今の日本の株式市場は、ひょっとしたらワイン市場におけるティニャネロ(スーパータスカン)に似ているのかも知れません。
高級ワインの業者間取引サイト Liv-ex さんのレポートによれば、ティニャネロの評価は高いが、その評価が価格に反映されていないようだ。日本の株式市場も同じようにもっと価格の上昇による評価を受けてもよさそうな企業さんはたくさんあるように思うのだが、なかなか盛り上がらない。
そして9月末のドレッシング買いとみられる値上がりの後、10月に入った途端にリスク回避の動きだ。
先進国の金利急低下、中国景気、資源価格・・・そして株式市場の情緒的反応・・・・マクロは読めない!
【日本経済新聞さんの記事】
しかし、市場が情緒的だからこそ、そのバリューのみを気にするマクロが読めない派には好機なのだと思うのです。
日経新聞さんによれば、ある外資系投資ファンドに本国から「株式相場が大きく調整したときにどの企業を買うのか。そのシナリオを策定せよ。」との指示が来ているのだとか。
「イビデン」さん「「住友商事」さんの業績下方修正による想定外の急落。「設備稼働の遅れ」「掘っても資源がなかった」で、後者の状況はともかくとして、前者の「イビデン」さんは魅力的だと思うのです。
「予想BPS2300.23円に対して予想EPS79.66円←低すぎるでしょ!これじゃPER22になるわさ!PBRは0.76で、自己資本69%のしっかりした素晴らしいビジネスモデルを持たれた優良な企業さん・・・・・・・・・買いでしょ!」
ちょっと今はお腹がイッパイで買えませんが、マクロと業績に翻弄される情緒的な市場の買いの好機がまた現れたように思うのです。
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