“ボルドーワイン”に関する記事一覧

ボルドーワイン2005ヴィンテージ

 

 

イギリスの著名ワイン評論家曰く、「若いボルドーワインを飲むのは、ワインを無駄にしているようなものだ!」と。

ボルドーの当たり年である2005年ヴィンテージは今年で10年目。ハイ・エンドのボルドーワイン2005は、品質の評価が上方修正される傾向にあります。

10年の熟成期間を経て、偉大なヴィンテージならではのシッカリとした骨子の味わいがこなれて、ついに偉大なヴィンテージの実力を発揮し始めたと言えるのかも知れません。

品質の良いボルドーワインにとって10年目の年とは再評価の時期。

まだまだ熟成の可能性を秘めているのか、もしくは、この先それほど熟成させないで飲んだ方が良いのかを、再評価する時期なのだそうだ。

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【2005年ヴィンテージのボルドーワイン】

ハイ・エンドの高価なブランド・ワインでなくとも2005年は、もちろんボルドーワインにとっての当たり年。そして、同じようにしっかりとした骨格のある味わいを持っています。

そんな2005年ヴィンテージも10年の歳月を経て、そのタンニン分がやわらかく、そしてエレガントに変化する、いわゆる飲み頃に近づいているのだと思います。

 

近年、ひょっとしたら、ほとんどの赤ワインは、味わうのには早過ぎるのかも知れません。もったいない話です。

特に良い年のボルドーワインを早飲みするのは、もったいない気がします。

ボルドーやブルゴーニュ、バローロなどの伝統的なワイン産地のワインは、そのほとんどが熟成して美味しくなるようにデザインされているのです。

10年経過した偉大なヴィンテージである2005年のボルドーワインは如何でしょうか?

 

 

 

 

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グランヴァン(ほとんどボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?その37

グランヴァン(ボルドー高級ワインがメイン)価格は、ブラックマンデーすぐ後の1988年からインデックス・ベースで2011年6月まで約20倍に高騰。

ピーク時にはシャトー・ラフィット・ロートシルト2008ヴィンテージのボトルに、当時最大の販売先であった中国の繁栄の意味「八」を刻むとのニュースが伝わったことから、ラフィット2008が大きく買われグランヴァン市場の価格を一気に押し上げた。

その後は中国でのバブルの縮小と歩調を合わせるようにグランヴァン市場は値を下げ続けている。

グランヴァン市場のバブルは2011年6月がピークとなりました。今後は、「はたしてグランヴァン市場はバブル崩壊を乗り越えたのか?」みたいなことを酒屋のオヤジなりに推察したいと思います。今回はその37回目。

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【グランヴァン(ほとんどボルドー)ワイン・インデックスの2009年7月から2014年7月末までの推移】

2011年6月28日にピークを付けたインデックス価格は、デイリーベースで2012年11月13日まで約34%下落。その後反発して2013年3月15日には安値から約12%高い水準まで値を戻した。

それ以降はダラダラとしたなだらかな下げが止まらない、一方的な右肩下がりが続いている。7月末の水準は前月末から約 1%低い水準。2011年6月のピークからは約41%安い水準。

高級ワイン業者間取引サイト Liv-ex のブログによれば、7月はシャトー・ラフィット・ロートシルトのあらゆるヴィンテージの値下がりが目立ったとのこと。2009年ヴィンテージでは、1ケース£5,600の最安値を付けた。ピーク時には1ケース£14,000であったことから60%値下がりしたことになる。

また、ピーク時には95%の取引シェアのあったボルドーワインが80%を割り込んできたのだそうだ。かわりにシャアを最も伸ばしたのがブルゴーニュワインで、特にドメーヌ・ブシャール・ペール・エ・フィス2001の取引が活発だった。

継続的な値下がりが止まらないグランヴァン市場だが、あのロバート・パーカーさんに「疑いの余地なく最も偉大なボルドーワインのヴィンテージだ!」と言わしめた2009年ヴィンテージの、パーカーポイント100点ワイン(第一級クラスのワイン以外)と、パーカーズ・マジカル20と呼ばれるワインは、堅調に推移しているのだそうだ。

値動きはそれほど大きくないが、市場全体の価格下落にもかかわらず高値圏を維持している。なかには魅力的な価格のものもあり、例えばシャトー・レオヴィル・ポワフェレ2009はパーカーポイント100点でありマジカル20でもあるが1ケースで£1,440ほど。それでもピークからは20%ほど低い水準なのだそうで、なおかつ100点の中では最安値のワインとこのとだ。

印象としてはグランヴァン市場では銘柄やヴィンテージ間での幅の広い裁定取引が入っており、割高感のある銘柄、ヴィンテージが売られ、割安感や希少価値の高い銘柄やヴィンテージが買われている感じでしょうか。

インデックス価格に影響力のある、アン・ピリムールが不振に終わったボルドー・ビッグ・ネームの近年のヴィンテージの重圧を乗り越えるにはまだまだ時間が必要なようです。

 

 

 

 

 

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「ボルドー2013」閑古鳥が・・・・・・って状況か!?

ボルドーでは出来の良いヴィンテージのワインを「偉大なヴィンテージ」と呼び、その逆は「可愛いヴィンテージ」と呼ぶのだそうだが、2013年ヴィンテージに関しては「非常に可愛い」との意見が多いようだ。

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ボルドー2013年ヴィンテージのアン・プリムール・キャンペーン・ウイークの後、2013年ヴィンテージのリリース価格を各シャトー一斉に発表した。

市場の予想としては2012年ヴィンテージのリリース価格から30%ほど安くなるだろうとされていた。しかし発表された価格は、その市場予想を裏切る価格水準。2012年と変わらずから15%安のレンジで、ほとんどは10%以下での安い水準。

あるマスター・オブ・ワインの評論家は「まったく現実的ではない!」「これではもうアン・プリムールで購入することに対して、何のインセンティヴも市場は感じないだろう!」と。

それでもラフィットなどはここ10年の中で最も安いリリース価格となる。

また、「シャトーはブランドを守ろうとしているようだが、誰も買わなければブランドの価値もないだろう!」「誰が買うの?中国?ロシア?ブラジル?インド?・・・・・自分の割り当てが減るからと恐れるようなことはもうない!」「このリリース価格はブランドを守ると言うよりも、ボルドーワインとしてのプライドが許さなかったということだろう!」と手厳しい。

ボルドーワイン市場が軟調に推移するなかで、売る側と、買う側の意思のギャップは大きく、ボルドー2013年ヴィンテージのアン・プリムールは、さしずめ「閑古鳥がないてるよ!」みたいな状況となるようです。

買う側としては、高値づかみしたくないですからね。

個人的には、「非常に懐具合が良いボルドーのシャトーは、今後の「偉大なヴィンテージ」を期待して、たとえ2013年ヴィンテージは見捨てることになったとしても、できるだけ高値のワイン価格を維持して行きたい。」と考えたのかも知れないなあとも思います。

「高くて可愛い!」みたいなイメージを持たれてしまったヴィンテージのワインって、どうなるんでしょうかね?

 

 

 

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ワイン会開催しました!

先日 9月22日の 日曜日 ステップ ワインとチーズの会 デリシャスの会を開催!

お忙しい中 集まって下さった お客様と ボルドーワインを中心に 8本のワインを 空けました!!!

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今回は こじんまりとした会でしたので

ワイン以外にも いろんな話題で 和気あいあいと

楽しいおしゃべりに 花 が さきました。

 

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今回は、コート・ド・ボルドーのワインと クリュ・ブルジョワのワインを 中心に飲みました。

産地 ボルドーの 地図を 片手に

ワインの格付けや アペラシオンについて お話しをしました。

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白ワインは

AOC アントル・ドゥ・メールの キュヴェ・ローレンス

そして

 

AOC コート・ド・ボルドーの シャトー・ラコサード・サン・マルタン トロワ・ムーラン

どちらも ボリュームある白ワインですが、ブドウ品種の構成も ちがうので

参加者も 好みが分かれていて 面白かったです。

この 2本は どちらも バリュー・ボルドーに選ばれていますよ!

 

 

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AOC ブライ・コート・ド・ボルドー の シャトー・レ・クロティエ と シャトー・ペイボノム・レ・トゥール

の 飲み比べ。

この2本は 数々のコンテストで 金賞も受賞。

お値段も 手頃なので いいですよ!

 

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そして

AOC マルゴーの シャトー・ラ・トゥール ド・モン 2010

これは クリュ・ブルジョワの 正式認証を取得していますので

ボトルの後ろに キラッと 認証シールが 光っています!

味も いま飲んでも 楽しめる 濃厚で 上品な味わいです!

クリュ・ブルジョワの中では いちおし!かも。

 

最後に

AOC オー・メドックの シャトー・ラネッサン 2010 と 2000 を 飲み比べました!

さすが ロバート・パーカーが 格付け5級 と 言っても 遜色ないという 位ですね。

美味しい!!です。

2000年は まさに いま 飲みごろっという感じ。

まだ 数本在庫ありますので ご興味ある方は ステップに お問い合わせくださいませ。

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今回の お料理(タパス)は

かぼちゃのマリネ

きのこのマヨネーズ炒め

豚の赤ワイン煮

カレンツブレッド と ブレッツエン

 

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チーズは

ポンレヴェック

ラングル

グレデボージュ トリュフ

ブルースティルトン

ゴーダムタード

グリュイエール アルパージュ

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次回の ワインとチーズ デリシャスの会は

2013年 12月1日(日) 13:00 ~ 15:00

参加費 5000円  場所は ステップ 2階です!

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それから

土曜日の 夜 のワイン会 やってみます!

11月 16日 (土) 17:30 ~ 19:30  ステップ2階

ワンデーシェフ レストランで人気の TERU CAFE さん WITH ステップのコラボ企画

「ビオのワイン会」  オーガニックワイン と 自然派料理 を 楽しみます。

会費は 5000円です。

 

 

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「Chラ・パーズ」冷やして旨いボルドーの赤

「このクソ暑い時期に、ガッチリ重いボルドーの赤ですか・・・・・・???」

「それも冷やして!?・・・・・常識ハズレじゃない?・・・ボジョレーじゃあるまいし!!」とのご意見はごもっとも。

しかし、カベルネ・ソーヴィニョン系って、ものによっては冷やしてもイケるんですよ、これがまた!特に今の季節には。

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今の時期に冷やして美味しいボルドーの赤 【シャトー・ラ・パーズ】 現在価格980円

 評価が高く”素晴らしい”ワインは、いつどんな時でも素晴らしいわけではないのです。例えば暑い日のバーベキューに、「脂ののった肉をジュ―ジュー焼いて食うぞ~!」って思えば、冷たい赤ワインは理想的でしょう。

写真の「Chラ・パーズ」は、いわゆるボルドー的味わいのボルドーの赤ワイン。ややボルドーとしては軽めかも知れませんが、冷やして旨いボルドーワインなのです。

その甘みのあるハーブのような印象と、クリーミーさのあるしなやかさ、カベルネ・ソーヴィニョン種主体ならではのタンニンがアクセントとなって、この蒸し暑い時期に冷たくして美味しいんですよ!

夏と言えばバーベキュー!バーベキューと言えば肉!肉と言えば赤ワインですね!

オッサン方が集まって、汗をふきふき、軽口たたき合いながら、生ビール片手にバーベキューのための炭おこし。この瞬間の生ビールの旨さたるや、「人生はこのためにあったのか!」としみじみと思うわけです。

そしてそして、その旨い生ビールを3~4杯飲っつけたころでバーベキューの準備はOK!いよいよ肉を炭火でジュ―ジューいわせ、煙りとともにイイにおいを漂わせながら焼く、焼く、焼く・・・・。

「このクソ暑い日に、大汗かいて、おもいっきり肉食うなら、冷た~い赤ワインだべ!」となるは必然。そこから始まる、肉食って赤ワイン、肉食って赤ワイン、肉食って・・・・・・・・・・・・・・たまにおしゃべり・・・・とマッチョで、マスキランに、オッサン達の至福の時間は過ぎて行くのであった。

・・・・・そんなことで、肉食って冷たいボルドーの赤は如何ですか?

 

 

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