「オーストラリアワイン2013」大豊作&凝縮

ワイン専門誌「デキャンター.com」によれば、ワインメーカーズ フェデレーション オブ オーストラリア発表の、オーストラリア2013年ワイン用ブドウの収穫量は、ここ数年で最大の豊作となったとのこと。

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 平年並み、もしくはそれ以下と予想されていた収穫量だが、記録的に暑く乾燥した夏が戻ってきたことにより2013年のワイン用ブドウの収穫量は、事前予想に反して大豊作となった。

最も大きな豊作の要因は前年のヴィンテージのような病気や洪水がなかったことと、灌漑に十分な水があったこと。

乾燥した暑さが続いたことにより、多くの地域で非常に果実味の凝縮したブドウとなった。

収穫されたブドウの価格は2011年の底値から継続して上昇しており、赤ワイン用のブドウはトン当たりの平均価格が13%高いA$619、白ワインの平均価格は2%高いA$388で、2009年以降では最高値での取引となっているようだ。

特に赤ワインのピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニョン、シラーズが価格の上昇をけん引しているとのこと。

収穫量全体の中の赤ワイン用のブドウは約52%で、そのほとんどがシラーズ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルローで占められているのだが、最近ではそれ以外のオーストラリアでのマイナー品種が注目度を増しているのだとか。

マタロ、テンプラニィーリョ、ドゥリフ、サンジョベーゼ、バルベラなどがオーストラリアで注目度を増しているブドウ品種。

 収穫量が多く、取引価格も高いオーストラリア2013年ヴィンテージは、少なくともワイン用ブドウ栽培業者にとっては最高の当たり年になったようですね。

 近年、資源開発ばかりが盛り上がっていたオーストラリアで、ワイン業界への注目度が高くなるのは酒類業界人としてうれしい気がします。

 

 

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