“ジョヴァンニ・マリア・ケルキ”に関する記事一覧

「ジョヴァンニ・マリア・ケルキ」サルディーニャのブドウ作りの奇人!

あるいはマニアっぽ過ぎるワインなのかも知れません。古代ローマ時代のブドウを復活させた希少ワインです。

しかし、その品質は高く評価され、遂にはイタリア大統領府のワインリストに載り、ゴルバチョフ元大統領の晩餐会にも使用されたのだそうです!

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左【ジョヴァンニ・マリア・ケルキ  ルッツァーナ IGT】ブドウ品種:カリニュラーリ50%、カンノナ50%

右【ジョヴァンニ・マリア・ケルキ カリニュラーリ IGT】ブドウ品種:カリニュラーリ100%

 サルディーニャの西北、サッサリの街の南に ”ブドウづくりの奇人!” と呼ばれ「国内では知らない人はいない!」とまで言われている爺さんがいる。ジョヴァンニ・マリア・ケルキさんがその人。

サルディーニャに古代ローマ時代から伝わるぶどう品種である「カニュラーリ」を絶滅から守るため、まるで気が狂ったかのように自分の畑で毎日「カニュラーリ」のお世話を続けたのだそうです。

そして努力の末、遂に洗練されたワインとして「カニュラーリ」を復活させました。その品質は高く評価され、イタリア大統領府のワインリストに載り、ゴルバチョフ元大統領の晩餐会にも使用さたのでした。

まさに、ジョヴァンニ・マリア・ケルキさんは「カニュラーリの中興の祖」となったのです。

シガーやカカオ、ミルクの香りが漂い、ソフトでクリーミー、とろけるような舌触りのワイン。その品質の高さは日本の「イタリアワイン図鑑」でも特筆されているのだとか。

 生産量も在庫量も少ない非常にレアなサルディーニャのワインです。「特別なワイン」を楽しみたい、もしくは贈りたい方におススメです。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

自然派ワイン試飲会

自然派ワインの試飲会です。

 

 

 

 

 

 

 

 

現在では有名なワイナリーでも自然派のワイン造りの技法を取り入れているため、なかなか自然派ワインとそうでないワインの境界線がハッキリしない感じもあります。

それでもあえて自然派ワインと区別されて呼ばれる、今回の試飲会で出品されているようなワインは、良い意味で「いっちゃってるワイン!」「突き抜けてるワイン!」。どこも少量生産で手間暇かけて造っております。毎年味わいが違うなんてあたりまえ!自然のものなのです。この日、輸入業者として来場されていた愛知県在住のマスター・ソムリエの方は、この手のワインを「あやしいワイン!」と呼んでおりました(もちろん良い意味で)。

生産者のなかには自分と近所の人のためにだけ今まで造って来たが、初めて日本に輸出したような、ある意味大変に希少価値の高いワインも登場しておりました。

自然派ワインの味わいは、先ずピュアーであり、やわらかく、密度のある、さまざまな表現力を持ったワイン。印象に残ったワインの一部ををご紹介してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「レ・シュマン・ド・カラボット」フランス・ラングードック

オーナー兼醸造家はフランスのジャズ評論家であり、ラジオの人気ディスクジョッキーのジャン・イヴ・シャペロンさん。小石がごろごろとした畑に魅力を感じて2005年に取得したのだそうです。南ローヌの有名な醸造家であるマルセル・リショウさんからアドヴァイスを受けながら「なるべく何もしない。人は少し手を貸しているだけ。」のワイン造りを、収穫時期以外はたいてい一人で行うのだとか。もちろんワインの醸造や発酵には質の良いジャズを聞かせているそうです。

南フランスらしいシラー、グルナッシュ、カリニャンから造られるワインは密度があって非常になめらか。酒屋のオヤジのとなりで試飲をされていたソムリエさんらしい方も「う~ん!このワインは出来がイイね!」なんて思わず言ってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ル・マゼル」フランス コート・デュ・ローヌ

これもまた、ある意味突き抜けてるワイン。通常ワインのアルコール発酵は一ヶ月間程度なのだそうですが、このル・マゼルのアルコール発酵期間はなんと2年間。ポルトンという珍しいブドウ品種を使い、酸化防止剤無添加で造られます。イチゴ系の風味がたっぷりのなめらかな味わいの、ややきわもの的自然派ワイン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 愛知県在住のマスター・ソムリエさんが20年間イタリアに通い探し出した、マスター・ソムリエさん曰く「あやしいワイン!」。この「あやしいワイン」を平たく言えば、超マニアック過ぎるほどマニアックなワインとでもなるのでしょうか。流石はマスター・ソムリエさんの引っ張るワイン。どれもホントにあやし過ぎる(超ウマい)!!

写真の中央の14と書かれたワインレッドのラベルのワインは、サルディーニャの西北サッサリの街の南で、ブドウつくりの奇人と呼ばれる国内では知らない人がいない!といわれる爺さんジョヴァンニ・マリア・ケルキさんのワイン。古代ローマ時代のブドウである「カニュラーリ」を気が狂ったようなお世話で絶滅から守り、洗練された風味に仕上げたワインで、ゴルバチョフ元大統領の晩餐会にも出されたのだとか。

 いわゆる自然派と呼ばれる生産者とは、自分なりの哲学を持った(いっちゃってる!?)芸術家肌の方が多いようで、凡人である酒屋のオヤジには正直・・・???みたいなワインもなかにはあります。しかし、自然派ワインを最初に口に含んだ時の印象、飲んでる最中の印象、何杯か飲み終えた時の印象と、その単調でない表現力を持つ自然派ワインは印象が違うのです。

口に含んだ瞬間に風味が広がり、「これはウマい!」と感じても、2杯目3杯目と飲んでいるうちに飲み飽きしたりするようなワインの正反対のワインとも言える、飲んでるうちにそのワインの良さがスーっとナチュラルに感じたり、飲んだ後にいわゆるヌケが良いみたいな心地良さを感じるのが自然派ワインなんですね。

1本飲めば良く分かる自然派ワインの魅力でしょうか!

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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