“酒類”に関する記事一覧

損益計算書が来た!(汗)

税理士さんが損益計算書を持って来てくれました。

 

 

 

 

 

 

 

なんだか成績の悪い通信簿を見なければいけない時のような、朝から気が重い感じだったのですが、結果は前年並み。素晴らしいことではないのですが、とりあえずひと安心。でもなんとかせねば~!!(汗)

 酒屋と聞けば「商売たいへんでしょ~!」「やっぱり、ひどいもんなの?」「よくやってるね?」みたいなことを言われることが正直あります。また、確かに大変な業界だとも思います。その昔は免許制で守られていた一種の利権商売みたいな業界でしたから、自由競争になってなおかつ需要が減少すれば、それはあたり前ですが大変なわけですね。

お酒に対する人それぞれの世界観みたいなものが違うように、酒屋に対する見かたもそれぞれ違うようです。ビール系しか興味のない方々の目には、「酒屋はどうしようもないほど大変だ!どこでも同じもの売ってるし!!」と映るようです。確かにこの分野に注力しても未来はないかも知れませんが、いきなり取り扱いを止めれば現在のお客様の要望に応えられません。

 また、「ネットでの販売をするべきだ!」とのアドバイスをいただく機会もたくさんあります。確かにネットの利用法は最重要課題といえるかも知れません。しかし、酒倶楽部ステップの周りには20~30万人の人口があります。両方は追えません。

そしてない頭で考え付いたのがこのブログの利用でした。でもこのブログを始めて数年経ちますが決算はほぼ横ばい。この厳しい世の中でありがたいことなのかも知れませんが・・・・・・・でも、「なんとかせねば!(汗)」って思うんですよ。

一つ良いことがあるとすれば、「酒類販売の専門家」みたいなイメージをより強く持って頂けるようになったことでしょうか。お問い合わせもたくさんいただくようになりました。なかなか全ての方のご要望に応えることはできませんが、一つ一つ地道にご要望に応えて行こうと考えております。

酒類関係のことでしたらお気軽にお問い合わせ下さい。できればメールがうれしいです。

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We can change!

We can change! 現米国大統領であるバラク・オバマさんが選挙の時に掲げた言葉です。規模はまったく違うのですが、酒倶楽部ステップでも酒屋としてより良い方向へ変化しなければいけないと強く感じているんです。ず~と前からですが(汗)!

酒屋さんが商売を変化させた例としては、大手の業務用酒販店さんがワインの輸入と自社企画酒類の卸しになったり、小規模で酒類を輸入されて卸しとネット販売に特化されたりなど。ちょっと前だと地酒専門店やワインショップへ変化するケースがありました。

酒倶楽部ステップは、いわゆる典型的な街道沿いの酒屋さん。業務用商品から贈答用商品まで幅広く扱っております。ビール系も割り安で販売しています。

その酒倶楽部ステップにご来店されるお客様は大きく分けて下記の4タイプ。

1、個人営業の飲食店さん

2、特定の酒類を沢山消費される方

3、自宅で、こだわってお酒を楽しみたい方

4、ご贈答用やお遣い物にお酒を使いたい方

この中でどれかにフォーカスするのがリスクの少ない変化の方法かなって考えてるんですけど、そうなるとやっぱり4の「贈答品やお遣い物」がベストかなってことになります。でも売上や品揃えを考えると急には搾り込めません(涙)!少しずつ変化して行くしかないかなって考えてるんです。

また、「贈答品」にフォーカスして行くとなれば、のし紙はあたり前としても、リボンや包み紙を豊富に揃えてTPOに合わせて美しくラッピングをしなければなりません。それも今風にあまり過剰にならないように。のし紙に記入する筆文字も、あたり前ですがきれいに越したことはありません。

酒屋としての商品の提案力、商品情報を受け取る側にも伝える商品案内なども必要です。店内にもラッピングを効率よくキレイに作業できる場所も設置しなければいけません。もちろん商品管理も必要です。贈答用の商品を有料や無料で試飲できるスペースも必要かも知れません。

ちょっと商売のスタイルを変化させるだけでも大変なことです。現状を考えると一気には変化しにくいのです。徐々に変化して行くしかないのですが、どこまでキッチリ体制を整えられるか。中途半端にならないように規模は非常に小さいですが、酒倶楽部ステップなりのWe can change!を実現できたらいいな~と考えております。

贈答用の酒類に関してアドバイスを頂ければありがたいです。ご要望のご贈答酒のスタイルやこだわりがありましたら、お聞かせ下さい。

ところでオバマさんはWe can chenge!を実現できたのかな!?

 

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酒類の卸売り免許が緩和か!

「酒類の卸売業免許の要件緩和」が規制改革の検討項目に盛り込まれたのだそうだ。

酒屋さんの雑誌「酒販ニュース」さんの記事。

政府の行政刷新会議の「規制・制度改革分科会」が上記を盛り込んだ報告書をとりまとめた。3月に「規制仕分け」を経て閣議決定するとのこと。

その会の「農林・地域活性化ワーキンググループ」が改革案として挙げているのは2点。

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①洋酒卸売業免許の年平均販売基準(見込み)数量の見直し(緩和)

②全酒類卸売業免許の需給調整要件の大幅緩和

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①は農家やその団体がメーカーに製造委託した果実酒等を販売する場合に、小売免許は取得できるが、年間基準数量に満たないため酒類小売り業者に卸売りできないため検討すべきとしているものだが、現在ではすでに見込み数量を満たしていなくても免許を付与する取り扱いとなっているのだそうだ。

酒屋にとっては、今まで酒類を海外から輸入して個人や飲食店に販売することはできたのですが、酒類小売り業者に対しての卸しは数量の問題があり免許を申請しにくい状況でした。それが、数量を気にすることなく輸入卸の免許を申請できるのですから、少量の輸入卸しの商売が可能になるため有利に働く可能性があると思います。また、酒類の輸入卸しの商売を志す方も多く出てくる可能性がありますね。

②は、二国間・地域間の経済連携協定交渉に関連してEUが日本に求めたのだそうです。現在でも輸入品に関しての卸し免許は取得できるのですが、全酒類卸売業免許となると日本の地方で生産される清酒や焼酎も含まれます。

今後、国内での消費数量の減少が見込まれるにもかかわらず日本の酒類卸し市場に参入したいとの事なのか?日本の卸売業者が組織の再編を進めている状況下で、なおかつ中小の卸売り業者が苦しい立場にあり、こちらに関しては今後ひと悶着ありそうな気がします。

とは言っても、清酒、焼酎のメーカーは大部分が中小であり、なおかつ今でも非常に閉鎖的なメーカーも少なくありません。特定の卸し業者とも強い結びつきがあり、外国企業が簡単に割りこめる市場ではないと思われます。

もし、日本の全酒類卸売業に参入したいとすれば、食品市場全体のロジスティクスの一部として酒全体の卸売りも手掛けたいという事なのかも知れません。もし3月の閣議決定で上記の2点が決まれば、国内酒類業界は再度の大波乱となる可能性があります。インターナショナル企業にとって国内の酒類卸売り業者の暗黙の了解みたいなものは関係ないですからね。

上記の案がどのように決着するのか分かりませんが規制は緩和される方向にあります。酒類の国内消費は減少すると予想される中、海外や他業種からの酒類流通業界への参入もあるとすれば、酒類市場は益々混迷の度を増して行きそうです!

しょうがないから酒倶楽部ステップでも酒類の輸入業への参入の可能性を考えてみます!(汗)

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WHOお酒の販売を規制の方向!

酒販通信より(日本の酒類業界が益々厳しくなりそうって話です!)

WHO(世界保健機関)は、酒類の安売りや飲酒が健康に与える影響を規制するための指針案を採決した。(適度な飲酒は体に良いってエライ人が発表してるんですがね~!)

指針案にある対策例

・店舗数、立地の制限(インターネットの時代、関係ない感じもしますが!)

・提供日、時間の制限

・酒類の広告内容等の制限

・スポーツ・イベントへのスポンサー制限

・若者を対象とした販売促進の制限

・飲み放題の制限(これがないと、宴会の時の幹事さんが大変です!)

・最低価格の導入   など

目的は過度の飲酒や未成年者の飲酒を減らすこと。それには増税や最低価格の導入による販売価格の値上げが最も効果的とみているようです。

「たばこ規制枠組条約」は強制力のある国際条約だったのですが、お酒の場合は「指針」という扱いになり強制ではないものの、その進歩状況をWHOへ定期的に報告しなければならないのだそうです。

現在、日本で予定されている自主規制は、酒類のテレビCMを行わない時間帯を平日祝日関係なく5時~18時にする事。今年の秋以降での実施予定。これで意味あるの?って感じもしますが、とりあえず規制は一応強化されてます。怖いのは今後徐々に規制が厳しくなって行く流れですね。

何もしなくても需要が減少している酒類業界にとって、益々向かい風が強くなるような話です(涙)。規制緩和の流れが一気にクイックターンで規制強化に変わったイメージでしょうか。両方とも辛いのですが(汗)!確かにこれまで飲酒運転の罰則強化などで大幅に交通事故が減り、世の中にとって良い事は多いのですがね・・・・・辛い!

1987年にはアルコールに起因する疾病のために年間1兆957億円が医療費としてかかっており、アルコール乱用による本人の収入減などを含めれば社会全体で約6兆6千億円の社会的コストがかかると推計されているのだそうです。

これはひょっとしたら、世の中の行き過ぎたお酒に対する消費活動の修正の動きが起きていて、時間をかけて在るべき自然な水準まで戻ろうとしている手助けになっているのかもしれません。今時の若い人はお酒をあまり飲まないといわれますね。若い人はお酒の消費活動の行き過ぎに違和感を感じているのかもしれません。80年代90年代は明らかに飲み過ぎでした(反省!)。花見の時期になると必ず大学生が救急車で運ばれていた程ですからね!

酒やたばこのCMがTVでバンバン流れている方が不自然なのかもしれませんね!酒屋のおやじはあまり電車に乗りませんが、たまに乗ると中にあまりお上品ではない雑誌宣伝のポスターが下がっているのが、スゴク不自然に感じます。そんなの見てニヤニヤしてたらねー!周りの女子に勘違いされるでしょって(笑)!!

酒屋も何とか生き延びようと思えば、この辺りの変化に対応して柔軟に変化して行かなければならないのでしょうね!個人的には「どーやったら休肝日を取れるか、それも週に2日も!!」が目下注力すべきところでしょうか(笑)!

でも、酒屋に通われる「え!そんなに飲むの!?」みたいな御高齢の方でも元気なんですよね~!特に焼酎を飲んでるお客さんは!!

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