな状況のようで、さらなる原油相場の下落も予想されるわけです。

原油がまた下落に転じれば、また株式市場もその影響を受けて下押しする可能性が高い。

でも、日本企業や日本経済にとっては好ましい。さらなる好業績が期待できるわけですね。

そして、原油安は物価を押し下げるため、日銀の方針にとっての逆風。日銀はさらに気合を入れて金融緩和を推し進めるとも予想できるわけです。

今後の日本株市場の値動きをイメージすれば、さらなる原油安の影響で調整を繰り返しながら、価格水準を切り上げていく感じでしょうか。

そして、過剰流動性の嵐が日本市場に吹き荒れるような気がしております。

 

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