“サンテミリオン”に関する記事一覧

シャトー・ヴュー・フォルタン1996(サンテミリオン)

 

 

右岸ボルドー、サンテミリオンのワイン「シャトー・ヴュー・フォルタン1996」です。

 

 

 

 

 

 

【シャトー・ヴュー・フォルタン1996】

ボルドーワインとしてはかなりマニアっぽいワインと言えるかもしれません。

ほとんど日本では販売されていないワインでもあります。

このサンテミロンの赤ワインは20年以上経過してやっと飲みごろに差し掛かっている印象です。

それでも、まだまだパワフル。パワフルさとエレガントさの両方を兼ね備えているなかなか素晴らしいワインだと思った次第です。

そのパワフルさからは更なる熟成によるポテンシャルを感じます。またスパイシーでもあり、シルクのようなエレガントさを感じる味わいは、ボルドーワインならではの醍醐味でしょうか。

ハロウィーンの時期は株の買い時として適しているのだそうですが、銘醸地のヴィンテージワインを楽しむのに適した時期でもあるようです。

 

秋の味覚と熟成ボルドー・・・・・至福のひと時でしょうか。

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「Ch・トロロン・モンド」肉感的に優雅な魅力

 

 

さて、前回に引き続いてボルドー、サンテ・ミリオンの生産者「Ch・トロロン・モンド」の当主であるパリエンテ氏を囲んでの会の続きです。

今回は、「Ch・トロロン・モンド 2006、2009、2010」と食事のマリアージュ。

まずは2006年ヴィンテージ。2006年ヴィンテージは「Ch・トロロン・モンド」が格付けで特一級に格上げされた記念すべきヴィンテージなのです。

 

 

 

 

 

 

2006年ヴィンテージは、まさに今からが飲みごろといった印象。シルキーというよりもベルベッティな厚みのある滑らかさ。

マリリン・モンロー的とも言えそうな、肉感的な魅力を感じる味わいでした。

ワインアドヴォケートのテイスティングコメント:

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野生酵母を思わせるか仄かな肉の香りを湛えた2006年は、重量感のある活力に満ちたブラックチェリーと桑の実の印象的なアロマが香り、空気に触れるにつれ仄かなヨード香を帯びてくる。飲み始めはダークラムとカシスの風味を湛えたミディアムボディの味わいが広がる。若いうちはアルコールの高さほど感じられないフルボディで、快楽に満ちた贅沢なスタイル。硬質なタールの風味が後味に広がる。飲みごろ:2016-2026年。


 

 

 

 

 

 

<ブラック・コッドのシヴェソースとのマリアージュ>

ブラック・コッドとは銀鱈のことのようですが、赤ワインが加えられていると感じられるシヴェソースというソースが添えられたことで、トロロン・モンドとの相性は素晴らしいものでした。

どちらかといえば淡白な味わいの鱈だからこそ、この赤ワイン系のソースが合い、またボリューム感ある赤ワインが合うということでしょうか。この見事な三段論法とも言える芸術的マリアージュにはうなってしまうほどでありました。

 

 

 

 

 

 

<世紀の当たり年である2009年、2010年と牛フィレ肉のマリアージュ>

2009年、2010年ともにパーカーポイントは99点。

あまりにも素晴らしい当たり年なようで、ポテンシアルの高さも素晴らしい。まだまだもったいない味わいなのです。

他方、ワイン収集家の方にとっては、最高のヴィンテージと言えるでしょう。

アルコール度数は16%レベル。芳醇でパワフル。たぶん収集家の方々にとっては、たとえこれら2009年、2010年のワインをワインセラーに入れっぱなしで忘れ去ったとしても、その後のまだ若々しさを感じる味わいに驚いてしまうようなレベルではないかと思う次第です。

「いったいいつになったら飲みごろを迎えられるのか!?」みたいな凄まじい当たり年感あるヴィンテージのワインでした。

牛フィレとのマリアージュはもちろん素晴らしいのですが、個人的にはジビエなどのもっと個性の強い味わいの肉と合わせてみたい印象でした。

 

優雅で肉感的、そしていわゆる自然派のためか温かみのある味わいが、大変に素晴らしい偉大なワインだと感じた次第です。

素晴らしい体験をさせていただきました。

関係者の皆様、本当にありがとうございました。是非、当店でも扱いたいと思います。

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「Ch・トロロン・モンド」当主を囲む会

 

 

ボルドー、サンテ・ミリオン地区で最大規模のワイナリーである「シャトー・トロロン・モンド」の現当主であるグザヴィエ・パリエンテ氏が来日され、食事会が催されました。

大変にありがたいことに、そんなまったくもってハイエンドな集まりに、場違いではありますが酒屋のオヤジを呼んでいただいきました。

当主のパリエンテ氏はフランス人らしく、とてもオシャレで情熱的な方。サングラス、ピンクのシャツ、寒い日に素足に革靴と、自身の主義を貫き通すような、いわゆるちょい悪おやじ系な印象の方。

ワイン造りにも自身の主義を貫き通しており、環境に優しく創造的で革新的なアプローチを長年に渡り続けてこられ、2006年ヴィンテージでついに各付けで特一級シャトーに認定されました。

なんでもぶどう畑の1/3は馬だけを使って耕作し、過去10年間に殺虫剤や農薬は一切していないのだとか。

今回、素晴らしい食事と一緒に味わった「Ch・トロロン・モンド」は、2013、2012、2011、2006、2009、2010のヴィンテージ。

ざっくりとした味わいの印象は、非常に”肉厚”で”温かみ”を感じるような味わいでした。たぶん情熱的な味わいと表現できるかもしれません。また、その高めのアルコール度数と成分の凝縮感は、高い熟成の可能性を感じさせます。

 

 

 

 

 

 

【Ch・トロロン・モンド 2013 2012 2011 と 鰻とあん肝のミルフィーユ】

はっきり言って、まだ飲むにはもったいないヴィンテージばかりですが、それでも山椒の風味が加わった鰻に、この厚みのあるボルドーワインが素晴らしく合うと感じました。

この3つのヴィンテージの中で現時点でもっともバランスの良さを感じたのは2012年ヴィンテージでしょうか。

また、特筆すべきは2011年ヴィンテージでしょう。

一般的にはあまり天候に恵まれなかったと言われる2011年ですが、まったく他の2つのヴィンテージと比べても遜色がありません。「これが2011年なのか!?」と感じる味わいなのです。

当主のパリエンテ氏曰く、このヴィンテージはもっとも製造原価が高く、損をして造り上げたとのことで、通常の5台以上の手間暇をかけたとのこと。

そのため2011年ヴィンテージはボルドーの中でも1、2の評価を受けているとのことでした。

あまりにももったいない体験のため、次回も引き続き2006、2009、2010ヴィンテージに関して書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルコール度数が高めなためか、ひどい酔っ払い顔なため、一部顔を隠させていただきました。酔っぱらっちゃってスミマセン。

それにしてもムッシュ・パリエンテはダンディな方でした。

カッコいい~!!

そして、楽しかったデス

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「Ch・トゥール・サン・クリストフ2012」ボルドーワイン驚きのコスパ

 

 

すごいポテンシャルを持つワインだと思いました。

4000~6000円ほどのボルドー右岸の2012年ヴィンテージ赤ワインなのですが、まるでトップクラスのボルドーワインでも試飲しているかのようだから驚きました。

ある試飲会で試飲させていただいたんです。「このボルドーワインがこの価格で、この味わいですか!?」みたいな衝撃を、あくまでも個人的にはでありますが感じたんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【シャトー トゥール サン クリストフ 2012 ACサン テミリオン特級】

今楽しむにはまだまだ若すぎる味わいのワインです。

買ってすぐに飲むなら、それこそ「若いボルドーワインを飲むのは、ワインを無駄にしているようなものだ」なのかも知れません。

それでも、そのシルキーでエレガントさのある味わいは、いわゆる有名ブランドの若いトップ・ボルドーワインの印象なんです。

今後どのように熟成して行くのかは、たぶん誰にも正確な予想はできないのだと思います。それでも今のところの味わいは、まったくもって高級感あるグランヴァン。

もっと言えば1万円以下のボルドーワインの味じゃない!とあくまでも個人的にではありますが感じた次第です。

2012年は右岸ボルドーワインの当たり年とされております。

もし自身のワインコレクションに加えて、そのポテンシャルを楽しみたいと思えば、この価格は買いではないかと感じました。

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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