“ヴィンテージ”に関する記事一覧

それでもボクは「ボルドー2011」が好きだ

 

 

ボルドーワインがメインの大規模なワインの試飲会に参加させていただきました。

ボルドーワインの近年の当たり年といえば、2009、2010なのは周知のとおり。特にボルドーワインはそのヴィンテージが注目されます。

もちろん、当たり年ワインの濃縮感や、なめらかさは素晴らしい。

しかし、しかしです、近年のボルドーワインに限れば、個人的には2011年が好きです。

2011年は決して「スバらしい」といえる年ではないようです。それでも、その分繊細さがあり、飲みごろにもすでに達しているように思うのです。

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【ボルドー サンテ・ミリオン 2011ヴィンテージの日本未輸入のワイン】

当たり年のワインとは、天候に恵まれてしっかりとした成分を含んでいるため長期間の保存に強く、味わいが枯れにくいのだと思います。

しかし、いわゆる「ハズレ年」のワインとは、天候に恵まれなかったために成分がうすく、長期間の保存に対して枯れるのが早いということでしょう。

つまり、「ハズレ年」ワインの魅力とは、力強さや濃縮感には欠けるが、繊細さがあり、飲みごろも早いということでしょう。

また、いわゆる「当たり年」の素晴らしいワインを収穫数年後で飲んでしまうのは、あまりにももったい気もします。

もし今ボウドーワインを飲むなら、個人的には繊細でうす旨系な魅力を持つ2011年ヴィンテージは、左岸、右岸を問わずおススメしたいワインです。

ちょっとマニアっぽい話ではありますが、オフ・ヴィンテージ(はずれ年)からの、自身の好みの味わい探しは意外に楽しい気がする次第です。

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「ボルドーワイン」今の飲みごろヴィンテージは!?

ここまでワインの味わいを科学者のように分析されるのは、世界広しといえどこの人しかいないのではないかと思います。

そんなワイン業界の第一人者であるジャンシス・ロビンソンさんのブログに、飲みごろを迎えているボルドーワインのヴィンテージが紹介されておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ボルドーワインで1本£20(約3000円)以上のワインは最低でも10年ぐらいは寝かせた方が良いようです。また、そんなボルドーワインを若いうちに飲むのは、ワインを無駄にしている様なものなのだそうです。

ボルドーの赤ワインと甘口白ワインは長期間の熟成に向いており、コレクターも世界中にたくさんいるため「今はどのヴィンテージが飲みごろなの?」という質問は多いのだとか。

先ずロビンソンさんが選ぶとすれば、1990年、1982年、1961年、1945年で保管状態の良い信頼できるワイン。また最近試飲した中では、2001年と2002年が現在ちょうど良い飲みごろを迎えており、ボルドーワインを楽しむには賢い選択となるのだそうだそうです。

2002年と2001年は、偉大なヴィンテージである2000年に続く年であり、そのあたりがそれらのヴィンテージの出来の良さに影響しているとのこと。

他の2000年代のワインは、まだまだ飲みごろには達していないとのこと。しかし価格が比較的リーズナブルな2004年に関しては、ものによっては飲みごろのワインもあるとこのとで、ラ・ラギューン、ベイシュビル、バタイエ、グランピュイ・ラコストが飲みごろ。また、ラ・コンセイヤントは珍しく2004年が素晴らしい年となっている。

偉大なヴィンテージである2009年に関してはもう既に美味しいのだが、疑いの余地なくポテンシャルの高いワインを若い段階で飲んでしまうのはワインを無駄にしているようなものだとしています。

最近のテイスティングから2002年ヴィンテージと2001年ヴィンテージのおススメのボルドーワインと、その1ケース(12本入り)の参考価格です。

2002年

ペトリウス(£13,500)、シュバルブラン(£3,000)、ヴュー・シャトー・セルタン(£750)、ラ・ミッション・オーブリオン(£1,250)、マルゴー(£3,600)

2001年

イケム(£5,500)、ラトゥール(£4,800)、リューセック(£1,500)、マルゴー(£3,800)、ラフィット(£7,500)、オーブリオン(£3,500)、ヴュー・シャトー・セルタン(£980)、ピション・ロングヴィル(£950)、ラ・ミッション・オーブリオン(£1,700)

 ボルドーワインを楽しむ参考にして頂ければ幸いです。

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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