“2014年3月”の記事一覧

飲んべーさんのウォーキング

私事で恐縮ですが、どういうわけだか最近は朝のウォーキングが飽きずに続けられてます。

爽快感を感じるぐらいのほどほどの距離を毎朝歩くのが、続けられるコツなのかも知れません。また歩くコースも大切で、気分よく歩けるルートがイイですね。

実はそのウォーキングに関して、酒屋のオヤジには心のメンターと呼べるような方がおります。その方は酒屋のお客様なのですが、ウォーキングの成果が見事に出て、見た目には、「ひょっとして聞いてはいけないようなごびょう・・・・・・・(汗)!」なんて思えるぐらいまで身体をしぼられたんです。

酒屋のオヤジもその方に習ってウォーキングを始めたのですが、いつもほどほどで止めちゃうためか、見た目にはまったく成果は出ておりません(汗)!

先日、「このお客様は、やっぱり酒屋のオヤジにとって真の心のメンターだ!」と思えたことがありました。

その方は、酒屋のオヤジと同じように平日休み。もちろん特に用事のない休日にはウォーキングに出かけることになるわけですが、その休日バージョンのウォーキングはちょっと特別なのでした。

立ち飲み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその休日バージョンのウォーキングとは、歩く場所が荒川の土手などではなく、ちょっと離れた繁華街に向かうコース取り。歩けば当然ですが喉が渇きます。そこで、そのウォーキングの目標地点である繁華街で酒場放浪記しちゃうわけですね。

もちろんその後にまたウォーキングでは身体に悪そうなので、帰りは電車かタクシーです。

より健康的な酒場放浪記なわけです。ウォーキング・ファンであり、飲んべーの一人としては素晴らしい休日の過ごし方ではないかと思った次第。

ウォーキング後の爽快でほてった身体に、まずはよく冷えたビールかホッピーで喉の渇きをいやし、また身体をクールダウンさせます。その後に冷奴でもアテにしながらコップ酒をキューっと。気分を良くしたらサラリーマンの方々が押し寄せる前に退散。ながっちりはいけません。

でも・・・それでもの足りなかったら、今度は焼酎に梅液をちょろっと垂らして、やおら・・・・・・・ながっちりっちゃいそうだなぁ・・・・・(笑)!

今のところ休日のたびに用事があって実行したことはないのですが、いつかは楽しみたいウォーキング&酒場放浪なのであります。

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燗酒と干物

最近ではワインと食べ物の相性の研究も進み、ワインに絶対に合わない食べ物として干物があるのだそうだ。

なんでも、魚介類に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)などの脂は酸化しやすく「過酸化脂質」に変わるのだそうで、その成分がワインに含まれる鉄分と絡むと臭みをもたらすようだ。

では、そんなワインには絶対に合わない干物と抜群の相性のアルコールってなに?

とくれば、やっぱりそれは燗酒でしょう!なにもわざわざ日本の伝統的食材をアテにワインを飲まなくても、伝統的な酒を、伝統的な方法で飲めば、それが最高に相性がよいわけですね。

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【燗酒の鑑評会で最高金賞の評価を得た清酒などの燗上がりする日本酒】

 焼いた干物といえば朝食に食べるイメージがあります。しかし飲んべーの一人としては、伊豆あたりからのお土産で頂戴するような美味しい干物を朝食に、それもお酒もなしでいただくのはあまりにももったいない気がするのです。

美味しい干物をいただくのなら、燗上がりする日本酒が必要でしょう!

たぶん日本酒はワインと違って、酸化した魚介類の脂の臭みみたいなものを消し去ってくれる効果があるのではないでしょうか。

また、キャビアにシャンパンを合わせる場合には、キャビアにサワークリームをつけないとシャンパンには合わないのだそうですが、ひょっとしたら、そのまんまのキャビアは日本酒と合うのかも知れませんね。

三寒四温と言いますが今日はまた本当に寒い。今晩あたりは、子供が朝食で残した干物でもアテにして、温かくつけたのをキューっと飲りますかな(笑)!

 

 

 

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ワイン会報告 その2 エアレーション

3月2日のワイン会 テーマは 「新入荷!とっておきのイタリアワイン」でした。

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お出しした3つのワイナリーの一つ ガッタの ワインも美味しかったですよ。

イタリア ロンバルディア州 の 【 ガッタ 】 は 現在 長期熟成タイプのフランチャコルタが人気ですが、もともと 濃厚な赤ワイン造りから始まったワイナリー。

今回のワイン会では ガッタ ネグス 2006 を 開けました。

そして ちょうど 「ワイン  エアレーター」 なるもの を 入手していましたので お客様には内緒で このエアレーターを使って 実験的な飲み比べをしていただきました(笑)。

「ワイン エアレーター」というのは イタリア製の「 ポネンテ 」 という製品です。見た目は まさに 「 ドリップストッパー 」と同じ。

ドリップストッパーのなかに 尾びれみたいなものが 付いているんですが、そこをワインが通ると デキャンターしたように ワインを開かせるというもの。

取り扱いは とっても簡単で、くるっと丸めて ワインの注ぎ口に入れるだけ。

この日、私は 赤ワイン ネグス を 一つのグラスには だだの ドリップストッパー を つかって 注ぎ、もう一つのグラスには ワインエアレーター ポネンテ を 使って注ぎ お客様に お出ししました。

同じワインとは つゆとも知らないお客様たちは 私の 「 どう ちがいます~ 」 という問いかけに ワクワク どきどき しながら 正直に感想を述べてくださいました。

でも その感想がするどい!

エアレーターを通したものは 「やわらくて 美味しい!」 「熟成している」 「値段が高いのではないか」 といったお答えが。

エアレーターを通していない方は 「フレッシュな味わい!」 といった感想が。

つまり エアレーター ポネンテ を 通すのと 通さないのとでは 明らかに 味わいが 違う ということが 証明されたのです。

その後、種明かしをし、エアレーターについてのお話をし、皆さんと 大笑いをしました。

さっそく 「エアレーター ポネンタ」の ご注文も頂きました。

エアレーターを 通すと 値段の高いワインに 味わいが変わるのだから お買い得 ですよね。(お客様の感想です)

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「アリアニコ・デル・ヴルトゥレ」南イタリアの女王!

南イタリアを代表するブドウ品種、アリアニコのワインです。

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【アリアニコ・デル・ヴルトゥレ・バリカート・オラツィーノDOC】

火山性の土壌を好むアリアニコは、南イタリアのカンパーニャ州の「タウラージ」と、このバジリカータ州の「アリアーニコ・デル・ヴルトゥレ」で育つものが最も優れたワインとなるとされているのだそうです。

両方ともに南イタリアのワインらしい香り高く、凝縮感があり、密度の高いヴォリューム感がありますが、バジリカータ州の「アリアーニコ・デル・ヴルトゥレ」の方が比較的フルーティでやわらかく繊細な印象。

 なんでも英国の著名ワイン評論家は、「アリアニコがイタリアで最も優れたワインになる可能性がある」としているのだそうだ。

酒屋のオヤジとしては、フランスでもイタリアでも、なぜか南部のワインには割安感があるような気がします。フランスではもちろん「ラングードック」や「ルーション」のワインですが、イタリアでは南部のアリアーニコ種やネロ・ダーボラ種などに割安感のあるものが多いような気がします・・・・っていうか、そもそもそれほど高い価格のものを見かけません。

 ともすると、洗練されたとは正反対の牧歌的な印象のワインもある南イタリアのワインですが、その塩梅が日本のたまり醤油とか八丁味噌のような、なんとも言えない味わい深さではないでしょうか。

風光明媚で知られるイタリアの土踏まずの部分、バジリカータ州を代表するコストパフォーマンスの高いワイン「「アリアーニコ・デル・ヴルトゥレ」は如何でしょうか?

 

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ワイン会報告!

昨日、ステップワインとチーズ デリシャスの会を 開かせていただきました。

雨の降る、肌寒い中ご来店いただいた 8名のお客様と 美味しいワインとチーズ そして 手づくり料理で 楽しませていただきました。

 

2014.3 ワイン会 モザイク画1

 

 

 

 

 

 

 

テーマは 「新入荷!とっておきのイタリアワイン」

まだ 日本に輸入されて間もない 北イタリアの3つのメーカーのワインを 以下の8種類 飲みました!

チーズやタパスは 下記リストの通り。

 

① ガッタ  DOCG フランチャコルタ ドサッジョ ゼロ ミレジマート 2005

② ボルトルッソ フリウラーノ DOP フリウリアンニア 2012

③ ボルトルッソ リボッラ・ジャッラ IGP 2012

④ ボルトルッソ トラミナー・アロマティコ IGP 2012

⑤ ボルトルッソ メルロー・プリヴィレージュ IGP 2009

⑥ ボルトルッソ スキオペッティーノ IGP 2011

⑦ ガッタ ネグス DOC セラーティカスペリオーレ 2006

⑧ カベディーニ  DOCG レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ 2011

チーズ

●スピッチコ アフミカート ●クロタン ドゥ シュヴィニョール ●ロッソ ディ ランガ ●シャロップ シャーブルー ●デルモンヴュリー ●バリカト アルペペ

タパス

●東川口中山おばあちゃんのねぎのマリネ ●ジャガイモのニョッキ トマトソース ●ボローニャ風豚肉のミルク煮

 

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ガッタ GATTA は ロンバルディア州の Cellatica にあるワイナリー。もともと ガッチリした赤ワインを造っていましたが

周りのワイナリーに倣って、1990年より フランチャコルタの製造を開始。 小さいながら こだわりの造りで 地元でも評判なのだとか。

GATTAの ブドウ畑は フランチャコルタの産地でも 東部に位置し、標高も440mと 高く、ミネラルを多く含む粘土・石灰質の比類ない土壌は、大手がひしめく西部とは違い、より酸が際立ちエレガントに仕上がっています。

そして、何よりの特徴は 長い熟成。もともとフランチャコルタの熟成法定基準は フランスのシャンパーニュより長いのですが、今回 飲んだ ミレジマートは 法定30ヶ月の熟成のところ 60ヶ月も熟成しています。トーストしたナッツやブリオッシュのような香ばしさに、レモングラスのような爽やか。ミネラルの旨みにほろ苦味がまじりあって飲み応えありのスパークリングワインです!

 

2014.3 ワイン会 001

 

 

 

 

 

 

 

今回 白3種・赤2種 を 飲んだ エミリオ・ボルトルッソ EMIRIO BORTOLUSSO は フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にある4代続くワイナリー。もともと海であった 干潟にある葡萄畑は カルシウムを豊富に含み、海に近いため年間を通じてぶどうの樹は塩分を含んだ潮風(Scirocco)にさらせれています。その影響か、どのワインも ミネラル感がたっぷりと感じれ、爽やかな中に旨みがあるとても 面白くて美味しいワインです。

「面白い」と いったのは 今回飲んだ 5種類のブドウ品種。

メルローのような国際品種もありますが、リボッラ・ジャッラ や スキオペッティーノ といった 聞くのも、飲むのも 初めてといった 地葡萄は 私も お客様たちも そのはっきりとした個性と美味しさに びっくりしました。

特に 白ワイン3種は 良かったですね。白ワインって 「こんなに美味しかったっけ!?」と おっしゃってる方もいましたよ。

「フリウラーノ」は フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州やヴェネト州で栽培されている葡萄ですが、ソフトな口あたり、りんごのコンポートを頬張ったようなたっぷりとした果実味が口いっぱいに広がります。

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「リボッラ・ジャッラ」は フリウリ・ヴェネツィア・ジューリアの土着品種ですが、 収穫量が減少しているなか15年くらい前から 見直されまた復権しているのだとか。 柑橘系のみかんやネーブルなどの強い香りで、厚みのある口あたりで、なめらかな果実味の中に微かにドライハーブやスパイスの風味が混ざる。ワイルドでインパクトある白ワイン。今回、イギリスのブルーチーズ「シャロップ シャーブルー」と合わせたら とっても美味しくて、参加されたお客様も「まさか!白ワインに ブルーチーズが合うなんて!」と 感動!!!してる方も数名いました。私も 目からウロコでした。

「トラミナー・アロマティコ」 そうです。別名 ゲヴュルツトラミネール。フランスのアルザスや ドイツでも栽培されていますよね。でも、もともとイタリアのトレンティーノ・アルトアディージョ州原産の葡萄なのです。そして、ここフリウリ・ヴェネツィア・ジューリアでも栽培されています。バラの花やライチなどの甘い香りで たっぷりとした果実味のなかにオレンジピールのようなほろ苦味、白コショウのようなスパイシーさがあいまって幸せな気持ちになります。今回参加されたお客様にも スゴイ人気でした。

最後に ヴェネト州の カヴェディーニの レチョートを開けました。 「こんなデザートワインがあったのね。」「甘いだけでなく、キレイな果実味もあって美味しい!」といった意見も。このワインについては 別日のブログにも 書かせていただいています。

 

イタリアの地葡萄の飲み比べは とっても楽しかったので、また次回 ほかの産地で 企画してみてもいいですね。

次回は 6月1日(日) 13:00~を予定しています。

 

 

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