ここ蕨市の姉妹都市のひとつであるカリフォルニアのエルドラドから交流団が到着しました。
我が家にもお一人、交流団のお客様が滞在されます。
その方が来られて、二つの驚いたことがありました。
その方は、その昔に日本からカリフォルニアへ移住した会津藩士たちと、その中の一人の娘さん「おけいさん」のガイドをされている方だったんですね。
なんでも戊辰戦争の後、会津藩士の一部がカリフォルニアへ渡り、「ワカマツ ティー&シルク ファーム コロニー」と呼ばれる農園を開拓したのだとか。
その後の日本からカリフォルニアへの移民の先駆けとなったのは、なんと戊辰戦争に敗れた会津藩士たちだったんですね。
まったく知らなかったとで、ちょっとビックリです。
農園の経営は順調には進まず、転売され会津藩士たちはバラバラになったのだそうで、その後の不幸な歴史もあり、今では日系人でもその歴史を知る人はあまり多くはないとのこと。
「ワカマツ ティー&シルク ファーム コロニー」は今でも存在し、そんな歴史の象徴でもある「おけいさん」のお墓を訪れる方々がおられるのだそうだ。
そして、もう一つの驚きがお土産のカリフォルニア・ワイン。
カリフォルニア・ワインの質が非常に高いことは周知のとおりですが、いわゆるパーフェクトなカリフォルニア系のイメージではなく、よりナチュラルでピュアーな印象のロゼ・ワインでした。
【Birichino Vin Gris ロゼ】
名前の印象から、たぶんイタリア系の方が造られているワインでしょうか。
カリフォルニア・ワインに対して失礼ながらイメージする、いわゆる新世界ワイン的な味わいではなく、「これ、フランスの自然派でしょ!?」みたいな印象のワイン。
しかも、そのレベルは非常に高い。今まで飲んだことのあるロゼ・ワインでは、ほとんど最も好きなワインかも知れません。
カリフォルニア・ワインの味わいも多様化しているということでしょうか。
この他にもたくさんのカリフォルニア・ワインを今回の交流団の方々は持参されたようで、その中には蕨市の姉妹都市エルドラドのワインもあるようです。
一応ワイン関係者の一人として、「これはなんだかスゴイことになってきたかも!」などと感じている今回の交流です。
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