“2016年9月”の記事一覧

メルロー 収穫してきました!

山梨県 塩山の

奥野田ワイナリーで

メルローの収穫&仕込み体験

してきました!

 

今年は 葡萄や梨が 豊作だよ~!

という ニュースを テレビや 新聞でも

耳にしましたが

ワイン用の葡萄も

もちろん 素晴らしい出来!

 

空梅雨 でしたし

夏は暑く、雨も少ない

でも 夜温は下がるから

葡萄の酸も落ちない。

 

通常 糖度 21~22度くらいが

今年は 24度以上あるのだとか。

 

すごい ビックヴィンテージが期待できますね。

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勝沼を見下ろす、標高450mほどの高台に位置する

「神田~じんでん」と呼んでいる畑。

1200株のメルローが植えられています。

 

 

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畑いっぱいに

たわわに実ったメルローがいっぱい。

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メルローは

カベルネに 比べると

大きな房ですが

今年は

より 大きく

病気の害もなく

とても健全な状態なのだとか。

 

メルロー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通常、

収穫しながら

傷んでるところや

熟していない緑色の実を

ハサミで取り除いていきます。

つまり

選果します。

 

今年は

ほとんどハサミを入れる必要がないほど

葡萄は良く実っていました。

 

 

とても 乾燥した暑い ヴィンテージでしたので

樹になったまま 実が干し葡萄のような状態に

なっているものもあります。

 

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これも

とても良い状態らしく

つまんで 食べて美味しければ

収穫カゴに入れて 大丈夫とのこと。

 

口に入れてみると

すっごい凝縮感。

 

蜜が詰まったような

キャンディみたいな味わいに

ウットリでした。

房によっては

干し葡萄状態の実に

貴腐菌もついているとのこと。

こんなことも 稀な びっくりすることなんですって。

 

奥野田仕込み6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫カゴの重さは 1.1Kg。

葡萄をカゴいっぱいに収穫すると10kg。

なので

収穫後は 量りで計って

11.1kg に なるよう 調整します。

量り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫終了!

 

収穫後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

収穫したメルローの仕込み スタートです。

 

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ドイツ製の除梗破砕機。

すごく良い 性能なのだとか。

 

 

奥野田仕込み4

 

 

 

 

 

 

 

除梗破砕機に 1カゴずつ入れていきます。

投げ込み口が ちょっと高く、

私も 背伸びするようになってしまうので

ちょっと 大変でした。

 

 

除梗破砕機

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

除梗破砕機で

枝と分かれた果汁は

ホースを流れて

発酵タンクの中へ

 

 

メルロー発酵タンク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キレイに 枝の部分だけ 分かれて 出て来ます。

除梗カス

 

 

 

 

 

 

 

メルローの枝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のメルローが飲めるのは

約2年後。

どんな 味わいになるのか

楽しみですね。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「キリ・ヤーニ」ギリシャ・ワインの魅力

 

 

おそらく日本在住の日本人として初めてマスター・オブ・ワインとなられた大橋健一氏。

その大橋氏によるギリシャ・ワイン・セミナーに参加させていただきました。

ギリシャ原産の土着品種が90%を占め、ひとつのブドウ農家の栽培面積がワイン生産国の中でもっとも小さい。

また、自分で飲むワインは自分で造る文化を持つギリシャでは、まるでギリシャの大金持ちの収入と同じように(笑)、まったく世界のワインに関するデータとして出て来ないのだとか。

大橋氏の話によれば、今もっとも世界から注目されているワインがギリシャ・ワインなのだそうです。世界の大都市のソムリエさんで、ギリシャ・ワインが語れないのは、かなりイケてないらしい。

テクニカリーな難しい話はさておいて、ざっくりとしたギリシャ・ワインの印象は、まるでイタリア・ワイン。

それでも、フランスワインがイタリアから伝わり、イタリアワインがギリシャから伝わったことを考えれば、イタリア・ワインがギリシャ・ワインに似ていると言えるのかもしれません。

そんなギリシャ・ワインを代表するワイン・メーカーが大橋氏が推奨する「キリ・ヤーニ」なのです。

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テイスティングさせていただいたのは白2種類と赤3種類。

白ワインの方はロディティスというギリシャの品種に、マラグジアやソーヴィニョン・ブランをブレンドしたもの。

両方とも香り高く、軽やかでやわらかくクリーン。フレッシュさのある北イタリアの白ワインを彷彿とさせる印象。ちょっと違うのは、最後にやや苦味をかんじるところでしょうか。

話によれば、ギリシャの料理には、ほぼ必ずレモンが使われるのだそうで、そのレモンの風味と白ワインのほのかな苦味が絶妙に合うのだとか。

 

赤ワイン3種のうち、2種類はやはりギリシャの品種クシノマヴロ100%のもの。

この「クシノマヴロ」はプロでもイタリアの高級品種「ネヴィオーロ」と区別がつかないブドウ品種。

ソムリエさんのブラインド・テースティングで「ネヴィオーロだと思ったらクシマヴロである可能性を疑え」と言われているほど似ている品種なのだそうです。

エーゲ海に近い産地PDOナウサはバローロの印象。内陸部のPDOアミンディオはバルバレスコの印象。

しかし価格は、ものにもよるが半値以下というから素晴らしい。

このあたりも、今ニューヨークでもっともクールなワインと言われる理由でしょうか。

個人的は両方ともにタンニン分がガッツリと感じられるため、若いヴィンテージで楽しむのはもったいない、と感じた次第です。

 

日本でもイケてるソムリエさんはギリシャ・ワインを選ぶことになるんでしょうかね。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「酒屋の株話」グロース派の買い場

 

 

「今年のトウモロコシはうまい!」

それでも、その旬は短い。もうすでに旬が過ぎてしまった感がある。

条件の良い年であっても、旬の食材をより美味しく食べようと思えば、そのタイミングは難しい。

天候を予想してそのタイミングを計ろうとしても、その天候を予想することが、まったくもって容易ではないのだ。たぶん「美味しい」と感じた時がベストなタイミングなのだろう。

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9日のNYダウは、早期利上げ観測が強まり384ドル下げた。

来週の月曜日の日本株市場は、この影響を受けて急落するのかも知れない。

投資のスタイルがバリュー派でもグロース派でも、買いのタイミングは同じなのかも知れない。それでも、特に成長株に投資するグロース派なら、この急落は投資の神様がたとえるところの「Mr.マーケットの悲観」ではないかと思う。

つまりは買い場だ。

トウモロコシの最も美味しいときを狙って天候を予想するように、成長株の買い場を狙ってマクロを予想することもまた容易ではない。

マクロが悲観に動いたなら、成長株を妥当な価格で買いたい投資家にとって、それは素晴らしいタイミングと言えるのではないかと思う。

また、好業績により、その価格水準に魅力を増している銘柄も多いと感じる。

素晴らしい年の、素晴らしいトウモロコシは「美味しい」と思ったときが旬。すなわち買い場だ。

来週の月曜日は「旬」となるのか。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

バルバレスコ セミナー

バルバレスコの有名ブランド、

プロドゥットーリ・デル・バルバレスコのティスティング・セミナーに参加してきました。

 

バルバレスコ セミナー5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリアの二大ワインといえば

バローロ と バルバレスコ。

バローロは ワインの王様/ 王様が飲むワインと 評され

バルバレスコは ワインの王子/女王様の飲むワイン と 評されます。

 

そんな バルバレスコを 代表する生産者が

プロドゥットーリ・デル・バルバレスコ。

 

プロドゥットーリ・デル・バルバレスコは

現在 54のメンバーにより 組織される協同組合。

普通、協同組合のワインというと

安価で 低質の ワインをイメージしがちですが、

ここのワインは 違います。

特に 9つの特級畑から 造られる

バルバレスコ リゼルヴァ の シリーズは

その質の高さで 高い評価を得ています。

あの ロバート・パーカーJr氏も

「最高の生産者組合」と高く評価しています。

 

そんな

プロドゥットーリの代表 アルド・ヴァッツカ氏のお話を聞いてきました。

 

 

 

バルバレスコ セミナー3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず

バローロと バルバレスコの 違いについて

 

バローロとバルバレスコは 同じ イタリアのピエモンテ州にあるワイン産地で

同じ葡萄品種 ネッビオーロを 使い、同じような醸造方法によってワインを造っています。

距離的には 20kmほどしか 離れていないその産地の違いは

やはり 土壌。

フランス語でいうところの 「テロワール」である! とのこと。

 

バルバレスコは タナロ川という 川に近く、その影響をより 受けているのだそう。

 

例えば 冬は 霧が多く、 夏は 湿度が高い など

 

そして 葡萄の成長も バローロに比べると 早く。収穫も 早くなることが多い。

粘土質であり 石灰質も多い土壌は 変わらないが

バルバレスコの方が より 肥沃で

つまり

カリウムやマグネシウムが より多く含まれている。

これは

より

エレガントで 軽めの味わいを 導き出しているそう。

一方、

バローロは

より ボディがしっかりとして ストラクチャーが ハッキリした味わい。

口に含むと 広がりが大きく感じられる。

 

単に 王のワインと 女王のワイン

というだけでなく

とても 分かりやすくて 論理的な説明で 腑に落ちました!!!

 

バルバレスコ セミナー2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

なぜ 生産者組合なのに こんなに 良質で、高評価のワインを造り続けられるのか。

その理由の一つが 設立当初から 守られている 《3つの原則》。

 

《  3つの 原則  》

① ネッビオーロのみを使用

プロドゥットーリのワインは 全て ネッビーロ 100%

カジュアルクラスの 「ネッビオーロ・ランゲ」も 100%ネッビオーロ

それも 100%バルバレスコ地区のネッビオーロです。

② 造ったネッビオーロは 全て 組合に提供する

自分でネッビオーロのワインは醸造できません。

ネッビオーロ以外のブドウを使用したワインは

醸造して、自分ブランドで販売してもいいけれど

ネッビオーロは 全て プロドゥットーリのワインになります。

③ 各メンバーからの葡萄の買い取り金額は 量ではなく 質で決まる

葡萄を 破砕して サンプリングする。

以前は 糖度 のみで 質を判断していたが、最近は 色や タンニンも計るそう。

 

この 3原則が 功を奏して、当初 19の農家でスタートした組合は

現在 54のメンバーに増え、管理する畑も 110ヘクタールと

バルバレスコ 最大の生産者となっています。

 

「新しくメンバーになりたいという人がいたら どうするんですか?」と質問したら

54のメンバー全員で 話し合って

その畑などを見せてもらって決めるとこの。

ちょっとハードル高いのかな。でも、公正・平等って感じですよね。

 

そのクリーンで 平等な感じは

お話されている 代表のアルド・ヴァッツカ氏から

雰囲気伝わってきます。

すごく 理路整然としていて 飾らず、 実直。

バルバレスコ セミナー1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のティスティングセミナーで

とても 良かったのが

リゼルヴァ シリーズ

畑違いの 9つの飲む比べ。

バルバレスコ セミナー4

 

 

 

 

 

 

 

 

すべて 2011年の バルバレスコの グランクリュ。

もちろん

同じ葡萄品種で 同じ醸造方法

違いは テロワールのみ。

でも

それぞれに個性的な味わいに

ワインの面白さを痛感しました。

私が特に気に入ったのは

Muncagota ムンカゴタ

南東向きの畑なので

朝 太陽があたり 午後は影になる。

朝の太陽は それほど暑くないので

畑全体は 涼しい。

だから

この畑のワインは

アロマが強く 花の香りがする

ミントの風味もあり

アフターがすっきりしている

バルバレスコの力強い味わいのなかに

すっとしまった爽やかさがあり

とても エレガントな印象をうけました。

 

ステップでも

現在 2009年ヴィンテージの

Pora ポーラ   と Montestefano モンテステファーノを

扱っています。

 

バルバレスコ セミナー6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Pora は

一番川に 近い区画で 肥沃で 広がりがある畑

甘く 華やかな香りで 柔らかいタンニンで

早いうちから 飲みやすいワイン

 

Montestefano は

9つの畑の中でも 一番力強いワインをつくり出す畑で

「バルバレスコのバローロ」 と 呼ばれています

スモーキーな果実味で アフターにしっかりとタンニンを感じます

 

2011年も 猛暑で 力強い果実が収穫できた 良いヴィンテージ。

2009年も 同じように猛暑だったけれど 9月になると涼しくなり、

熟した良いブドウが採れたと いった お話も聞きました。

2009年は そろそろ 飲みごろを 迎えそうですね。

 

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「白猿ワイン酵母」ワインのような華やかさ

 

 

軽めの赤ワインや、ロゼワインの香りを彷彿とさせる、ワインのような華やかな風味の麦焼酎です。

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【麦焼酎 白猿(しろざる) ワイン酵母使用】 1800ml と 900ml

本格焼酎造りに欠かすことのできない「酵母」。その潜在能力を最大限引き出す。

厳選した二条大麦と、まるで果実のような香りを生み出す「ワイン酵母」を使用し、ゆっくりと低温発酵で醸し、じっくりと低温蒸留。

グラスに注いだときの甘く気品ある香り、優しく包み込むような味わいとキレが生まれた、本格麦焼酎「白猿」。

まさに一盃の価値あり。

 

ワイン好きであり、焼酎好きの酒屋のオヤジとしましては、なかなかの商品ではないかと思う次第です。

「蒸し暑くて喉が渇く、たとえ良く冷えた白ワインであっても、今日はさすがに重く感じるかな!」みたいな時、この「白猿」に氷をたっぷりと入れて、ワインっぽい風味とともに、喉ごしよく飲ってみてはいかがでしょうか。

 

新感覚の麦焼酎「白猿 ワイン酵母使用」は如何でしょうか?

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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