「酒類の公正な取引に関する基準」、いわゆる「酒の安売り規制法案」が平成29年6月1日より施行されます。
これは、酒類の全ての流通段階で「仕入れ原価 + 販売管理費」を下回る価格で販売してはならないという法案です。
前回のブログでは「一般的には5%ぐらいの値上げでしょうか。」などと書いてしまいましたが、認識が甘かったかも知れません。
良し悪しは別として、酒屋には要注意の法案のようです。
つまり、「5%の値上げぐらいじゃすまないかもしれない!」ということでしょうか。
「・・・・おたく、ちゃんと販管費をのっけて販売してんの・・・・?じゃあ、証明する資料を提出して!」みたいなことになったら、正直、街場の酒屋は困ってしまいます。
明日、税務署からの説明会があるとのことで、参加させていただく予定ですが、「うちの店で販売している商品1本あたりの販管費はいったいいくらなのか?どう計算するのか?」・・・街場の酒屋でも理解できるような説明であってほしいと望みます。
「販管費を十分にまかなえるぐらいに値上げしたら、価格の競争力がなくなり売り上げが減少し赤字になった。その場合、さらに販管費を上乗せしなければならないのか?」みたいな疑問もあります。
また、庶民の味方であった「酒類のディスカウントストア―、いわゆるDSの存在意義はもうなくなってしまうのか?」とも思います。
販管費を賄い、なおかつ競争力も保てるぐらいに値上げしたい・・・・・・斜陽傾向を強める街場の酒屋には難問です。
5月末から6月初旬にかけて、慌ただしくなりそうな予感がしております。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
投稿日:2017年5月18日
カテゴリー:酒屋さん
カテゴリー:酒屋さん