“2017年6月”の記事一覧

「酒屋の株話」情報過多を剪定すれば・・・

 

 

良いブドウを育てるには、剪定や芽かきで収量を抑えたり風通しや日当たりを良くする。

良い株式投資も、ひょっとしたら同じなのかも知れない。

情報や雑音の多さが状況をややこしくし、判断を鈍らせている可能性があるようだ。

余計な情報や雑音などは、瞬時のうちに頭の中でバチバチと剪定するべきなのだ・・・・・もっとも全てが余計で剪定により何も残らなくなるのかも知れないが。

それでも、日々のマクロなどの情報や雑音とは、そんなものなのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

<酒倶楽部ステップのカベルネ・ソーヴィニョン>

いま世界でもっとも人気のあるコラムニストと呼ばれる方が書いた本には、「余計な情報は必ずしも有利に働かない。複雑な現象の下に隠れているサインを見つけるには少しのことがわかればよい」とあった。

また、「余計な情報はただ無用なだけでなく有害でもある。問題をややこしくする。すべてのことが分かるなどありえない。」のだそうだ。

つまり、情報過多は正しい判断の邪魔ということのようだ。

これは軍事作戦でも医療の現場でも同じことらしい。

では、優れた判断の条件とは何かといえば、直観と熟考なのだとか。

経験した膨大なパターン記憶からくる直観が、優れた判断である可能性は高いようだ。

かのジョージ・ソロス氏も判断のサインは、まず背中が痛くなることなのだとか。

たぶんこの直観と熟考とは将棋の世界でも同じで、既存の戦法などにこだわらない直観や熟考を兼ね備えていることが重要なのかも知れない。

ただ、今の日本株市場においては直観と熟考だけでは特に何もすることがないように感じる。保有し続けることのみのため、忍耐力が必要ということだろうか。

ひたすら経験値を高め、より多くのパターンの記憶を持ち、直観と熟考を繰り返すことが、株式投資に限らず必要なのかも知れない。

 

 

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「ハードサイダー」健康志向なクラフトビール

 

 

印象としては、クラフトビールの一種かと思うようなテイストの「ハードサイダー」のご紹介です。

「シードル」と表現した方が日本では分かりやすいのかも知れませんが、リンゴを原料としたビールのようなお酒です。

ざっくりと印象を分ければ、「シードル」が甘みを感じるものが多いのに対して、「ハードシードル」はドライなテイストのものが多い感じでしょうか 。

 

 

 

 

 

 

【ハードサイダー各種】

世界のどデカいビール市場に食い込んでいけるお酒があるとすれば、まずはこの「ハードサイダー」でしょう。

アルコール度数はビールと同程度で、まるでクラフトビールでも飲んでいるかのような雰囲気の味わい。

もちろんリンゴが原料であるため、よりフルティさがあり、ドライではありますがビールのようなホップの苦みはありません。

また、大メーカーが存在するわけではないので、それぞれの「ハードサイダー」の味わいにクラフト感とも言える個性が楽しめます。

そして、アメリカで人気のある最大の理由が麦を使わない”グルテンフリー”であることでしょう。

つまり健康志向な方々のクラフトビールなのです。

テニスのノバク・ジョコビッチ選手がグルテンフリーを始めてランキングを向上させたのは有名な話ですね。

フランスの「シードル」と違い「ハードサイダー」はビール系と言えるのだと思います。そして、世界の酒類のなかでは間違いなく成長分野でしょう。

今後ますます期待できる「ハードサイダー」は如何でしょうか?

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白ワインの女王 ベルデホ

先日 スペインのワイン産地 ルエダ のセミナー に 参加してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原産地呼称の DO ルエダ と言われる産地は

マドリードの北西部 カスティーリャ・レオン州にある

全74市町村にまたがる産地。

 

高品質な白ワインの生産に特化している産地で

特にこの地域の固有品種  「 ベルデホ 」 の

保護と促進に 努めているそう。

 

このベルデホ

ルエダの栽培総面積の 85%以上を占めるということですから

まさに ルエダを 代表する 女王級の品種といえます。

 

そして ルエダのワインは 輸出もたくさんされていて

1位のリオハに次いで 2位とのことですから、

日本でも スペインの白ワインとして 飲まれている多くは

この地区からの白ワインかもしれません。

 

ベルデホ種 は

1000年前 北アフリカから

モサベラという イスラム化したキリスト教徒たちによって

スペイン ルエダ地区に

持ち込まれたのだとか。

 

それから

スペインの宮廷ワインとして珍重されていたそう。

まさに 女王でしょ。

 

でも その頃のワインのスタイルは

今とは 違っていて

酸化熟成させた酒精強化ワイン。

シェリーのようなワインだったみたい。

 

1970年代に

ボルドーの名だたるシャトーのコンサルタントを務める

エミール・ペイノー氏が

マルケス・ド・リスカルの醸造家に

フレッシュな白ワインを造ることを助言。

 

それから

この ルエダ 地区の フレッシュな白ワイン造りが

スタートしたのだとか。

 

現在

ルエダワインの主流は

ベルデホ種から造られる

フレッシュ・フルーティな白ワインですが

 

この 伝統的な 酒精強化ワイン

「ルエダ・ドラード」 も

小さなワイナリーで 復刻させようという

動きがあるのだそう。

飲んでみたいですね。

 

この夏

ステップの おすすめ ルエダワインは

ペドロ・エスクデーロ の 「 フエンテ・ミラノ 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然栽培された ベルデホ を 100%使用した

ピュアで フルーティな 幸せ気分が 楽しめる白ワイン。

 

DO ルエダ ではなく

VT カスティーリャ・イ・レオン

という VT(ヴィノ・デ・ラ・ティエラ)という ヴァン・ド・ペイのランクですが

だからこそ

手頃な値段で 購入できる

お買得なワインとも言えるかも知れません。

 

この ボデガス・ペドロ・エスクデーロ の ブドウ畑は

ルエダの中でも 最良のテロワールといわれる

一面 石に覆われた地区にあります。

そして

醸造にも ひと工夫。

マセラシオン・カルボニック、プレスワイン、樽熟ワイン、

そして残糖あるワインと、

ベルデホを4種類の方法で別々に醸造したワインを

ブレンドすることにより、

品種の魅力を最大限引き出しています。

 

メロンや パイナップル、ハーブ…と いろいろな風味がして

 

ほんと 飲むと 楽しい気分になる白ワインですよ。

 

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「紀州の梅漬け」梅雨と梅風味のマリアージュ

 

 

キューリやニンジンを入れるだけで簡単に梅風味の漬物ができる「紀州の梅漬け」が、今年も入荷致しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和歌山県南高梅100% 【紀州の梅漬け】600g 800円+税

梅雨に入りジメジメとした日が続きそうですね。

そんな梅雨においしいのは、なんといってもビール系(ビール、発泡酒、第三のビール、ホッピー)でしょうか。そして、そのアテならこの「紀州の梅漬け」でこしらえた漬物でしょう。

蒸し暑い梅雨+良く冷えたビール系+梅風味の漬物=素晴らしいトライアングル・マリアージュになるわけですね。

また、この時期のお弁当のおかずの一品としてもおススメです。適度なうめ風味と塩分がバテ気味な身体にうれしいのです。

今どきの食事では食べる順番も強く意識されております。野菜を最初に食べるベジタブルファーストですね。

うちの子供でも知っている食べ方で、ほぼほぼ食べ方の常識になったと言えるかも知れません。

食事の最初に梅漬けをアテにイッパイ・・・・・・スバらしい!

サラダや温野菜と同じ野菜なのですね。

ちょっと塩分は気になるところですが・・・・でも暑いから夏バテ予防で少しは塩分取った方が良いとも聞きます。

蒸し暑い時期の食事のスタートに梅風味が爽やかな漬物は如何でしょうか?

 

 

 

 

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辛口シェリーとホッケ

 

 

父の日の昨日、「なにが食べたい?」と聞かれたものですから、中年のちょい悪じゃないオヤジらしく、地味にホッケの焼いたのをリクエスト。

焼き魚が最近は大好きなんです。

・・・・・で、どんなお酒を合わせたら「う~む、うまいな!」と唸るような相乗効果をもたらしてくれるのかと考えました。

長期熟成されたスパークリングワイン、辛口の日本酒、芋焼酎のお湯割り、地中海っぽくウゾ、魚介類に合わせることが多いというシチリアの赤ワイン、となかなか良さそうな組み合わせを思いついたのですが、ちょっとおもしろみに欠ける。

そこで、ちょっと変化球かとも思ったのですが、ちょっと熟成感ある辛口シェリーは如何なものかと試してみた次第です。

焼きホッケには、なんだかナッツのような芳ばしさがあるため、ナッツとバツグンの相性である辛口シェリーでも合うのではないかと想像したんです。

 

 

 

 

 

 

【辛口シェリー エミリオ・ルスタウ フィノ ハラーナ と 焼きホッケ(醤油漬け)】

合うのか、合わないかの結論から言えば、たぶん星二つぐらいでしょうか。

でも、合わないわけではありません。もし、これが炭火焼で煙に燻されていたなら、もっと相性が良く感じたのではないかとも思った次第。

それともう一つ、これがホッケではなく焼きタコや焼イカなら、けっこういい線行ったのではないかと思いました。

また、辛口シェリーは意外に万能でどんな料理にもそれなりに合うのかも知れないとも感じた次第。

流石はバルの文化を持つ国のお酒です。どんなタパスでも陽気に合っちゃうんですね。

辛口シャリーのアルコール度数はワインより高く、かなりドライな味わい。よく冷やした辛口のシェリーを夏場にチビチビやるのはなかなかいい感じなのです。

また、ワインの一種と考えれば、「なんでこんなにお得なんだ!」みたいな価格水準ではないかとも思います。

 

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