“ブルゴーニュ”に関する記事一覧

「ワイン試飲会」やっぱり美味いブルゴーニュは値上がり必至!!

今日の新聞によりますと、ホテルで開催された一般向けのワイン試飲販売会では、1本70万円のワインが予約で完売するほどの活況だったとのことで、消費の現場はアベノミクスでの株高の影響を受けて、商品価格帯ピラミッドのトップレベルにある贅沢品市場がにぎわいを取り戻しているとのこと。

1本70万円のワインで一般に販売できるワインといえば、推測するにやっぱり”世界最強のリッチマンズ・ワイン・ブランド!!”であるブルゴーニュの王様、ロマネ・コンティでしょうか。

世界中に質の高いワインがたくさん生産されるようになったとはいえ、やっぱりブルゴーニュ・ワインの魅力は特別なんですね。

今回、酒屋のオヤジが参加させていただいた業者向け試飲会にも、お手頃で人気のあるブルゴーニュ・ワインが出品されておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

酒倶楽部ステップにご来店されるお客様にも、いわゆるブルゴーニュ好きは本当に多い。もちろんピノ・ノワール好きはもっと多いのですが。

他の場所のピノノワールやシャルドネにも美味しいワインは山ほどあります。しかしブルゴーニュ特有のエレガントさや、ブランド力は他の追随を許さない魅力ですね。

今回試飲したのは比較的お手頃な人気ブランドのブルゴーニュワインの2010年ヴィンテージ。ブルゴーニュのワイン生産者曰く、「2009年は誰もが認める偉大な年だったがブルゴーニュらしくない!」「よりブルゴーニュらしさも求めるなら2010年だ!」と。

今飲んでも十分にエレガントで美味しい2010年のブルゴーニュが歳月を経てどう変身して行くのか楽しみな気がします。

しかしワインをとり巻く環境は常に変化するようです。昨今の円安に加え、2012年の前例がないほどの不作による供給不足と、非常に高額なワインは別として、この先の値上がりはほぼ確実。輸入品のためタイムラグはありますが、徐々に値段が高くなるのは仕方がないようです。

酒倶楽部ステップでは、今回このワイン試飲会を開催された輸入会社さんのご好意により、2010年のブルゴーニュらしい偉大な年のブルゴニュワインをお得な価格で販売させていただくことになりました。

このワインの販売価格は、今後5~10年の間で、たぶん底値価格になると推測されます。ご興味のある方はお早めにお求め下さい。

 

 

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「ニコラ・ポテル」美味しいブルゴーニュワインをお得な価格で!

「美味しいブルゴーニュワインをお得な価格で楽しみたい!」との問いに、注目のネゴシアンであるニコラ・ポテルさんのワインをおススメするソムリアさんも少なくないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真はニコラ・ポテルさんのブランドであるメゾン・サン・ニコラの「ポマール・プルミエクリュ・レ・ゼプノ 2010」と、メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌの「モレ・サン・ドニ2008」。

以前、ワイン評論家の教祖的存在であるジャンシス・ロビンソンさんが、そのブログで「美味しいブルゴーニュワインを適正な価格で楽しみたければ新進気鋭のネゴシアンであるニコラ・ポテルのワインがおススメ!」みたいな、ベタボメ記事を書いていたと記憶しております。特に古酒に関してはお得感があるようです。

そしてニコラ・ポテルさんが熟成させたブルゴーニュワインの多くは有名大手ワイン商へと売られて行くのだとか。

ニコラ・ポテルさんのワインの魅力は、その土地のテロワールを最大限に表現しているところなのだそうで、買い付けるブドウは無農薬か極めて無農薬に近い農法で、極力自然に栽培された樹齢の古い古木から収穫されたもの。

樹齢が古く土中深く根を伸ばした古木は、そのテロワールを最もキレイに表現するのだそうだ。造りも酵母などの添加を行なわない、自生の酵母を使用した自然派の造り。

また、100の異なる地域のワインを取り扱うにもかかわらず、厳しい選び分けにより1つの地域のワイン生産量はせいぜい5樽までという少量生産なのだそうだ。

 上の写真に写っているニコラ・ポテルさんのワインのヴィンテージは2008年と2010年で、まだまだ飲むにはもったいないほどに若いのだと思います。しかし、いざ飲みごろと推測される時期に達すればそれなりのお値段になるし、購入できるチャンスも大きく減少するわけです。

その辺の事情がワインの世界の醍醐味と言えます。

 

 

 

 

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ブルゴーニュの収穫量は1950年以降で最少!

酒類専門誌「ハーパーズ」の伝えるところでは、ブルゴーニュ地方でのブドウ収穫量が1950年以降で最低になったとのこと。

 

 

 

 

 

 

コート・ドールのワイン畑は今年の生育期での霜、雹、カビによるうどん粉病による被害と、乏しい開花により1950年代中盤以降で最低の収穫量となった。

ブルゴーニュワイン取り扱い業者のワイン在庫量は、プレミアムクラスもスタンダードクラスも少なくなっており、価格の上昇は避けられなくなった模様。

大手ネゴシアンは小売り業者に対し、既に暫定的な値上げ分として35%の値上げを通知している。またバルクワインに関してはブルゴーニュ・ピノ・ノワールで最低でも50%の価格上昇が最近になって起こったとのこと。

 コート・ド・ボーヌのコルトン、モンラッシェ、ヴォルネイ、ポマールなどのブドウ畑は特に酷い状況で、雹の被害により収穫量が激減したようだ。ボーヌのワインブローカーの話では、「こんな状況は今まで見たこともない!友達のワイン生産者のところには通常60樽ぐらいあるのだが、今年はたったの3つだけ!」とのこと。

 しかし、収穫の収量は極めて少ないのだが、ブドウの品質に関しては楽観できると生産者はみているのだとか。特に赤ワイン用に関して。

成長期を過ぎて、小さい房、小さいブドウ、厚い皮が特徴となった。赤ワインはとても凝縮感がある。そして2003年と違い酸の不足もないとのこと。

 ということでブルゴーニュのワイン生産者にとっては、記憶に強く残る希少なヴィンテージとなるようです。どんな味わいになるんでしょうか?ある意味、気になるビンテージとなりそうですね。

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2012年ブルゴーニュは非常に困難な気象条件に直面!

専門誌「ザ・ニュー・ワールド・ワイン・エクスペリエンス」によれば、ブルゴーニュでは、ここ2ヶ月間の間に3回の雹の混じった嵐となり、ブドウ生産者は困難を極めている様子。

 

 

 

 

 

 

 

写真はブルゴーニュワインの聖地ロマネ・コンティ 

ブルゴーニュの生産者は常に自然環境に対応してる。特に雨や湿度、それにともなう病気に対して。しかし2012年は特に大変な年となっているとのことで、ここ2ヶ月間で3回の雹をともなう嵐の被害を受けている。

コート・ド・ボーヌのワイン生産者の一人曰く、「こんなに困難な状況は誰にとっても経験がないほど」なのだそうだ。

3回目の暴力的で激しい嵐ではシャサーニュ・モンラッシェ、ピュリニー・モンラッシェ、ムルソー、オー・コート・デュ・ボーヌの畑に被害を与えた。この地域では、ほとんどのぶどう棚の列が東から西へ延びており、南に面したブドウが被害を多く受け、約50%ほどのブドウを失ってしまった。

状況を悪化させたのは、多くの農家がカビなどの病気を防ごうと、ブドウ棚の風通しを良くするために葉っぱを除去していたこと。それが雹による被害を大きくしたようだ。

2012年は最初から困難な年で、4月は寒く、雨が多くブドウの成長を遅らせた。その後は暑かったり寒かったりで、カビなどの病気には最適な状況となってしまった。

そして。そのカビなどとの戦いは大変な手間暇を必要とした。雨の中で機械をブドウ畑に持ちこめず、スプレー缶を背負って畑に入ってもらった。その結果、人件費はうなぎ昇りとなってしまった。

6月の初回の嵐で雹の被害にあったのはボーヌの一部、サヴィニー・レ・ボーヌ、ショレイ・レ・ボーヌの畑。その後、継続的な寒さ、長引く雨、ブドウの質の低下とカビの脅威があり、6月30日には2回目の雹をともなう嵐でボルネイやポマールが被害に合った。それ以来、雨が降ったり止んだり。

しかし、ネゴシアン経営者の一人は、確かに2012年は難しい年であるが、ワインのポテンシャルを予想するには時期尚早だとしている。「ブルゴーニュはミステリアスな場所。」「ワインが出来上がるまでは誰にも良し悪しが分からない。」「例えば2004、2006、2007、2008、2010のヴィンテージは難しい気象コンディションであったが、それを克服している」としている。

ワインメーカーの一人は生産量が50%程の減産と推測。「しかし最終的には、良いブドウが収穫できて終わる可能性がある」としている。しかし「問題はブドウがないこと」なのだそうだ。

生産量の少ないブルゴーニュワインの2012ヴィンテージは、さらに生産が減少する可能性大。果たして希少価値の高い、奇跡の年となるのか?注目したいですね。

 

 

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ブルゴーニュのトップ・ネゴシアン大量のワイン偽造!

専門誌ドリンク・ビジネスによれば、大量の偽造ブルゴーニュワインが市場に出まわっているとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アロマンやルイ・コッタンのオーナー達を含む四つのネゴシアン役員が、先週明らかになったワイン偽造問題で身柄を拘束されている。

ローカル新聞のル・ビエンによれば、四つのネゴシアンの容疑は、故意にワインラベルを偽造したり、他の地域のワインを混ぜたりした詐欺容疑。

ディジョンの調査当局が18ケ月に及ぶ調査の結果、非常に組織化された大量の偽造行為が発見されたとのこと。2005年~2009年の期間でこれに関する大量の書類が出てきたのだそうだ。

この期間に他の産地のワインにより細工されたワインはおそらく50万本におよび、ラベルが偽造されたワインはおそらく110万本に及んだ。

この期間に販売されたワインは3千6百万本で、関係するワインはこの中に含まれるようだ。

また、この事件にはブルゴニュの主要ネゴシアンの一つであるラブレ・ロワも巻きこまれているとしている。

この手の話は日本の「魚沼産コシヒカリ」とか、スペインの「イベリコ豚の生ハム」とか、さまざまな高級品分野で聞いたことがありますが、おそらく、食べたり飲んだりしたほとんどの人は偽造品かどうかを判断できないのではないでしょうか。

そして、住所だけで区切ったアペラシオンでは味わいが極端に変らないと思われます。また農産物の場合は工業製品と違い、自然環境などに影響されて味わいが違ってもきます。

フランスのワイン業界では法律のしばりがブランドをつくっている面もあるわけで、「魚沼地区から10mだけ外れてる」みたいな生産者にとっては不公平感もあったのではないでしょうか。

20年ほど前の天皇在位60周年記念コイン偽造事件では、偽造品の方がゴールドの価値としては高かったというオチが付きましたが、”偽物=不味い”わけではないようなので、ブルゴーニュのネゴシアンの腕次第ではより美味しいワインに仕上がっていたのかも知れません。

ひょっとしら、この事件を含むワイン偽造事件は、ワインバブル最終局面を象徴する出来事なのかも知れませんね。

 

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