“クリュ・ブルジョア”に関する記事一覧

「クリュ・ブルジョア」公正さの証明か!

先日、このブログでボルドーはメドック地方の新しい認証制度である「クリュ・ブルジョア」の紹介をさせていただきました。今回のブログはその「クリュ・ブルジョア」がいかに厳格で公正な認証なのかを物語るような出来ごとです。

「クリュ・ブルジョア」とは⇒ https://www.stepstep.biz/wine/crubourgeois

 ワイン専門サイト「デキャンター.com」によれば、先日日本にも「クリュ・ブルジョア」のセミナーに来日され、その普及に努められている、クリュ・ブルジョア・デュ・メドック連盟のフランソワ・ノニ副会長の生産するワインが、2011年ヴィンテージでクリュ・ブルジョアから外れたとのことだ。

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【クリュ・ブルジョア・デュ・メドック連盟のフランソワ・ノニ副会長】

この「クリュ・ブルジョア」にエントリーする場合、そのヴィンテージのワインを認証までに1本たりとも販売してはならないらしいのだが、アジアからの引き合いに応えて販売したのが外れた理由なのだそうだ。

ボルドーでは2009年、2010年の偉大なヴィンテージの後の2011年ヴィンテージでは販売に苦労するのではないかとの予想がされており、その予想をふまえて家族で話し合って決断したのだそうだ。

ノニ副会長のワイナリーはオーメドックの「シャトー・カロンヌ・サント・ジェム」。評価の高いワインで、その評価の高さが認証前のアジアからの引き合いにつながり、2011年ヴィンテージの「クリュ・ブルジョア認証」を外れることになったようだ。

しかに2012年ヴィンテージでは、また「クリュ・ブルジョア」にエントリーする意向なのだとか。

9月の中旬に行われた2011年ヴィンテージの「クリュ・ブルジョア」認証では256のワインが認証された。 ワインの数は2千8百万本で、メドック全体の生産量の約30%。

 第3者のエキスパートによるテイスティングと、副会長といえどルールは遵守しなければならない「クリュ・ブルジョア」の制度は、その厳格さや公正さをある程度は物語っているように思います。

「クリュ・ブルジョア」の認証の信頼度はかなり高いようですね。

・・・・・でもその分人気も高いようで、日本へはあまり入って来てないかも。特に人気の産地のワインは・・・・・!(汗)

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「クリュ・ブルジョア」は品質保証。やっぱり美味いボルドーワイン!

「クリュ・ブルジョア・デュ・メドック」のセミナー試飲会に参加してきました。

簡単にこの「クリュ・ブルジョア」を説明すれば、ボルドーのメドック地方の8つのアペラシオン(メドック、オーメドック、リストラック・メドック、ムーリス、マルゴー、サン・ジュリアン、ポイヤック、サン・テステフ)のワインを、さらにヴィンテージごとに品質の認定を行ったワイン。

認定のポイントは品質とトレーサビリティーで、第三者により年ごとに審査される。「クリュ・ブルジョア」とは300年以上前からあるワインの格付けで、格付けの中で最も古いのだそうだが、現在の方法は2009年にスタートしたばかり。

認定審査時に数量まで決定され、番号入りのシールがボトルに貼られ、トレーサビリティーが可能なシステムとなっている。

2010年ヴィンテージでは約1000件の申請があったが、認定されたのはそのうちの260シャトーのみ。それでも2008年ヴィンテージよりはだいぶ多いのだそうだ。

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【クリュ・ブルジョア・デュ・メドック連盟のフランソワ・ノニ副会長】

生産者は平均30ヘクタールほどの畑を持ち、家族経営でワイン造りを行っているとのことだが、御先祖様はその昔、イギリス王室などとのワイン貿易で隆盛を極めたボルドーのブルジョア階級。ボルドーで最も歴史を持つ場所とのことだ。

 そのためワインファンのための観光地としても大変に魅力のある場所なのだそうだ。

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品質はグランクリュワインと比べてもそん色がないほどで、あのロバート・パーカーさんからも「コストパフォーマンスが良い」と評価をいただいているのだそうだ。いくつかのシャトーのワインは非常に人気があり価格も高くなってしまったが、それ以外はお得感のある安定した価格設定とのこと。

ちなみに「ワイン投機には向いてません!」とおっしゃってました。

 クリュ・ブルジョアの認定を受けたワインを試飲して感じたのは、「やっぱりボルドーワインは旨い!」ってことでしょうか。

有名産地の「ポイヤック」や「サンテステフ」などのワインはもちろんですが、あまり馴染みのない「ムーリ・サン・メドック」や「リストラック ・メドック」などのワインもフレッシュな果実味があり美味しい。

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 流石はブランド大国のフランス。「クリュ・ブルジョア」のブランド力は、値段はお得なのですが、その信頼性とともに高い水準にあるようです。

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