日曜日
山梨県 塩山の 奥野田ワイナリー で 畑作業に参加してきました。
まず、中村社長の座学です。
今年のヴィンテージは 天候が良いので
GOOD Vintage が期待できるとのこと。
ただ、冬場の暖冬が影響して 越冬菌が害を及ぼしている畑もあるそう。
2010年にそっくりの やや 難しい年と 思われるのだとか。
でも 奥野田では 丁寧な畑仕事が奏して
今のところ 問題なし!
今 葡萄は 房の成長を止め、熟していく
ヴェレーゾンというステージに達しています。
そして この 時期 海の日あたりまでに
その年の葡萄の出来の 70%が 確定するのだとか。
ということは 奥野田の 今年のワインは 期待できそうですね。
私のカベルネも
こんなに 成長しました!
今日の畑仕事は
カベルネ・ソーヴィニョンの 房
ひとつひとつに
雨よけの傘をかける作業です。
縦に切れ目が一つ入った
正方形の紙を
葡萄の房をくるむように
包みます。
ちなみに
下の二つの写真
紙の質が違います。
上は 通常使用している蠟紙。
下は 今回 米のデュポン社が
サンプルとして提供してくれたタイベックスで
出来た傘紙。
値段も 十倍くらい違うらしい・・・。
切れ目をしっかりと
葡萄の梗 のところに
かけて。
傘の形にしたら
ホチキスで ぱちりと
止めます。
この 傘かけ作業、
奥野田ワイナリーでは
カベルネ・ソーヴィニョンにだけしかしていません。
雨がかかることにより
空気中のカビの胞子が房にたまるのを防ぐために
傘かけをするのですが
傘かけによって、湿度がこもり、
病気になる危険性もあります。
ですので
収穫が遅く 秋雨の影響を受ける可能性のある
カベルネだけは 傘かけ作業をしますが
収穫時期の早い シャルドネやメルローには
傘かけ作業はしないのだそう。
また、6月の梅雨の前ではなく、
なぜこの時期に傘かけをするのかというと
夏至の前までの 葡萄は とってもデリケートな状況なので
傘かけ作業によって ショックを受け その成長を
妨げてしまうかもしれないのだそう。
葡萄も生きてるんだなあ と実感。
丁寧な畑作業なしには
美味しいワインはなし!を
痛感しました。
ランチには
奥野田ベリザンテを試飲。
マスカットベリーAで 出来た
辛口の微発泡赤。
軽やかな渋味で ランチのハンバーグにも
ピッタリ合いました!
次回は いよいよ 収穫です!
今年の収穫は 全体的に 早まりそうなんですって。
楽しみです。
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