“2015年1月”の記事一覧

スコットランドに初の日本酒蔵!

 

 

酒類専門の情報サイト「ザ・ドリンク・ビジネス」によれば、スコットランドで初となる日本酒蔵の設立が承認されたとのこと。

名前は「Nigori-sake The Arran Brewery」で、既にビールを生産している「The Arran Brewery」が運営する。

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【ザ・アラン・ブルワリーさんのサイト】

アラン・ブルワリーさんはスコットランドのアラン島にある2000年に設立されたビールメーカーで、そのクオリティーは高く、早くから数々の賞を獲得しているビールメーカー。

日本にもそのビールは輸入されており、ビールファンの方々に高い人気を得ているようです。

驚いたことに、ここで造られる日本酒もまた、そのほとんどを日本で販売する計画なのだそうだ。

アラン・ブルワリーは、このプランを承認したノース・エアーシア協議会から、あわせて瓶詰め設備やビヤホール、醸造学校、リサーチなども購入したとのこと。

そしてスコットランドの本島にある、ドレグホーンにビジターセンターを建設し、年間で3万人程度が訪れるような観光施設にする予定なのだそうだ。

そこには日本の美術や文化、酒造りの歴史などを紹介する施設もつくるとのこと。

なぜなら、スコットランドのドレグホーンと日本にはつながりがあるのだそうで、例えば日本ではドレグホーンの古いものが結構発見できるのだとか。

ドレグホーンの教会に使われていたものが一旦解体され、東京などで新たに再利用されているケースは多いとのことだ。

 

日本酒蔵は観光施設のためだったんんですね。「日本」はスコットランドでも人気のあるブランドになったってことでしょうか。

たぶん、その施設でお土産に日本酒の販売を行う感じでしょうかね。

日本では朝ドラでスコットランドが注目され、スコットランドでは逆に日本に注目しているとは、なかなか素晴らしい文化交流だと感じた次第です。

 

 

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自然派ワインを愉しむ会 WITH Teru Cafe

蕨市の旧中山道沿いに 昨年オープンした、Teru Cafe  さんで ワイン会を 開催します。

 

 

Teru Cafe オーナーの 橋田英美 さんは マクロ・ビオティックの 先生。

カフェで 提供されるお料理も、マクロビオティックをベースに 玄米や大豆タンパク、雑穀

そして 有機野菜をたっぷり使った身体に 優しい 自然派ごはんです。

 

一昨年、ステップでも コラボ企画として ワイン会を やらせて頂きました。

橋田さんのお料理とても好評でした。

 

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前回のコラボ企画での 橋田さんのお料理の一部

 

今回も 愉しみにしてくださいね。

 

 

ワインは、 有機栽培や 昔ながらの自然な造りにこだわる造り手の自然派ワインを

4種類ほどご用意する予定です。

 

 

酒倶楽部 ステップ With Teru Cafe

「自然派ワインを愉しむ会」

2月7日(土) 18:00~20:00

会費 4000円(税込)

場所 自然派 ごはん Teru Cafe

蕨市北町2-9-22

080-7033-1957

http://www.terucafe.com/

定員 10名 (定員になり次第締め切り)

 

お申込みは

Teru Cafe  (テル・カフェ)  もしくは ステップ まで

お電話・メール・店頭 にて

 

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グランヴァン(ほとんどボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?その42

 

 

グランヴァン(ボルドー高級ワインがメイン)価格は、ブラックマンデーすぐ後の1988年からインデックス・ベースで2011年6月まで約20倍に高騰。

ピーク時にはシャトー・ラフィット・ロートシルト2008ヴィンテージのボトルに、当時最大の販売先であった中国の繁栄の意味「八」を刻むとのニュースが伝わったことから、ラフィット2008が大きく買われ、グランヴァン市場の価格を一気に押し上げて相場のピークを形成。

その後は中国でのバブルの縮小と歩調を合わせるようにボルドーワインは値を下げ続けた。

中国が主導したボルドーワイン・バブルは2011年6月をピークに崩壊した。

今後は、「はたしてグランヴァン市場はバブル崩壊を乗り越えたのか?」みたいなことを酒屋のオヤジなりに推察したいと思う。今回はその42回目。

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【グランヴァン(ほとんどボルドー)・インデックスの2009年12月から2014年12月末までの推移】

12月末のインデックス価格は11月末と同じ水準で変わらず。しかし、2015年に入った途端に買われ約1%年末から上昇している。

高級ワインの業者間取引サイト Liv-ex によれば、昨年の12月に最も値を上げたのがオーストラリアの「ペンフォールド・グランジ2008」で、10.8%上昇し1ケース£3,812で取引された。

ザ・ワイン・スペクテーターと、マスター・オブ・ワインのリサ・パアロッティ・ブラウンさん率いるザ・ワイン・アドヴォケイトの両方が100点のスコア―を与えたことによる。

また、「シャトー・ムートン・ロートシルト2005」のパーカーポイントが96から99+に引き上げられたことにより、6.5%上昇し1ケース£3,790で取引された。

Liv-ex での取引は再びボルドーワインの取引比率が増加に転じているようだ。香港で開催されるオークションでは、中国の正月である春節をひかえていることから「ひつじ」のラベルのトップ・ブランド・ワインであるシャトー・ムートン・ロートシルトが積極的に蔵出しのコレクションを出品するとのこと。

ボルドーワイン相場の今後を占う上で注目されるのが、春に行われる2014年ヴィンテージのアン・プリムール(ボルドーワインの先物契約)と、このところのドル高と、経済が好調なアメリカのバイヤーの動向。

アメリカのバイヤーは、特に価格とヴィンテージに敏感であり、ワインのトレードに関して最近ではイギリスなどよりも上手なのだとか。相場が下がった今、ボルドーのトップ・ブランドの、トップ・ヴィンテージである2009年、2010年を買っている。

ボルドーワイン価格の下落とドル高で、価格とヴィンテージに敏感なアメリカ人にとっても、魅力のある水準に達した様子。

また、春のアン・プリムールに関しても、市場のコンセンサスは楽観的なようで、シャトー側は説得力ある価格を提示するのではないかとみられているようだ。

近年のヴィンテージのボルドーワイン価格は下げ止まったというのが市場のコンセンサス。

2014年ヴィンテージのアン・プリムムールまではじり高で推移、その後はアン・プリムールの結果次第なのかも知れないが、再び上値を試すというのがベストなシナリオとみられる。

 

 

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「ファルネーゼ」イタリアの新酒試飲販売

 

 

この週末にご試飲いただけるワインは、イタリアの人気ワイン新酒。

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【ファルネーゼ ヴィーノ・ノヴェッロ・ロッソ 2014】

ブドウ品種:サンジョベーゼ、モンテプルチアーノ

スタイリッシュな現代的テイストとも言える、評価も人気も高いファルネーゼさんの新酒。船便のため解禁日を気にしない入荷です。

ブレンドも絶妙です。繊細さときれいな酸味が魅力のサンジョベーゼと、深みやなめらかさが魅力のモンテプルチアーノ。新酒のフレッシュさをバランスよく楽しめる組み合わせではないでしょうか。

チェリーやラズベリーといった、フレッシュな赤い果実の香りと、たっぷりな果実味を楽しんでいただけます。

いわゆるワイン通の方々に、あまり好ましく思われていないのが、ワインの新酒かも知れません。

しかし、その分形式にとらわれずに楽しめるワインとも言えます。

コップに目いっぱい注いでコップワインとか、炭酸で割ってワインソーダなど、気楽に楽しんでいただけるワインだと思うのです。

お時間がありましたら、この機会に試飲してみて下さい。美味しいですよ!

気さくに楽しむイタリアの新酒は如何でしょうか?

 

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成熟産業は敗者のゲームなのか

 

 

飲食業界とは、たぶんもう十分に成熟産業だと思います。酒販業界などは、もうそのレベルを超えて衰退産業なのでしょう。

飲食業界で最近目立つ記事と言えば、マクドナルドさん、ワタミさん、ゼンショーさんが苦境に陥っていること。

これらの記事で感じるのは、「成熟産業(衰退産業も)は敗者のゲームではないか!?」と言うことです。

人件費や原料費などの行き過ぎたコスト削減は、過度なリスクだったんですね。

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敗者のゲームとは、例えばプロのテニス選手の試合では、勝ちに行って勝ちます。しかしアマチュアの試合のほとんどは相手のミスによって勝ちに至るわけです。

アマチュアの選手にとっては、ミスを犯さないプレースタイルが重要で、リスクを取って勝ちを急げば、それは不必要なリスクとなるみたいなことでしょうか。

金融業界で「インデックスに投資しましょう!」みたいな意味で使われるのがほとんどだと思うのですが。

成熟した業界(もちろん衰退業界も)でも同じような状況ではないかと感じるのです。成熟産業での過度なリスクを取っての経費の削減などは、結局その過度なリスクが露呈することになるわけで、無理があるのように思うのです。

もちろん酒販業界などの衰退産業は、当然のごとく敗者のゲームの業界なのでしょう。過度なリスクを取れば、その先は非常に悲観的な運命が待ち受けている感じでしょうか。

過度なリスク(不必要なリスク)を取って勝ちに行かないということも、成熟した産業で生き残るために必要なのではないでしょうか。成熟産業や衰退産業でインデックスをアウトパフォームしようとすれば、そのリスクは非常に大きいわけですね・・・・・・・・消極的過ぎるって怒られるかも知れませんが(汗)。

逆に、商売に係る人たちがみんなハッピーになれるような環境が、これからは必要な気がします。

好きな商品を楽しみながら商っていれば、自然と働く人たちも、お客様も集まってくるように思うのです・・・・・・・・でも、酒屋のオヤジの場合には、酒好きが酒屋ってだけで、まだまだ楽しむ域には、まったく達していないのですが(汗)。

最近の飲食業界の記事は、独立系の小規模な商売の反面教師のような気がしております。

 

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