「酒屋の株話」理不尽に売られた相場の末路

 

 

今週の日経平均株価は上値を試す展開ではあったが、23000円を回復するまでには至らなかった。

価格が下がれば投資機会をうかがう動きはあるが、買い上がるほどに強気ではないようだ。

日経平均株価は急上昇の後、堅調ではあるが高値の更新もない調整期に入ったようだ。

 

 

 

 

 

 

中小の個別株に目を転じれば、今のカネ余りに市場の流動性がついていけないような状況があるように見える。

取引参加者をザックリ分ければ、外国人投資家や個人投資家などに分かれるが、その取引の中身はバラバラだ。

いろんなタイプの人が、いろんなアイデアを持って取引に参加している。そんな状況が市場参加者を振り回し、また振り回されることになる。

昨日は分割と新株予約券の第三者への発行による増資を発表した成長株が急落した。分割なのだから買われても良さそうなものだと思ったのだが。

大手証券会社への第三者割当であるため、コールオプションに似たその増資の仕組みに対応して大手証券会社がいわゆるマーケットニュートラル戦略のためのアゲインスト・オプションでの売りを入れたのか。

もしくはそんな売りを見越して投機筋が売ったのか。

それとも、個人の信用の買い残が多いため、その投げ売りを狙って投機筋が力ずくで値を下げたのか。

または、値下がりしてもおかしくないような誰も知らないファクターでもあるのか・・・たぶんこれはない。

ファンダメンタルズを無視した状況で、売買の需給バランスが崩れたのだろう。つまりは流動性の問題だ。これを流動性のワナと呼ぶのかも知れない。

もしこれが投機筋の思惑なら、膨れ上がったカネ余りを背景とした取引状況は、中小の銘柄をオモチャにでもしているかのようだ。

弱い買いのポジションは、簡単に食われてしまう可能性がある。

またそんな理不尽に売られた相場は、業績を買うべきなのだ。

再帰的な動きに期待したい。

 

 

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