先日は素晴らしいシャンパーニュを試飲させていただき感動したばかりなのですが、世界で消費されるスパークリングワインのトレンドには変化が見られるようです。
新聞にも掲載されていましたが、最近では北イタリアのスパークリングワイン「プロセッコ」の出荷量が、スパークリングワインの最高峰「シャンパーニュ」を超えているとのこと。
【プロセッコの第一人者ザルテットのプロセッコ・エクストラ・ドライ】
プロセッコとは北イタリアのヴェネト州あたりのDOCG(地域認証)で、一般的には、「プロセッコ=辛口でアルコール度数が低めのスパークリング・ワイン」と理解されている。
世界の人々は本当に特別なシーンではシャンパーニュを選ぶようだが、ややカジュアルなシーンではプロセッコを選ぶ傾向にあるとのこと。価格帯が違うため、当然の傾向と言えばその通りなのですが。
これは飲めば明らかだと思いますが、例えば「3,000円レベルのシャンパーニュとプロセッコではどちらを選ぶ人が多いのか?」ってことですね。この価格帯は、前者にとってほぼ下限、後者ではほぼ上限。満足感は後者のプロセッコにあると感じる人が多いのではないでしょうか。
それ以外の理由として、世界的に低アルコールのお酒が好まれる傾向にあることが関係している様です。
アルコール度数が低い分、味わいにボリューム感とか厚みが少なかったり、熟成によるポテンシャルが期待しにくかったりしますが、その分フレッシュな果実味や飲み口の軽い、飲みやすさがあるのです。
特別な日にはシャンパーニュ、気軽なハレの日には飲み口の良いプロセッコで楽しんでみては如何でしょうか?
でも・・・・プロのセッコ(辛口)って、「なんでそんな名前なんだろ?」って思うのは酒屋のオヤジだけでしょうかね(汗)!
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