“2013年7月”の記事一覧

先週末、ボルドーでも激しい嵐

ワイン専門誌「デキャンター.com」によれば、ブルゴーニュに続き、先週末にはメドック地区でも強風と豪雨による嵐に見舞われたとのこと。

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ブドウ畑への被害はそれほど大きくないようだが、ワイナリ―の象徴的な木がなぎ倒されたり、ワイナリ―の旗ざおが倒されたりと、凄まじい嵐だったのだそうだ。

シャトー・ラフィット・ロートシルトでは、その美しいシャトーの有名な丘にある柳の木がなぎ倒された。

また、ポイヤック教会の鐘の塔は50メートルほど吹き飛ばされた。コス・デ・ストゥルネルやポンテ・カネでも旗ざおが倒され、シャトー・パルメでも前にあるオークの木が倒された。

電力の供給にも影響がでた。グリオ・ラローズとポンテ・カネ はバックアップのためのジェネレーターを持っていたが、それ以外のワイナリ―には設備がなく、気温が上がればワイン在庫に影響がでる可能性があった。

ほとんどの地域では、電力供給が回復したが、場所によっては月曜日~火曜日まで電力供給がストップした地域もあったようだ。

ポイヤックの一部はまるで竜巻が襲ったようだったとのことで、ブドウ畑が重大な影響を受けてもおかしくないような嵐だったようです。

ボルドー右岸でも雹が降ったが、特に重大な被害はなかったとのこと。その他、シャンパーニュやコニャックなども嵐が襲ったようだ。

 日本のゲリラ豪雨と同じように、ヨーロッパでも局地的な嵐があるようですね。嵐の来る前までは暑い日が続いたようで、嵐による被害がなければ良いワインが期待できそうです。

日本にいるとブルゴーニュやボルドーでの、年ごとの天候によるヴィンテージの違いは実感できませんが、天候がの助けがなければ、”偉大”と呼ばれるワインは出来そうにないようです。

大変なお仕事なんですね!

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「本格焼酎」夏帰省のお土産

いよいよお勤めの方々にとっても夏休みのシーズンですね。

今どきの夏休みとは、消化しなければならない業務の一部なのだそうで、どんなに忙しくても夏休みをとり、自宅もしくは旅行先からメール連絡で仕事を行うという、なかなか気の休まらない休日のようです。

どこに居てもメールは送られて来ます。休日だからって週末以外は昼間っから飲んだくれてるわけにはいかないんですね。頑張って下さい。

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【ギフトにおススメの本格焼酎】

さて夏休みといえば、先ず帰省ですね。それも、できれば混み合うお盆の時期を避けての帰省が理想的でしょうか。

帰省先には必ず一人ぐらい飲んベーさんがおられて、お土産にちょっと変った、けど美味しい焼酎があれば、喜ばれることはあっても、無駄になるようなことはないのです。

 また、帰省のための移動のわずらわしさと、帰省先でのあいさつ、会社から容赦なく送られてくるメールへの返事と、平日よりも忙しい思いをした夜に必要なのは、キレイな星空と、旨い焼酎ではないでしょうか。

せっかくのお休みです。夜ぐらいは旨い焼酎飲って、リラックスして来ましょうね。

帰省のお土産用&自分用に本格焼酎は如何でしょうか?

 

 

 

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「茅台酒」中国で激しい値引き

昨年あたりまで中国の経済成長にともなって値上がりしていた、中国の高級酒である茅台酒を含む白酒メーカーが大胆な値引きで消費を増やそうとしているとのこと。

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【御存じ田中角栄元首相が、日中国交回復の式典で乾杯を交わした中国の高級酒の「茅台酒」】

酒類専門誌「ドリンク・ビジネス」によれば、中国の消費者がビールやワインを好むようになり、白酒の売れ行きが良くないことから、最もアルコールの消費が高くなる夏場に、白酒メーカーが大幅な値引き販売を決めた。

 メーカーでの値引き率は37%~50%だが、小売ベースでは平均60%の値下げとなっているのだとか。ワインやビールと違い、夏場は白酒の売上が落ち込み、価格も下がるが今年ほど大きい値下げ率ははじめて。

価格はここ3年間での最安値となった。この安値をうけて消費者や業者系は、秋のお祭りシーズンでの需要回復を当て込んで買いだめに動いているとのこと。

一方、実需の現場では、中国で白酒を飲んでいた人達の20%以上が、白酒のかわりにワインを飲むようになったとのこと。

秋のお祭りシーズンに価格は回復するが、ここ数年の高値に迫るほどの回復は見込めないようだ。

日本と同じ少子高齢化の問題を抱え、カンペー(一気飲み)の文化を持つ中国で、アルコール度数50度を超える白酒は、構造的な斜陽傾向があるように思えます。

 

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「Chラ・パーズ」冷やして旨いボルドーの赤

「このクソ暑い時期に、ガッチリ重いボルドーの赤ですか・・・・・・???」

「それも冷やして!?・・・・・常識ハズレじゃない?・・・ボジョレーじゃあるまいし!!」とのご意見はごもっとも。

しかし、カベルネ・ソーヴィニョン系って、ものによっては冷やしてもイケるんですよ、これがまた!特に今の季節には。

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今の時期に冷やして美味しいボルドーの赤 【シャトー・ラ・パーズ】 現在価格980円

 評価が高く”素晴らしい”ワインは、いつどんな時でも素晴らしいわけではないのです。例えば暑い日のバーベキューに、「脂ののった肉をジュ―ジュー焼いて食うぞ~!」って思えば、冷たい赤ワインは理想的でしょう。

写真の「Chラ・パーズ」は、いわゆるボルドー的味わいのボルドーの赤ワイン。ややボルドーとしては軽めかも知れませんが、冷やして旨いボルドーワインなのです。

その甘みのあるハーブのような印象と、クリーミーさのあるしなやかさ、カベルネ・ソーヴィニョン種主体ならではのタンニンがアクセントとなって、この蒸し暑い時期に冷たくして美味しいんですよ!

夏と言えばバーベキュー!バーベキューと言えば肉!肉と言えば赤ワインですね!

オッサン方が集まって、汗をふきふき、軽口たたき合いながら、生ビール片手にバーベキューのための炭おこし。この瞬間の生ビールの旨さたるや、「人生はこのためにあったのか!」としみじみと思うわけです。

そしてそして、その旨い生ビールを3~4杯飲っつけたころでバーベキューの準備はOK!いよいよ肉を炭火でジュ―ジューいわせ、煙りとともにイイにおいを漂わせながら焼く、焼く、焼く・・・・。

「このクソ暑い日に、大汗かいて、おもいっきり肉食うなら、冷た~い赤ワインだべ!」となるは必然。そこから始まる、肉食って赤ワイン、肉食って赤ワイン、肉食って・・・・・・・・・・・・・・たまにおしゃべり・・・・とマッチョで、マスキランに、オッサン達の至福の時間は過ぎて行くのであった。

・・・・・そんなことで、肉食って冷たいボルドーの赤は如何ですか?

 

 

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ブルゴーニュワイン価格はスカイロケットに!2013年は壊滅的被害

今週、収穫期を前にしたブルゴーニュで、昨年に引き続きまたもや雹を伴う嵐の被害を受けた。壊滅的とも言える今回の被害で場所によっては90%のブドウを失ったとのこと。

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 関係者曰く、「まさに悲劇だ。」「年に一度の収穫のために年365日働き、最高のブドウを育てるための努力の成果が、たった2時間やそこらの天候被害で、そのほとんどを失った。」「この分では廃業を選ぶ業者もありそうだ。」と。

雹はピンポン玉や卵ぐらいに大きく、この嵐の被害からの回復には3年はかかる見込みだ。また、今後更なる嵐も予想されている。

ブルゴーニュでは2009年以降フルサイズでの収穫がない。特に昨年、2012年の天候被害では大幅な減産となり、バルクワインが高騰している。また、中国などアジアでのワイン人気がブルゴーニュワインへ移ったことにより、高級ブルゴーニュワイン価格も上昇している。

この2013年の壊滅的な天候被害を受けて、すべてのブルゴーニュワインで、供給のひっ迫、価格の上昇は避けられない様相だ。

酒屋ではそろそろボジョレーヌーボーの予約入れる時期になります。状況が一変した今週の天候被害でどの様に状況が変化するのか、価格、量、質と今後の展開が気になるところです。

 

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