“辛い料理に合うワイン”に関する記事一覧

「チュニジアのワイン」辛い料理に合うワイン

 

 

イタリアの激辛料理が有名なカラブリア州(ブーツのつま先の場所)のワインの記事をこのブログに以前書きました。

その激辛料理によく合うカラブリアの赤ワインに、よく似た印象をチュニジアの赤ワインに持ちました。

どちらも辛い料理を好む地域であるため、チュニジアの赤ワインもカラブリアのワインと同じく、おいしくて辛い料理によく合います。

 

 

 

 

 

 

【チュニジアのカベルネ・ソーヴィニョンとメルローのブレンド】

唐辛子を使ったペーストを塗ったパンと合わせて、おいしく味合わせていただきました。

プレステージな産地の対極にあるような、イタリアのマイナー産地や、歴史はあるがあまり聞かないワイン産地などの、ローカル色の強いのワインは販売が簡単ではありません。

飲んでもらえば美味しいと言ってもらえますが、いざ購入するとなると聞いたことのある産地のワインを選ばれることが多いようです。

ブランド力の違いってやつでしょうか。

それでも、ローカル色の強い地域のワインを理解することは、個人的にはスゴく楽しく感じるのです。

チュニジアとイタリアは地中海をまたいだ対岸に位置しますが、その昔、辛い料理を食べる文化を持ったチュニジアの人がカラブリアに移り住んだってことでしょうか。

もしそうだとしても、唐辛子が南米からもたらされたのはそれほど大昔ではないため、ここ数百年の間の話なのでしょう。

そんなアフリカとヨーロッパの合わさったようなエキゾチックさが、ワインを通じて味わえるような感じがたまらなく楽しいのです。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ワインとお料理のシンプル・マリアージュ

飲み会の多い12月、家族を含む飲み会のお酒にはワインが好まれるようですね。

「でもお料理に合わせたワインをどうやって選んだらいいの?」と悩まれる方もおられるのではないでしょうか。

あるワイン関係の記事によれば、「それほど悩まなくても、ベーシックなマッチングの方法を知っていれば難しいことではない!」とのこと。また「芸術的なワインとお料理のマリアージュなどは、ワイン業界と食品業界の宣伝のための誇張表現なのだ!」とも書いてありました。

たぶんその通りだと思うのですが、それでもお料理とワインで相性の良し悪しは感じるわけです。

 

 

 

 

 

 

お料理にワインを合わせる場合のベーシック・ルールとは、「濃厚な味わいには濃厚なワイン」「デリケートな味わいにはデリケートなワイン」「刺激の強い味わいにはフレーバーの強いワイン」といった組み合わせ。またスパイシーな味わいには甘みのあるワインがバランスがとれて良いのだとか。

 お料理と同じようなタイプのワインが基本的には良いが、正反対の味わいのワインもお料理によっては良いということでしょうか。

参考例として、シーフードなどで柑橘系の果汁を絞りかけるようなお料理には、酸味がしっかりとしていて、柑橘系の風味があるワインが合う。合うワインはたくさんあるが一般的なところではソーヴィニオンブラン種などで、柑橘系の風味のあるものが良いとのこと。

また鶏肉や豚肉の場合には肉類の中でもマイルドな味わいのため、やや軽めの赤ワインが合うとイメージされるが、カレー風味などのスパイシーな味付けも多く、その場合にはマイルドさを消し去ってしまうため、また違ったタイプのワインが合うことになるのだそうだ。

スパイシーなお料理に合わせるワインは難しい。この場合にはタンニンがしっかりとしていて、樽香の効いたワインを合わせる傾向があるが、この場合のワイン選びのポイントは適度なアルコール度数としっかりとした酸なのだそうで、それらが口の中の油分を洗い流してくれるのだとか。そしてほのかな甘みも重要で、口の中のバランスを良くしてくれるとのこと。

この場合リースリング種やアルザスのピノグリ種が理想的なようだ。また、赤ワインを好む場合にはジンファンデル種、シラーズ種、マルベック種が甘みを感じるため良いとのこと。ワインを選ぶ時にはアルコール度数をチェックして13.5%以下のワイン、ジンファンデルの場合には14%以下が良いようだ。

 酒屋のオヤジ的には、塩の焼鳥に赤のゆずこしょうをちょっと乗せて、軽めの赤ワインのアテにするのが最高だと信じております。

お料理に合わせてワインを楽しんでみて下さい。

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ページ
トップ