“塩山”に関する記事一覧

ブドウ畑仕事~傘紙かけ

先日 山梨県甲州市塩山の

奥野田ワイナリーで ブドウ畑の作業をしてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の作業は

カベルネ・ソーヴィニヨンの房に雨除けの傘を 紙で つける作業。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ

梅雨の終わるこの時期に雨除けの傘をつけるの?

という疑問が 浮かびますよね。

 

それは

9月の収穫直前の秋雨前線から 葡萄の実を守るため。

それも 晩熟とされるカベルネ・ソーヴィニヨンだけに 傘をかけます。

シャルドネやメルローは 秋雨前線 到来の頃には 収穫が終わっているという算段です。

 

6月の梅雨時期に 傘をかけないのは  傘紙をかけることによって 葡萄の周りの風通しを

悪くしてしまうからなのだそう。

葡萄の房の周りの湿度が高まると、葡萄が病気にかかる確率が高くなるのです。

 

傘紙かけのやり方は

1辺に切れ目があり 片面に蠟がぬってある 正方形の傘紙を

葡萄の房にはめて くるっと巻いて傘のようにします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紙を重ねたところを パチッと ホチキスで止めれば出来上がり!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あとは この作業を 一房一房 黙々と 続けるのみ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐ろしいほどの 猛暑のなかでの作業でしたので ちょっとクラクラしましたが、

作業後の ランチ&試飲で癒されました~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜沢シャルドネの2016年ヴィンテージ

まだリリースされて間もないので これからの熟成が楽しみな味わいでした。

この2016年は 一部貴腐菌もついたらしく、味わいに複雑味が 加わっていくかも。

ちょっと 楽しみなワインですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スミレ・ルージュ 2015年の キュヴェ・エルヴァ―ジュ。

スミレ・ルージュの 進化形とのこと。

従来は 新樽と1.2年の樽で 4ヶ月の熟成でリリースしていたものを

3年以上の古樽で 12ヶ月熟成したのだとか。

より スミレ・ルージュの良さがでていて より味わい深く、可憐な果実味が楽しめるワインになっていると思いました。

 

 

さてさて 9月は収穫作業が待っています。

今年のヴィンテージは いかに。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

メルロー 収穫してきました!

山梨県 塩山の

奥野田ワイナリーで

メルローの収穫&仕込み体験

してきました!

 

今年は 葡萄や梨が 豊作だよ~!

という ニュースを テレビや 新聞でも

耳にしましたが

ワイン用の葡萄も

もちろん 素晴らしい出来!

 

空梅雨 でしたし

夏は暑く、雨も少ない

でも 夜温は下がるから

葡萄の酸も落ちない。

 

通常 糖度 21~22度くらいが

今年は 24度以上あるのだとか。

 

すごい ビックヴィンテージが期待できますね。

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勝沼を見下ろす、標高450mほどの高台に位置する

「神田~じんでん」と呼んでいる畑。

1200株のメルローが植えられています。

 

 

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畑いっぱいに

たわわに実ったメルローがいっぱい。

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メルローは

カベルネに 比べると

大きな房ですが

今年は

より 大きく

病気の害もなく

とても健全な状態なのだとか。

 

メルロー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通常、

収穫しながら

傷んでるところや

熟していない緑色の実を

ハサミで取り除いていきます。

つまり

選果します。

 

今年は

ほとんどハサミを入れる必要がないほど

葡萄は良く実っていました。

 

 

とても 乾燥した暑い ヴィンテージでしたので

樹になったまま 実が干し葡萄のような状態に

なっているものもあります。

 

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これも

とても良い状態らしく

つまんで 食べて美味しければ

収穫カゴに入れて 大丈夫とのこと。

 

口に入れてみると

すっごい凝縮感。

 

蜜が詰まったような

キャンディみたいな味わいに

ウットリでした。

房によっては

干し葡萄状態の実に

貴腐菌もついているとのこと。

こんなことも 稀な びっくりすることなんですって。

 

奥野田仕込み6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫カゴの重さは 1.1Kg。

葡萄をカゴいっぱいに収穫すると10kg。

なので

収穫後は 量りで計って

11.1kg に なるよう 調整します。

量り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫終了!

 

収穫後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫したメルローの仕込み スタートです。

 

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ドイツ製の除梗破砕機。

すごく良い 性能なのだとか。

 

 

奥野田仕込み4

 

 

 

 

 

 

 

除梗破砕機に 1カゴずつ入れていきます。

投げ込み口が ちょっと高く、

私も 背伸びするようになってしまうので

ちょっと 大変でした。

 

 

除梗破砕機

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

除梗破砕機で

枝と分かれた果汁は

ホースを流れて

発酵タンクの中へ

 

 

メルロー発酵タンク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キレイに 枝の部分だけ 分かれて 出て来ます。

除梗カス

 

 

 

 

 

 

 

メルローの枝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のメルローが飲めるのは

約2年後。

どんな 味わいになるのか

楽しみですね。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

奥野田ワイナリー~畑作業~傘紙かけ~

日曜日

山梨県 塩山の 奥野田ワイナリー で 畑作業に参加してきました。

 

まず、中村社長の座学です。

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今年のヴィンテージは 天候が良いので

GOOD Vintage が期待できるとのこと。

ただ、冬場の暖冬が影響して 越冬菌が害を及ぼしている畑もあるそう。

 

2010年にそっくりの やや 難しい年と 思われるのだとか。

でも 奥野田では 丁寧な畑仕事が奏して

今のところ 問題なし!

 

今 葡萄は 房の成長を止め、熟していく

ヴェレーゾンというステージに達しています。

そして この 時期 海の日あたりまでに

その年の葡萄の出来の 70%が 確定するのだとか。

ということは 奥野田の 今年のワインは 期待できそうですね。

 

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私のカベルネも

こんなに 成長しました!

 

今日の畑仕事は

カベルネ・ソーヴィニョンの 房

ひとつひとつに

雨よけの傘をかける作業です。

 

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縦に切れ目が一つ入った

正方形の紙を

葡萄の房をくるむように

包みます。

ちなみに

下の二つの写真

紙の質が違います。

 

上は 通常使用している蠟紙。

下は 今回 米のデュポン社が

サンプルとして提供してくれたタイベックスで

出来た傘紙。

値段も 十倍くらい違うらしい・・・。

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切れ目をしっかりと

葡萄の梗 のところに

かけて。

傘の形にしたら

ホチキスで ぱちりと

止めます。

 

 

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この 傘かけ作業、

奥野田ワイナリーでは

カベルネ・ソーヴィニョンにだけしかしていません。

雨がかかることにより

空気中のカビの胞子が房にたまるのを防ぐために

傘かけをするのですが

傘かけによって、湿度がこもり、

病気になる危険性もあります。

 

ですので

収穫が遅く 秋雨の影響を受ける可能性のある

カベルネだけは 傘かけ作業をしますが

収穫時期の早い シャルドネやメルローには

傘かけ作業はしないのだそう。

 

また、6月の梅雨の前ではなく、

なぜこの時期に傘かけをするのかというと

夏至の前までの 葡萄は とってもデリケートな状況なので

傘かけ作業によって ショックを受け その成長を

妨げてしまうかもしれないのだそう。

 

葡萄も生きてるんだなあ と実感。

丁寧な畑作業なしには

美味しいワインはなし!を

痛感しました。

 

ランチには

奥野田ベリザンテを試飲。

マスカットベリーAで 出来た

辛口の微発泡赤。

軽やかな渋味で ランチのハンバーグにも

ピッタリ合いました!

 

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次回は いよいよ 収穫です!

今年の収穫は 全体的に 早まりそうなんですって。

楽しみです。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

奥野田ワイナリー 花かす取り作業

先週の日曜日

塩山の奥野田ワイナリーの

畑作業に参加しました。

 

今回の作業は

「シャルドネの花かす取り」。

奥野田花かす取り 006

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今 葡萄たちは

受粉を終え、実が膨らみ始めたところ。

葡萄の花には

花びらがないんです。

 

実のなるところに

雌しべと雄しべがあり、

その上に「がく」が被さっています。

開花する時に

「がく」が飛びながら雌しべと雄しべが

くっついて自家受粉します。

 

奥野田花かす取り 020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも シャルドネ、

特に 奥野田のシャルドネのクローンは

その「がく」を飛ばす、力が弱いため、

人工的に 「がく」を

取り除いてあげる必要があるのだとか。

 

「がく」を取り除かないと

ここが病巣になる可能性があるそうです。

 

作業の仕方は

比較的簡単!

 

化繊入りの軍手で

葡萄の実を 軽くしごきます。

そうすると

静電気のおかげで

茶色い 「がく」 が

ポロポロっと。

 

奥野田花かす取り 008

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かす取り前 ⤵

奥野田花かす取り 016

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かす取り後  ⤵

奥野田花かす取り 019

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

除葉といって

要らない葉も取り除きますので

このかす取り 作業を

終えると

畑の湿度は 一気に落ち、

さっぱりとした清々しい感じに

畑は包まれます。

 

 

奥野田花かす取り 026

 

 

 

 

 

 

桜沢ヴィンヤードの急斜面での私。

 

 

朝降っていた雨もすっかり止み、畑仕事には

ちょうどいい曇り空。

 

奥野田花かす取り 029

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葡萄畑の周りには

サクランボ農園がたくさんあって、

サクランボ狩りのピークです。

たくさんの家族連れとすれ違いました。

 

奥野田花かす取り 048

 

 

 

 

 

 

 

 

奥野田の畑は

無農薬・無肥料・無耕作。

 

地力を高めるために

マメ科の植物たちが 活躍しています。

クローバーもたくさん 育っています。

 

奥野田ワイナリーの中村社長が

うちの畑には 4つ葉のクローバーがたくさんあるんだよと

仰るので、

4つ葉のクローバー狩りに挑戦。

なんと ホントに

見つかりました!!!

 

 

奥野田花かす取り 049

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無肥料なので

地中から

栄養分である窒素を

得られない分

空気中の窒素を

少しでも多く得ようと

葉の面積を増やそうとする結果

4つ葉のクローバーが

たくさん自生しているそう。

 

やっぱり

美味しいワインを造るのって

奥深いですね。

あ~、楽しかった☻

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

奥野田ワイナリー 畑作業体験

先日の日曜日

山梨県甲州市塩山にある 奥野田ワイナリーに

畑作業の体験に行ってきました。

奥野田 誘引3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作業をしたひやけヴィンヤード カベルネ・ソーヴィニョンの畑

 

 

 

今回の作業は 『 誘引作業 』

先月 剪定した枝を

ワイヤーに

芽が上を向くように 這わせます。

奥野田 誘引7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先月 剪定した私のカベルネ・ソーヴィニョン

 

枝は 硬くて

上に向かって ピッと 伸びています。

 

ワイヤーに届くようにするには

ポキッと 折れてしまうのではと

ビクビクです。

奥野田 誘引2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワイナリーのスタッフの デモを何回もみて

指導を仰ぎながら ゆっくりと チャレンジ。

 

生け花の 留め の要領で

枝の折りたいところに ゆっくりと 圧をかけます。

奥野田 誘引 6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうすると ポキッとならずに 枝は ぐいっとまがるようになります。

芽を上にして

地上 75cm の ワイヤーに 巻き付け

結束バンドで 止めます。

奥野田 誘引 5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誘引後は

主幹の 木の皮を むきます。

木の皮の中に

越冬菌や虫がいて

あったかくなってくると

葡萄の樹に 悪さをするとのこと。

木の皮を 剥いておけば

自然にいなくなるんですって。

 

 

 

 

奥野田 誘引4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンボケしていて

見にくいですが

折った枝からは 樹液が タラリ。

これは 葡萄の樹が 蓄えていた

植物コラーゲン。

味はしないけど

お肌にはいいらしい・・・。

商品化している ワイナリーもあるらしいですよ。

 

奥野田 誘引1

 

 

 

 

 

 

 

作業後の カベルネと 私。

 

次回の作業は

『 芽かき 』。

 

葡萄の芽の 天ぷらも食べられるとか・・・。

 

楽しみです!

 

奥野田ワイナリーの ステップに

入荷しています。

奥野田

 

 

 

 

 

 

 

 

是非 お試しください!

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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