新聞によれば、世界最大のビール市場である中国で、2014年初めて販売量が減少に転じたのだそうだ。
中国のビールは大手5社でシェア7割を握るとのことで、トップから華潤ビール23.2%、青島ビール18.4%、ABインベブ(世界最大)14%、北京燕京ビール10.7%、カールスバーグ4.6%。
【日本経済新聞より】
今年も書き入れ時の夏に販売が伸びず、積み上がった在庫の圧縮に向け、中国のトップ・ビール・メーカーである華潤が安売りをしかけ、各社がその安売り合戦に追随しているのだそうだ。
また、華潤は今後ビール事業に集中し持続的な投資を増やしていくとのこと。華潤の主力ブランドは雪花(スノー)で、500ml瓶で2元(約38円)という安さ。
日本では規制がありビールメーカー間での値下げ競争はないとみられますが、中国では大手ビールメーカー間でのガチな販売合戦が勃発しているようです。
中国も日本と同じく少子高齢化傾向にあり、飲酒業界のファンダメンタルズは良いとは言えない。しかし、鈍化したとはいえ高い経済成長は継続しているわけです。
中国を語るときによく出てくるのが農村部と都市部ですが、低価格のビールは主に農村部で消費されているようだ。
経済成長によりこのさき農村部でも所得が増加すると考えれば、ビールの消費量は減っても、消費金額はそれに比例しないかも知れないとも考えられます。
やっぱり酒は、ある程度の価格じゃないとつまんないし、お金があるのに安酒ばっかり飲んでる人もいないでしょう。水より安いビールじゃねぇ~。
中国のビール市場の今後は、プレミアムビールでもシェア争いが勃発するのかも知れませんね。
中国でビールの爆買いしてくるか!?(笑)
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