シャンパーニュ フィリップ・マレ ZOOMセミナー

先週

輸入会社 アズマコーポレーション主催の

生産者ZOOMセミナーに参加

 

今回は シャンパーニュの レコルタン・マニュピュラン フィリップ・マレ

 

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ の トレルー・シュル・マルヌ村にある小さなメゾン

セミナーでは

現当主の フィリップ氏と 葡萄畑から 息子さんが リモートで参加

 

現地時間は 早朝

今年の収穫を 4,5日後に 控えて

嵐の前の静けさ ともいえる 静寂な畑の様子も 見せてもらえました

 

 

 

 

 

 

2代目当主の フィリップ・マレ氏は 終始、堅い表情で 厳格な職人といった風情

 

シャンパーニュとしては 珍しく 乳酸醗酵である マロラクティック醗酵をしないのが

このメゾンの特徴 ですが

その理由の一つは

乳酸醗酵の際に ボラティル アシッド Volatile Acid  つまり 酢酸 が

発生してしまったことがあるから とのこと

Volatile Acid とは いわゆる 不快臭 の 原因と なるものですね

 

 

セミナーで 印象に残ったのが

収穫の見極め方について

シャンパーニュ地方での 収穫期の見極めについては

判断をしている団体があり その指示を参考にしているけれど

あくまでも

フィリップ・マレ氏は

畑の葡萄の様子にこだわり

特に 葡萄の粒を 食べてみて

その微妙な熟度具合で いい塩梅を 判断しているとのこと

つまり

収穫時の糖度は大切だけれど

糖度が上がり過ぎれば 酸が落ちてしまい

乳酸醗酵につながる

きれいな酸を保った状態での 完熟を見極めるとのこと

 

やはり 職人ですね

 

 

フィリップ・マレのシャンパーニュは

ノンマロラクティック醗酵 つまり 乳酸醗酵していないのと

ドサージュも 5g と抑えていて

味わいは 非常にドライ

なおかつ ムニエと ピノ・ノワールから出来た ブリュット・トラディションは

ブラン・ド・ノワールですから

とてもパワフルです

林檎のコンポートのような凝縮感と 旨味がたっぷりで パンチがあります

 

 

 

 

 

 

息子さんが 早朝の畑から

ワインのティスティングも やってくれました!

 

 

 

 

 

彼のシャンパーニュの楽しみ方の一つが

早朝の畑仕事が終わり 一息つくときに

グラス1杯のシャンパーニュと 伝統的なウォッシュチーズ マロワルを

合わせるとのこと

 

 

マロワルって 1000年以上歴史のあるウォッシュチーズで

特徴的な香りがあり クセが強いですよね

 

でも 彼らの造る しっかりとした酸と ピノ・ムニエの個性をまとったボディ感あるブラン・ド・ノワールは

マロワルのクセも 包み込んでしまうのでしょう

 

 

ことしは コロナ禍での 収穫

手摘みが 基本である シャンパーニュ地方でも 多くの季節労働者が 活躍することでも有名です

セミナーのなかで

フィリップ氏は

すでに 人手は確保していて

全員 PCR検査を 受けたし

衛生管理された宿泊所も用意されている

と コメントしていました

 

今回の セミナーは 2回目も 予定されています

その時は きっと 葡萄の収穫 真っ最中

シャンパーニュの美しい畑の 今年の収穫風景を 見てみませんか

セミナーは 無料です

 

2020年8月30日(日) 15:00~ 60分程度

ZOOMを使ったセミナーとなります

 

お申込みは 事前に

アズマコーポレーションのサイトから

https://azumacorp.jp/zoom20200819

生産者セミナーby ZOOM

フィリップ・マレ のページから お申込みください

 

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