“2016年8月”の記事一覧

「高級ワイン市況」英ポンド急落での価格上昇はそろそろ終了か

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから5年経過。

2014年7月に底打ちしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、はたしてボルドーワイン・バブル崩壊の負の影響を払拭し、健全と呼べるような市場環境に戻ったのか?

昨今の世界の金融市場の混乱は、ワインの収集や投資に影響を与えるのか?

高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

そして、ワイン価格はこの先値上がりするのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察します。

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【ワイン・インデックス2011年7月から2016年7月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、前月末から3.6%の上昇。

2011年11月以降では最大の上昇幅。8ヶ月連続での値上がりとなり、2013年8月以降では最高値となった。

上昇幅が大きかったのはトップスコアのボルドー銘柄。ロバート・パーカー氏から100ポイントの評価を受けたワインが買われた。

上昇幅はCh・レオヴィル・ポワフェレ2009が10.7%、Ch・コス・デスツゥルネル2009が8.7%、CH・ラトゥール2003が9.5%、Ch・マルゴー2010が10.5%、オーパス・ワン2012が9.9%。

一方、値下がりしたのはボルドー以外のトップブランド。

アルマン・ルソー シャンベルタン2010が最も値下がりして9.8%。ペンフォールド・グランジ2009、サシカイヤ2010、DRCラ・ターシュ2012が2~4%の値下がり。

英国のEU離脱による英ポンドの急落により、割安感のある英国で取引されるワインに米国、香港などから買いが入ったようだ。

また、フランスのワイン商からのボルドーワインの買戻しの動きもあったようだ。

英ポンドはユーロや米ドルに対して約10%値を下げたが、英国でのワイン・インデックスの上昇幅は6月7月合わせて約6%。英国で取引されるワインに対してまだ割安感はある。

しかし、今後の英ポンドの動向が予想しにくい状況では、ここから大きくワイン・インデックスが上昇することは難しいのかも知れない。

世界のどこかで、中国でのボルドーワインバブルのような状況がまた勃発するようなことでもあれば、この上昇トレンドは継続するのかも知れない。しかし今のところその可能性は少ないようだ。

もちろん英ポンドがさらに値を下げるようなら、英国で取引されるワイン価格は値上げりすることになるのだが。

英ポンドの動向にワイン相場が翻弄される状況は続きそうだ。

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「酒屋の株話」”苦言は薬なり”でもやっぱり弱気になれない

 

 

いつでもノーテンキに日本株市場に関して強気ばかり書いているブログだが、特に個別株に関してはやっぱり弱気にはなれない。

四半期の決算が出てきた。

トヨタを筆頭に円高による減益が多い。

それでも大幅に業績予想の上方修正を行った銘柄もあった。そして業績が株価を押し上げた。

それでも割高感はなく、過度な過熱感もない。

業績の右肩上がりが予想されるなら、買うか保有し続けるしかなさそうだ。

また業績がパッとしなくてもバリューにすぐれた銘柄はたくさんあると感じる。そんな銘柄は下げたとしても底は浅いレベルにあるのだと思う。

「裁定買い残」の推移が示すように、メージャープレーヤーである外国人投資家からのさらなる激しい売り圧力は想像しにくい。

また過剰流動性がうごめいているような状況下にある株価水準としては、安すぎるのではないか。

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おどろいたことに、空売りファンド「グラウカス」の日本市場における最初のターゲットは「伊藤忠商事」だった。

レポートによれば「伊藤忠が東芝と同規模の会計スキャンダルを引き起こすことになると考えている」とのことで、「強い売り」を推奨している。

株価下落の目標は半値の631円。予想配当利回りで8.7%の水準だ。

総合商社とは最も分かりにくい業種のひとつであり、東芝の”チャレンジ”まではないとしても、市況のリスクや「たぶんイロイロと調整されてるんだろうな~」と市場が考えるから割安感ある株価水準で、配当利回りも高いのだと思う。

そんな商社の商売を徹底的に調べ上げ、最悪のシナリオでの会計方法で目標株価が631円ということなのか。

今後どのような展開に発展するのかは想像もできないが、もし本当に株価が631円レベルまで値下がりするなら、状況にもよるが、非常に魅力的な水準だと感じる人は少なくないように思う。

信用倍率は一気に低下している様子。

やっぱり弱気にはなれない。

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「グランジュ・ブリュレ」やさしさある自然派ボルドー

 

 

エレガントでやさしい味わいの、飲みごろ自然派ボルドーワインのご紹介です。

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【ドメーヌ・グランジュ・ブリュレ2011】

ある著名なワイン評論家曰く、「若いボルドーワインを飲むのは、ワインを無駄にしているようなものだ」と。

このグランジュ・ブリュレも若いうちは、まだかたく締まった印象があったのですが、やっとそんな角がとれてやわらくなって来ました。

もともと繊細でエレガントなタイプですから、ボルドーワインとしてはとても飲みやすく軽やかな印象。そしてそんなタイプのワインですから5年ぐらいから飲みごろがスタートするようです。

やはりボルドーなどの伝統的ワイン産地のワインは、熟成してこそその価値が表れるということでしょう。

飲みごろになった、エレガントでやさしく綺麗なタイプの自然派ボルドーワインは如何でしょうか?

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「ウゾ12」美味しい水をたっぷりと飲む

 

 

いつもワインを購入されるお客様がおられます。

そのお客様がここに来て、当店おススメの量り売りでの本格焼酎ばかりを購入されるようになりました。

聞けば、本格焼酎を美味しい水で割って飲めば、水分をたっぷりと摂取できるため調子が良いのだとか。

たしかに夏は喉が渇くため、アルコール度数が高いものでは、ともすると飲み過ぎてしまうこともあるようです。

水で割って味わいが伸びるタイプのお酒なら、ガブガブと喉ごし良く飲って、水分もたっぷりととれるから身体にも嬉しいのかも知れません。

そこで、美味しい水で割って美味しいヨーロッパの庶民的なお酒をご紹介します。

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【ウゾ12】Alc38% 700ml と「金属を錆びさせない奇跡の美味しい水」

ウゾ12はギリシャのお酒で、ホワイトブランデーにアニスやウイキョウなどのハーブの風味がついている庶民の酒。

水割りにすると白く濁ります。清涼感とほんのりとした甘みのある味わいです。

ハーブ系の風味ですから、やはりハーブを使った南ヨーロッパの魚介料理との相性もバツグンなのです。

水をたくさん飲もうと思っても、水だけではなかなか飲みにくいですね。

水にアルコールを加えれば、水分補給の効果は薄れるのかも知れませんが、それでもビックリするほど飲めるから不思議です。

ひょっとしたら、ウゾの水割りは暑い夏に水分をたくさんとるためのヨーロッパの知恵なのかも知れませんね。

美味しい水と一緒にウゾ12は如何でしょうか?

 

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「ラ・カデット レ・ヴォー・ブトン」自然派ご用達のブルゴーニュ

 

 

気合の入った自然派ブルゴーニュワインのご紹介です。

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【ドメーヌ・ド・ラ・カデット ブルゴーニュ ピノ・ノワール レ・ヴォー・ブトン 2009】750ml Alc11.5%

いわゆる自然派的な味わいのブルゴーニュワインです。

スルスルと口の中を滑って行ってしまうような、繊細でエレガントさのあるブルゴーニュ。それでいて、2009年の当たり年らしく深みを感じる味わいです。

なんでも、かなり気合の入った自然派ワインの造り手のワインで、このレ・ヴォー・ブトンを置いている飲食店は、フランスでもほとんど自然派に限られているとのこと。

自然派ワインが好きで、なおかつブルゴーニュワインが好きな方に、おススメできるワインなのです。

当たり年のストラクチャーのしっかりしている2009年ヴィンテージですから、そのポテンシャルの高さは期待できそうです。

気合の入った自然派なブルゴーニュワインは如何でしょうか?

 

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