日本でもフランスでも、2016年産ブドウの収穫の時期が近づいております。
収穫が終わり、ワインが出来上がってみないことには、プロでもその年のワインの良し悪しは正確には分かりません。過去の天候パターンと比較しての予想するしかないようです。
伝え聞いた2016年産ブドウの状況です。
今年の山梨県は豊作。お天気に恵まれたようで、食用ブドウの価格は例年よりも10%ほど安いのだとか。
春先の天候不順から県内全域に病気の被害があり、深刻な状況に追い込まれた畑もあったようですが、その後の天候の回復により、大変に素晴らしい凝縮感をしっかりと感じられるヴィンテージになりそうなのだとか。
2016年の山梨県産ワインはかなり期待できそうです。
ボジョレー地区を含むフランスの2016年は、天候不順の春となりました。しかし夏には天候が回復して、その品質を回復しているようです。
しかし、春の長雨による病気、雹や霜による被害で、収穫量の減産が予想されます。ボルドー地域では約10%の減産が予想されています。
また、フランス中で収穫が遅くなりそうなのだとか。
南フランスでも6月、7月前半までは涼しい天候が続いたが、7月後半から南仏らしい暑い気温になりました。そして例年の問題である水不足が深刻な問題となっているようです。
その一方で、南フランスのある地域では、真夏に雹が50cmほど降り積もる地域もあったとのこと。同じ地域でも事情は異なるようです。
ボルドーの生産者の中には、湿気が多く涼しい春とドライな夏は、2012年ヴィンテージと似ているとの声もあるようです。
また、ボジョレーの生産者は2016年を熟度と酸のバランスの良い、エレガントなワインになると予想しています。
2016年のボジョレーヌーヴォーを含む新酒販売のご予約受付は、もうじきスタートさせていただきます。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
カテゴリー:ワイン