“南フランスのワイン”に関する記事一覧

「カオール」地味な旨さ

 

 

南フランスワインの試飲会に参加させていただきました。

南フランスと言っても、ラングドッグ、ルーションだけではなく、シュド・ウエストやプロヴァンスを含む試飲会です。

ラングドッグ、ルーションには様々なスタイルがあり、かなり今注目される地域なのでしょう。

そして、個人的にもっとも注目したいのが、先日ジュラソンのワインを試飲して驚いた、シュド・ウエストあたりのワインです。

正直、今回感じたのは、南フランスでも地域によってワイン価格に対するバリュー感がバラバラなこと。

フランスワインのヒエラルキーのたぶん下の方に位置するとみられる南フランスのワインですが、その中でも、日本人でも知ってるような有名な南フランスの観光地のワインは、ちょっとお得感に乏しいかな、と感じたりもします。

また、それとは対照的にシュド・ウエストのカオールは、個人的に好きなこともありますが、なかなかお得感があるのではないかと思った次第です。

 

 

 

 

 

 

【カオールの赤ワイン】

「田舎っぽい」「あか抜けない」「スタイリッシュではない」「土くさい」・・・・などと白黒写真のような地味さが漂うカオールのワインではありますが、その素朴さが個人的には、たまらなく好きなのです。

また、地味な産地のためか価格にもお得感があるように思うのです。

カオールはフランスでも最も古い産地のひとつなのだそうで、その伝統ある味わいは、ある意味フランス版の”わび・さび”でしょう。

この暑さがやわらぎ、秋の風が吹き始めたころ、いわゆるジビエと呼ばれるような料理のペアリングにおススメしたいワインのひとつです。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

南仏ヌーヴォーも人気!「カザル・ヴィエル ヌーヴォー2010」

気候に恵まれた南フランスのヌーヴォーです!

Domaine Cazal-Viel  Vin Nouveau 2010  ドメーヌ・カザル・ヴィエル ヴァン・ヌーヴォー2010 750ml 1,575円

このカザル・ヴィエル・ヌーヴォーは南フランスのワインなので解禁日がありません。通常のボージョレ・ヌーヴォーは空輸されますが、南フランスのヌーヴォーは船便。そのためボージョレ・ヌーヴォーに比べてお得な価格。

南斜面で日当たりの良い高品質なブドウができる区画から採れる完熟したシラー種とメルロー種を使用。果実味が豊かで深い味わいが楽しめるヌーヴォーです。

通常のボージョレ・ヌーヴォーは解禁日に間に合わせるようにワインを仕込まなければならないので、もしブドウが完熟していなくても収穫しなければなりません。それに対し、南フランスで造っているカザル・ヴィエルは、太陽をいっぱい浴びて十分に完熟したブドウを使って、じっくりと仕込むため果実味がタップリの味わい。

このワインを日本に紹介している業者さん曰く「カザル・ヴィエルのオーナーであるミケールさんの目指しているワイン造りとは、出来た最初の年から美味しく飲めて、骨格のしっかりとした良く熟成するワインを生み出すこと。」「味わってみると、難しいことを言わずに素直に”おいしい!”と言えるワインを信じられないぐらいリーズナブルな価格で造りだしています。」と。

今年はペットボトル入りの安価なボージョレ・ヌーヴォーが輸入量を伸ばしました。様々なテクニックを使って華やかな味わいに仕上げてあるワインです。このてのワインはちょっと飲み過ぎるとアタマが・・・・・・・・ね~!!(汗)

著名な自然派ボージョレの造り手が「ボージョレにはバナナの香りは存在しない!!」と言っていました。

年に一度、この時期にしかワインを飲まない方も多いです。酵母などを使ってテクニックでバナナのような香りを含む華やかな味わいにしてあるボージョレー・ヌーヴォーを飲むのでしたら、是非、是非、このカザル・ヴィエル・ヌーヴォーをお試し下さい。600~700円では購入できませんが、実質的、本質的にお得だと思いますよ!

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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