“熟成酒粕”に関する記事一覧

「酒粕」茶色く熟成して「なら粕」に

 

 

酒関係はやっぱり熟成させた方が、だんぜん旨いと思うのです。

酒粕もその一つでしょう。

酒粕を熟成させたものを「なら粕」と呼ぶのだそうで、「奈良漬け」などに使われます。

熟成させた酒粕は、茶色く変色し、やわらかく、まろやかで、深みのある味わいへと変化します。

 

 

 

 

 

 

<熟成酒粕 「なら粕」>

冷蔵庫の奥に数年間置いて熟成。見た目はまるでお味噌。

ひょっとしたら、塩を加えれば「磨いたお米で作ったお味噌」といえるのかも知れません。そのまろやかさは、かなりの上質さを感じます。

 

 

 

 

 

 

<搾ったばかりの酒粕>

甘酒をつくるのなら、まだフルーティさの残る搾ったばかりの酒粕の方が適しているようです。

しかし、料理にコクやまろやかさを加えるには、だんぜん熟成酒粕が適しているのだと感じます。

 

 

 

 

 

 

<熟成酒粕を加えた料理>

手前味噌な話で恐縮ですが、酒屋のオヤジのつくる料理は美味しいと子供たちに言われるんです。

秘密は、日本酒の熟成酒をドボドボ加えるから。あめ色になった日本酒や、お味噌のようになった酒粕の、美味しいパワーなのです。

科学的な話はよく分かりませんが、熟成によりまろやかになると同時に、味噌や醤油と同じように熟成により旨味成分が増しているのではないでしょうか。

酒粕を熟成させた「なら粕」が美味しいというお話でした。

 

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「熟成酒粕」酒粕が熟成して美味しくなってた!

昨年の酒の仕込みで出た酒粕が、一袋だけ冷蔵庫に入れっぱなしになってました。恐る恐る袋を開けてみると、腐敗臭はまったくなく、逆に美味しそうに酒粕は熟成してたんです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色は茶色く変化して、やわらかくなってました。出来たての時のフレッシュな香りは消え、お味噌のような熟成感ある香りに。酒粕くさい味わいも薄れてヒジョーに良い感じなのです。

酒屋のオヤジは料理人ではありませんが、「食材として高いポテンシャルを秘めいるのでは!」と感じた次第。で、早速自分なりに試してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはオーブントースターでこんがり焼いて芳ばしくしてお味噌汁の中へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出来たての酒粕では、酒粕のクセというか味わいが主張し過ぎている感もあるのですが、熟成酒粕では味わいがまろやかになっているためか良い感じ、さらにお味噌汁の味わいに深みが出たような。

次はレンジでチンしてやわらかくして、サーモンフレーク缶やヨーグルトを加え、スパイス類を少々加えてディップに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらもなかなか良いあんばいに仕上がりました。

酒粕で奈良漬を漬けるには、わざわざ酒粕を木樽に入れて熟成させてから使うと聞いたことがあります。チーズが熟成して美味しくなるように、酒粕も熟成させると旨みが凝縮して、酒粕特有のとがったクセがなくなり、まろやかな味わいに変化するんですね。

色合いが茶色くて、フレッシュさがなくなっているため甘酒には適さないと思うのですが、漬けものやソースなどこだわったお料理に使えそうな感じなのです。アイデア次第では新感覚の美味しいお料理が誕生するかもしれませんね。

12月に入ると毎年人気があります地酒蔵さんの酒粕が酒倶楽部ステップにも並びます。今回は少しとって置いて熟成酒粕にしてみるのも良いですね。

 

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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