“2017年3月18日”の記事一覧

「酒屋の株話」刺激を求めたら危険かも

 

 

今週の日本株市場は監理銘柄に指定された「東芝」株への、短期投機とみられる売買ばかりが盛り上がったようだ。

たとえ専門家の予想であっても、その正確さとなればだいたいチンパンジーの投げるダーツと同じぐらいにヒドイのだそうだが、またしても多くの参加者がヤケドを負うことになる、短期の予想に賭ける鉄火場の出現だ。

 

 

 

 

 

 

日本の多くの市場参加者にとって株式市場の魅力とは、価格の変動にハラハラドキドキするような、手に汗握る状況なのかも知れない。

辛抱強く我慢を続けるような、たぶん賢明と呼ばれるような投資法はつまらないのだ。目先の価格変動にアドレナリンが吹き出すような売買の方が確かに刺激的で楽しい。

パチンコ代わりのゲームと割り切って、日がな一日売ったり買ったり、また勝ったり負けたりして遊ぶにはおあつらえ向きなのだ。

それでも度を越してしまって、自身にとってガチな金額で勝負するようなことになれば、余程の運がない限り悲劇的な結末を迎えることになることは想像に難くない。

もちろん勝つ人もいる。

経験豊かな消防士が瞬時にその場の危険を察知したり、プロの将棋指しが瞬時に次の一手を思い浮かべるような、鍛えられた勘所があるなら、商いの集中している「東芝」は鉄火場どころか、草刈り場なのかも知れない。

瞬時の直観とは経験した膨大なパターンの記憶からくる人間の優れた能力によるパターン認識なのだそうだが、そこまでの能力を備えている人は少ない。また、人工知能もそこまで対処できるのかどうか疑問だ。

酒屋のオヤジももちろん含めてそこまでの能力がない市場参加者にとっては、つまらなくても合理的で辛抱強く、感情に流されない方法で株式投資に挑むのが、やはり賢明なのだろう。

合理的に辛抱強くとは、価格が下がればもちろんだが、価格が大きく上昇したとしても変わらない・・・・つまらないのだ。

それでも株式投資とはそんなものなのだろう。刺激を求めたら危険なのだ。

日本株市場にもいよいよ春到来の様子。期待したい。

 

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