“グルジアワイン”に関する記事一覧

ステップワイン会 10月のご報告とこれからの予定

秋は いろいろな行事が目白押しですね。

ステップでも 10月・11月・12月とワイン会を企画。

10月の会も 盛況でした。

 

テーマは 「ワイン発祥の地 グルジア(ジョージア)を知る会」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旧ソ連領であり 「グルジア」とは ロシア語なので 現在は ジョージアという名に国際的に変更。

東欧の小国 ジョージアは 数々の遺跡から ワイン発祥の地と言われています。

グルジア語の gvino( グヴィーノ) が  ワインという各国の言葉 wine/ vino/vin・・・・の語源という説もあります。

そして クヴェヴリという地中に埋められた卵型の甕で 発酵から貯蔵まで行う ジョージアの伝統的なワイン造りの手法が

ユネスコの無形文化遺産に登録されています。

この伝統的な醸造法、ブドウの果皮や果梗、種も一緒に甕にいれて醸造する方法は

今 世界中で流行っているオレンジワインに共通する手法であったり、

日本で栽培されている 甲州種は グルジアの固有種 と 同じDNAをもっているという鑑定結果がある

など ワイン好きには たまらなく魅力的な国です。

 

輸入会社のサカルトベロ店主の奥山さんが 現地で撮影した映像を交えて

ジョージアの文化や ワインの造りについて 楽しいお話をしてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョージアは 国内の治安も良く、物価も安いうえに 交通網も発達していて とても旅行しやすいそう。

それから なんといっても 食べものが 美味しいというのも 魅力的。

 

是非 ワイン会で ジョージアのワインと料理のマリアージュを愉しみたい!と 思ったのですが

現在 ジョージア料理を提供している レストランもなく お取り寄せの食材も難しいようでした。

そこで うちのまさるさんが レシピサイトに ジョージア料理の作り方があり 試作。

サカルトベロの 奥山さんに 試食していただくと

まさに ジョージアの なすとクルミを使った料理「バクラジャーニ」だ! という お褒めの言葉をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砕いたクルミに ニンニクと 様々な香辛料を加えて 茄子でくるんだ料理「バクラジャーニ」。

私たちは 本場の バクラジャーニは 食べたことがないのですが

クルミの風味に ニンニクやクミンシードなどの 香りが混ざり合う。

なすの食感との相性も良く

白ワインにも 赤ワインにも 合い おつまみとしては 最高のお料理!

 

今回 ご参加いただいた方々には ご満足いただけたようでした。

 

今後のワイン会の予定です。

 

来週 2017年11月12日(日)17:00~19:00  ステップ 店舗 2F

蕨市民音楽祭の会場提供として

「アンサンブルパティシエ による 木管トリオをワインのマリアージュ」 

クラシック音楽の演奏を聴きながら ワインを愉しみます。

参加費 2000円

まだ お席はいくつか ございます。

 

 

ボージョレ・ヌーヴォー 解禁に合わせて

2017年11月18日(土)・19日(日) 11:00~17:00 ステップ 店舗 1F

「ボージョレ・ヌーヴォー 店頭試飲会」

 

来月 2017年12月3日(日) 13:00~15:00  ステップ 店舗 2F

ステップワイン会 「年末年始におすすめのとっておきワインを愉しむ会」

参加費 5000円 お申込みは 11月26日までに。

 

是非 お気軽に ご参加ください。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ジョージアワインの魅力

 

 

まるで新進気鋭の自然派ワイン生産者が造る気合の入った自然派ワイン。伝統を感じさせる複雑感ある味わいには驚きました。

考えてみれば、そんな新進気鋭の生産者が造り出す自然派ワインとは、伝統の製法に回帰するような製法であるため、ジョージアワインのように、ひたすら伝統を守って来たワインに対して同じような印象を持つのは、あたり前と言われれば、あたり前のことなのかも知れません。

伝統あるワイン生産地のワインと、いわゆる新世界と呼ばれるワイン生産地のワインの違いは、その味わいの複雑味にあるように思います。

今のところ、ジョージア以上に古いワインの痕跡は世界のどこからも見つかっていないとのことで、ジョージアがワイン発祥の地と考えられています。

様々な自然界の酵母が活動してその後に様々な味わいとして溶け込んでいるような、人工的には造り出せないであろう自然な味わいなのです。

 

酒倶楽部ステップのご近所さんに、なんとジョージアワインの輸入販売をされている方がおられ、ジョージアワインの試飲をさせていただきました。

2015年まで日本ではこの地のことを「グルジア」と呼んでおりました。それ以降は英語読みの「ジョージア」が日本語の地名。現地語では「サカルベロ」なのだそうです。

 

 

 

 

 

 

<上の写真は左からルカシ社の「サペラビ」赤、「チハベリ」ロゼ、ナオタリ社の「ルカツィテリ・キシ・ヒフヴィ」白、「サペラビ」赤>

すべていわゆる辛口ワイン(説明にはセミスイートと書かれたワインもありましたが、試飲した印象はすべて辛口でした)。

「」内はすべてブドウ品種の名前。ジョージアで栽培されるブドウは500種以上で、大半は収量の少ない希少種で、気候・風土・土壌の適した各地のミクロゾーンで栽培されているのだそうです。

ルカシ社のワインは、そのラベルデザインの素晴らしさもさることながら、「チハベリ」ロゼはサクラアワードの2015年ダイヤモンドトロフィー(最高賞)を受賞しているほどの品質。

ルカシ社のワインは伝統的なジョージアの製法ではなく、ステンレスタンクを使用。赤ワインは濃厚さと爽快さのある複雑味を感じる味わい。ロゼワインは軽やかではあるが、複雑で深みを感じる味わい。

ヴィンテージは2013年と2015年でしたが、今飲むにはまだもったいない印象の味わいでした。やはり伝統的なワイン産地のワインはそもそも寝かしてより美味しくなるようにデザインされているようです。

ナオタリ社の方は、まったくもって伝統的製法のワイン。曾祖父の代から同じ製法、同じセパージュでワインを生産しているのだとか。

クヴェブリと呼ばれる地中に埋められた素焼きの壺の中で発酵させます。

白ワインはブドウの皮や種と一緒に発酵させるため、いわゆるスキンコンタクトによる最近人気の高いオレンジ色の「オレンジワイン」。これは、ある意味、驚きのあるワインとしてソムリエさん受けが良いような気もする、非常に複雑感ある味わい。

赤ワインの方はまったくもってジョージアの伝統的ワインながら、新進気鋭の気合の入った自然派ワイン生産者が造ったような印象の、これまた複雑味が心地良い味わい。

 

ひょっとしたらスタイリッシュとは正反対の”素朴”とも呼べるかもしれません。この樽香の影響が感じられないワインの味わいは、自然派ワインファンに特におススメしたいワインです。

ジョージアワインは如何でしょうか?

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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