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「ジョージアワイン」栃ノ心優勝で話題

 

 

新聞によりますと、平幕優勝を果たしたジョージア出身力士栃ノ心の影響で、ジョージアワインが話題になっているらしいのです。

なにが話題になっているのかと言えば、ちまたでは女性でもボトル1本は軽いと言われているほどにジョージアワインは二日酔いしないとのこと。

非常にプリミティブな造りのため余計なものが使われていなかったり、皮などの成分がより抽出されていることによる、二日酔いしにくいと言うことでしょうか。

それでも、栃ノ心が頑張って優勝したことにより、素晴らしいジョージアワインが注目されているのは良いことだと思います。

酒倶楽部ステップでおススメのクヴェヴリ製法(甕壺造り)のジョージアワインです。

 

 

 

 

 

 

【ナオタリ サペラビ(赤ワイン) と オレンジワイン】

なんでもジョージアでは就業人口の約半分がワイン関係の仕事をしているのだそうですから、それはもう隠れたワイン大国と呼べるかも知れません。

またジョージアワインは、かのクレオパトラが愛飲したワインであり、美食家として有名なイギリスのチャーチル元首相に「生涯にわたり買い占めたい」と言わしめたほどなのだとか。

つまり、チャーチル元首相が愛飲したと言われているシャンパンのポル・ロジェぐらいの価値を、ジョージアワインは持っているのということでしょうか。

そうだとすれば、ジョージアワインは凄まじいくお得感のあるワインと言うことになります。

祝 栃ノ心優勝

二日酔いしないかも知れなくて美味しいジョージアワインは如何でしょうか。

おススメ致します。

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「ナオタリ」ジョージア オレンジワインと鶏肉の甘酢味

 

 

ジョージアの伝統的なワイン醸造法は、2013年に日本の和食とともに、ユネスコの無形文化遺産に指定されたのだそうです。

その伝統的なワイン製法を輸入会社の方から教えていただいたYouTubeで鑑賞させていただき、驚きました。

鹿児島で見た伝統的な芋焼酎製法と見た目がそっくりなのです。地中に埋められた素焼きの壺の中をかき回している姿は、まるで鹿児島での芋焼酎造りの光景なのです。

偶然なのか、なんだか興味深い共通点でした。

そのジョージアの伝統的なワイン醸造とは、つぶしたブドウを地中に埋めたクヴェブリと呼ばれる素焼きの壺に入れ、その中で発酵、そして熟成させます。

地中に埋めることで発酵に必要な一定の温度を保つのは、芋焼酎造りと同じ。

白ワインのブドウの皮や種と一緒に発酵させるため、琥珀色のオレンジワインになります。

YouTubeでその製法を見て驚いたのは、ほとんど最小限度にしか手を加えていないこと。人の手が入るのは、ブドウをつぶすこと、かき混ぜること、発酵が終わったら粘土と土で密封させることぐらいの印象なのです。

余計なテクニックを使わない原始的ともいえる製法なのでしょう。まさに、自然派なワインなのです。

そんな製法で作られたオレンジワインに合う料理がありました。

 

 

 

 

 

 

【ジョージアのナオタリ「オレンジワイン」と手羽元のさっぱり煮】

樽の風味のまったくないドライなワインのためか、甘酢風味の甘味によく合うように感じた次第です。

 

かなり限定的な生産量の、ほとんど天然記念物のようなワインを日本に居て楽しめるのですから、ありがたいことです。

特別な日にジョージアのオレンジワインは如何でしょうか?

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ジョージアワインの魅力

 

 

まるで新進気鋭の自然派ワイン生産者が造る気合の入った自然派ワイン。伝統を感じさせる複雑感ある味わいには驚きました。

考えてみれば、そんな新進気鋭の生産者が造り出す自然派ワインとは、伝統の製法に回帰するような製法であるため、ジョージアワインのように、ひたすら伝統を守って来たワインに対して同じような印象を持つのは、あたり前と言われれば、あたり前のことなのかも知れません。

伝統あるワイン生産地のワインと、いわゆる新世界と呼ばれるワイン生産地のワインの違いは、その味わいの複雑味にあるように思います。

今のところ、ジョージア以上に古いワインの痕跡は世界のどこからも見つかっていないとのことで、ジョージアがワイン発祥の地と考えられています。

様々な自然界の酵母が活動してその後に様々な味わいとして溶け込んでいるような、人工的には造り出せないであろう自然な味わいなのです。

 

酒倶楽部ステップのご近所さんに、なんとジョージアワインの輸入販売をされている方がおられ、ジョージアワインの試飲をさせていただきました。

2015年まで日本ではこの地のことを「グルジア」と呼んでおりました。それ以降は英語読みの「ジョージア」が日本語の地名。現地語では「サカルベロ」なのだそうです。

 

 

 

 

 

 

<上の写真は左からルカシ社の「サペラビ」赤、「チハベリ」ロゼ、ナオタリ社の「ルカツィテリ・キシ・ヒフヴィ」白、「サペラビ」赤>

すべていわゆる辛口ワイン(説明にはセミスイートと書かれたワインもありましたが、試飲した印象はすべて辛口でした)。

「」内はすべてブドウ品種の名前。ジョージアで栽培されるブドウは500種以上で、大半は収量の少ない希少種で、気候・風土・土壌の適した各地のミクロゾーンで栽培されているのだそうです。

ルカシ社のワインは、そのラベルデザインの素晴らしさもさることながら、「チハベリ」ロゼはサクラアワードの2015年ダイヤモンドトロフィー(最高賞)を受賞しているほどの品質。

ルカシ社のワインは伝統的なジョージアの製法ではなく、ステンレスタンクを使用。赤ワインは濃厚さと爽快さのある複雑味を感じる味わい。ロゼワインは軽やかではあるが、複雑で深みを感じる味わい。

ヴィンテージは2013年と2015年でしたが、今飲むにはまだもったいない印象の味わいでした。やはり伝統的なワイン産地のワインはそもそも寝かしてより美味しくなるようにデザインされているようです。

ナオタリ社の方は、まったくもって伝統的製法のワイン。曾祖父の代から同じ製法、同じセパージュでワインを生産しているのだとか。

クヴェブリと呼ばれる地中に埋められた素焼きの壺の中で発酵させます。

白ワインはブドウの皮や種と一緒に発酵させるため、いわゆるスキンコンタクトによる最近人気の高いオレンジ色の「オレンジワイン」。これは、ある意味、驚きのあるワインとしてソムリエさん受けが良いような気もする、非常に複雑感ある味わい。

赤ワインの方はまったくもってジョージアの伝統的ワインながら、新進気鋭の気合の入った自然派ワイン生産者が造ったような印象の、これまた複雑味が心地良い味わい。

 

ひょっとしたらスタイリッシュとは正反対の”素朴”とも呼べるかもしれません。この樽香の影響が感じられないワインの味わいは、自然派ワインファンに特におススメしたいワインです。

ジョージアワインは如何でしょうか?

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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